ゲーム

ゲーム

知る人ぞ知る傑作ゲームと相成ったSRPG「Battle Brothers」の開発チーム:Overhype Studiosが新作「MENACE」そのデモ版をSteamでリリース

邦語実装がなかったこともあってか知る人ぞ知る傑作ゲームと相成ったSRPG「Battle Brothers」の開発チームであるOverhype Studiosがスタジオ新作のデモ版をSteamでリリースしている。それがSRPGジャンルにおける新しい局面を切り拓いているであろうターン制タクティカルゲーム「MENACE」である。デモ版は邦語実装されていないものの正規版では実装される見込みとのこと。正規版のリリースは2026年2月5日になっていてそう遠くないうちにこの意欲的なSRPGを邦語環境で楽しめるというわけだ。私もリリースされた暁には買おうと思っている。「Battle Brothers」は2017年3月24日にリリースされた中世西洋風ターンベースタクティカルローグライク傭兵団運営シミュレーションゲーム。グラフィックスは正直貧相なんだがこのゲームはSteamでは知っているものがままいるSRPGの白眉。基本的にパーマデスで駒風のユニットを操作していき難度の極めて高いSRPGの世界をハードコアに楽しむことが出来る。言っておくが本作一見さんお断りの難易度を誇る。SteamではSRPGコア層の熱狂...
ゲーム

ゼロからわかるエマ・ワトソンとJ・K・ローリングの”仲違い”事件

どうやらBBCがかなり詳しく記事で伝える通り俳優エマ・ワトソンと小説家J・K・ローリングの仲違いは真実なようだ。知っての通りエマは今や世界的な女優。というのもローリングの原作を映像化した大ヒットファンタジー映画「ハリーポッター」シリーズに主演俳優の一員としてキャストされているのが当のエマ・ワトソンである。エマはハーマイオニー・グレンジャー役でキャストされ事実上ハリポタ・ワールドのメインヒロインといっていい立場にある。誰もが認めるようにこの作品でブレイクしたのは間違いないキャリアを持っているので原作小説を記したローリングとの不和はかなり驚きをもってして迎えるべき事象のことのようにゲヲログも思っている。ゲヲログでもかって伝えた通りローリングはトランスフォビア(トランスジェンダー嫌悪者)であると批判の槍玉にあがったことがある。このエマとローリングの不和もこの性差を巡る微妙な価値観の問題に端を発しているのだ。ローリングはXポストでかってこう述べたことがありそれがトランスフォビアに属する意見だとする論理の名のもとにSNS上で大炎上事件を起こしたことがあるのだ。これについては(繰り返すように)ゲヲ...
ゲーム

ANオマージュSS~「ドリアン記念日」

8/29のアストロノーツ帳「ドリアン記念日」今日は一週間前に我が家の品種改良マシンの誤作動によって突然変異が起き出来た種を育ててみた結果について日記に記しておこう。ワシ今この日記書いているときそれだけで大興奮!だってこれは...噂にたがわぬ伝説野菜の一種「宇宙ドリアン」ではないか!間違いないんだ。オタクもご存じだろうが「宇宙ドリアン」の単価は極めて高い。なんと基本時価は18000ゼニ(驚愕!)もするのである。しかも変異によって属性「バフーもびっくり超激辛野菜」が付いてて希少価値がなおの事上がっていると行商ペトロに教えてもらったんだ。今時宇宙農家はどこも資源希少性に基づく経済のインフレに苦しめられている。だからこそ流通量が少なく希少価値も付加価値も高い野菜をどれぐらい作るかというのは間違いなく重要なことなのだ。この「宇宙ドリアン」が私の宇宙農業生活の中で貴重な収入源になることは間違いないのである!この「宇宙ドリアン」が高く売れればかのインテリ都市「アストロシティ」の隠れトラップ屋で購入できる高級トラップをいくつも調達する算段が付く。農林ビート君のアップグレードも品種改良マシンのアップグレ...
ゲーム

BGオマージュSS~Slay The Dragon

漆黒の闇が広がる洞穴の奥深く…「氷の祠」の奥深くに眠る竜はシャドウハートに気付くと目を覚ました。 竜は猛烈な怒りと共に苛虐な勢いを誇る炎を口から弾き出しながら言う。「――汝求めるものは何か?」「私たちは闘いに来たんじゃない。炎の契約をお前と結びに来たのだ。新たなる契約を結べ強きドラゴンよ」「ならばまず私を倒せ。力無き者契約を結びに足らず。汝私と契約を結びたければまず力によって己を語れ」蒼偏の鱗を誇示しながら竜は己が力溜め始めた…シャドウハートの周囲の氷は既に溶けつくしている。寒暖差の大きい洞穴・氷に加えて炎が入り交じり始めた祠の中にて竜のプレッシャーがより増大した。呼吸すら難しいほどの炎の勢いを感じながらシャドウハートとその一向は剣・弓・槍・杖を構える…「…これがかの『契約の試練』か…」祠がある村で村民から聞いた通りの伝説は真実だったのだ――。「血を流す勇気の無いものは祠の竜には敵わないよ」強く揺れ動き始めた洞穴の中で言葉が脳裏をよぎる。"先代のバルダーズゲート"が超えられなかった壁を越えようとする勇者たちは今最強の巨竜との闘いに臨む。「私を”力のみによって”捻じ伏せろ。さすれば全ての...
ゲーム

KF3オマージュSS~Beginning of the Evil

=WARNING=REC00:00:00=西暦2045年=競合的資本主義終焉・地球連邦政府崩壊・第一次生物大戦勃発.「気候危機」「エネルギー枯渇」「金融システム崩壊」によって社会不安定化.人間の手による生物兵器を多く使った大戦が勃発し,経済的困窮が急速進行.社会全体の1%が富の95%を独占.=西暦2055年=「10年戦争」の結果,地球上全ての企業が一体化.Horzine社による経済寡頭化進行.表向きは経済体制の維持を名目とするが背後で世界掌握を目しHorizine社暗躍.限定資本間でのロビー活動によってありとあらゆる租税が無くなる.=西暦2061年=Horzine社による新型AI:Astellarが生物兵器Zedを誕生させる.ロールアウト後数か月のうちにAI経済制御システムを独占・インフラを完全に支配.その後人類を助けるためではなく,統制するために生物兵器Zedを独力で作り出す.後「完全なるシンギュラリティ実現」と自らの行動を呼称.=西暦2069年=生物兵器Zedが「アイアンサイト事件」を起こす.アイアンシマー島アイアンサイト村にて隔離されていたZedが村民を無差別殺戮.Horzine...
ゲーム

FateSS~きっと強い魔術師に…

私は幼いころから【魔法】が使えた!幼稚園から帰る際自然と【使い魔】を召喚できるようになった!偶然召喚できてびっくり!他の子がシャボン玉を吹いて遊んでいる時私は小さな黒猫を召喚し遊んでた!小学生に入るころには【真紅の火の魔法】が使えるようになった!うっかり学校の教科書を火で燃やしてしまって父様に怒られた!でも嬉しい!中学生になってから直ぐ【サーヴァント】を使役できるようになった!触媒無くしてサーヴァントを使役するのももうすぐそこ!遠坂家の恥にならない魔術師に!このまま行けば高校生になるころには【太綬魔法】が使えるようになるんだ!――もしこのまま行けばきっと大魔術師に...歴史に名を残すような強い本物の魔術師に!このころの凛は未だ知らない...この世には未曽有の戦乱が影してあることを.歴史は冷徹な血によって塗り固められてきたことを.凛が気づくころにはきっと凛は立派な魔術師になると同時に.立派な大人になっているだろう.まだあどけなさの残る大きな青い瞳はきっとサーヴァントとその先にある戦乱を...ごく朧気にだがしかと見据えているのだ.心の内に灯る炎の玉のようにくっきりとした瞳で... body...
ゲーム

PongorianGames~魔王とミミックを主人公サイドに取り入れた奇作「Mimix」を2026年Q1に発売予定

Xerポンゴ氏がゲーム制作活動を活発化させている。正直まだタイトルの全貌はよくわからないが三つ同時並行でゲームを制作している...と本人はX上でポストしている。開発エンジンはUnityが主であるとのこと。三タイトルの名称は「サモンピア」「Croaxa」「Mimix」。それぞれ正順にオンライン対戦カードゲーム・ホラーカードゲーム・1-bitローグライクカードゲームとなっていてカードゲームそれもローグライクカードゲームがボンゴ氏が一番得意とするゲームジャンルであるようだ。中でも一番力を入れて制作している...と本人が語るのが「Mimix」だ。このゲームは既にそのSteamページが公開されていて制作中の三タイトルの中でも一番情報が巷に溢れている状態にある。そのタイトルが示す通り宝箱を模した凶悪モンスターとして名高いミミックをテーマに据えている。それもミミックは魔王(自キャラ)サイドの味方という設定だ。1-bitローグライクカードゲームといってもオートバトルの様相を呈したゲームデザインが実現されているらしい。ゲームは魔王が勇者に敗れ敗残兵になったところからスタートする。ダンジョンに命からがら逃...
ゲーム

これもゲーミフィケーション?大塚製薬・花王・松竹のSteamでの試み【1.5&2.0同時投稿記事】

大塚製薬の製品「カロリーメイト」シリーズがらみのオフィシャルゲームが去る2025年9月19日ごろにSteamで配信された。これまでも企画としてプログラマーや技術者など所謂ギークに寄り添ったエンタメを大塚製薬は打ち出してきた。今回作られ配信されたSteamにおけるブツもどうやら期間限定の販促企画の成果ということらしい。そのタイトル名は長く「BALANCED FOOD CalorieMate FOR GAME CREATORS - JELLY MISSION -」というもの。ではどんなゲームなのだろうか?さらに本記事にて大塚製薬と似ているSteam上での新たなる試みもいくつか紹介する。このゲームはSteamでリリースされている割に対応言語が日本語だけでインターナショナルな性質を打ち出しているものではない。だが内容は斬新。ゲームではプレイヤーが「カロリーメイト」製品に成り切って冷蔵庫から脱出・ゲームクリエイターである主人の元まで”自分”を届けるという思わず大草原不可避の壮大なアクションアドベンチャーになっている。この際ハッキリ言っておくが採算度外視の馬鹿ゲーの類と見ていいだろう。大塚製薬と...
ゲーム

Steamゲームレビュー「Alabaster Dawn」デモ版

インディーゲームイベント「BitSummit the 13th」にも出展されていたというゲーム「Alabaster Dawn」のデモ版がSteamでプレイアブルな環境にある。名作アクションRPG「CrossCode」を手掛けたRadical Fish Gamesの最新作。最初のボスを倒すまでプレイしてみたのでレビューする。結論から言うとかなり期待できそうな一作。ただ超感動作になってくれれば...という要望はある。というのもこの手のRPGだとやはり根源的にストーリーで泣けるような一作になってくれないと達成感・プレイ後の余韻があんまりない...そんな年齢にゲヲログもなってしまった!そこがあれば間違いなくこのゲーム100点である。クリアまで60 時間を想定しているというアクションRPGの大作になる見込みであることはゲヲログでも既に伝えてある。EA環境でそう遠くないうちに配信されてフルリリースは2026年上半期になる見込みだそうな。デモ版では超進化を遂げたアクションRPGの神髄をまざまざと見せつけられたといって過言でない。アニメーションもグリグリ動くしドット絵の活きの良さが現れながらもヌルヌル...
ゲーム

ゲーム産業(やアニメ産業)に求められるのは「官」による公共投資ではなく市場の構造改革である

民間投資の重要性振り返れば誰の目にも明らかなことだがゲーム産業は国家主導型の産業ではない。民間主導型の産業である。その市場規模も民の欲求(娯楽心)によって拡大してきた。不況にも比較的強い...とされるのは「切り捨てにくい娯楽産業」というポジションにあるからだ。最近のインディーゲームや同人ゲームの興盛はまさに「民の力の創造性と消費者の支持」による自律的な力を象徴している。学者も新聞も官製産業を批判する際にゲームのことを持ち出すことが多い。ここ数十年で発展してきたのは国産スパコンでも国産検索エンジンでも国産AIでもない。民間投資を主とするゲームやアニメなどのサブカルチャー産業であるというわけだ。「官」に求められるのは公共投資や補助金ではないだから「官」が後追いでゲーム産業に投資し振興策を講じるのは今や時代遅れだ。現場からは「いまさら感」が出やすい。例えばアーカイブを主とする展示施設建設のように市場の実態や構造問題を踏まえない公共投資は空振りに終わりやすい(所謂「アニメの殿堂」がその典型例)。アーカイブには文化的意義もあるだろうからはなっから否定するつもりはない(その線で行けば国会図書館や国...
ゲーム

俄かゲームジャーナリスト(笑)ゲヲログ~Hooded Horseのゲームに対してその魅力を手前勝手に語る

目次 序論:俄かゲームジャーナリスト(笑)ゲヲログ~Hooded Horseのゲームを語るSteam界隈で局所的に有名であるゲームパブリッシャーであるHooded Horseのゲームに対する姿勢をかってゲヲログは高く評価したことがある(必視!)。この記事は一部のXerにしか響かなかった記事だったものの(また手前味噌であることを承知で言うが)合理的な内容だと今でも思う。『Hooded Horseは単なるゲームパブリッシャーではなくゲームデヴェロッパと距離感を上手く測ることに長けている...』という意見はこのゲーム会社のゲームに対する優れたスタンスを的確に表していると今でも思うのだ...というわけでHooded Horseに期待されるネクスト・ステージ・オブ・ザ・ゲームをちょっとばかし紹介してみようと思う。【ゲヲログだからこそ耳の痛い話も話す】「エンドレスシリーズ」に関する悪い噂 まず「ENDLESS Legend 2」。しょっぱなから何言ってんだ状態だがハッキリ言ってこのタイトルに私は期待してなかった(大笑)。なぜかっていうとこのゲームは開発がAMPLITUDE Studiosなんだよね...
ゲーム

灯籠トンネルSS~花言葉は…”私は幸せ”

猫のぬいぐるみを追いかけて,”あの世界”で再会した父の声に涙したことを私は覚えてる.あのね,お母さん...私,あの”灯籠トンネル”を出た今でも,確かに覚えているの.「さゆき,お前は生きることが出来る.ここはまだ,生死の際だから...」「お前も,タクのことも,母さんのことも愛しているよ.どうか幸せになってくれ.」「お父さん!あたし生きるから!絶対幸せになるから!」大きい事故で昏睡に陥ってたあたしは目覚めた.”際の世界”の『みんな』に導かれて.「嘘みたいだけど,お父さんに”あっちの世界”で会えたの.みんなの事愛してるって...」「!...そう,あの人が...」「幸せを願ってるって,言い残されて...それで別れたの.」「さゆちゃん,しっかり元気になったら,さゆちゃんに渡したいものがあるの.」「あの日,あの人が買っておいたさゆちゃんへのプレゼント,実はまだ手元あるのよ.」”世界”の記憶を辿って,私はふと気付いた.「それって...ひょっとして...!」残されたプレゼントは,"くちなしの花びら"と"猫のぬいぐるみ"...あの日,お父さんがプレゼントとして残してくれた,"くちなしの花びら"と"猫のぬ...
ゲーム

ニトロプラス所属シナリオライター:下倉バイオ~ゲーム制作系ノウハウ本『「選択肢」の選択史』を2025年9月18日出版

講談社の完全子会社の出版社であり同社の系列グループの音羽グループに属する星海社から新しくゲーム系新書が出版されることが明らかになった。タイトルは『「選択肢」の選択史』となっていてトートロジー的な題名がついている。副題『ニトロプラスのシナリオライターはノベルゲームをどう作ってきたか』。その題名が示す通りニトロプラス所属のシナリオライターである下倉バイオが記すゲーム制作系のノウハウ解説本になるようだ。本書の出版年月日は2025年9月18日となる見込み。下倉は『月光のカルネヴァーレ』でニトロプラスのIPでデビューした後に数々のシナリオ系ゲーム(ノベルゲーム)制作で活躍してきたノベルゲーム界の寵児。その代表作として『スマガ』『STEINS;GATE』『アザナエル』『君と彼女と彼女の恋。』『凍京NECRO〈トウキョウ・ネクロ〉』『みにくいモジカの子』などがあるということが本書の要約にある。説明書きにある通り多岐にわたるIP制作で活躍してきた。一番有名で知名度抜群なIPは恐らくば『STEINS;GATE』だろう。2007年から活躍してきた古株。今やノベルゲームに留まらず『TVアニメ・ドラマ原案・漫...
ゲーム

期待できそうなローグライトFPS「Moros Protocol」(毀滅協約)~体験版やった感想

結構よく出来ている。この手のローグライトFPSはいくつも事例があってどれもが優秀なゲームデザイナーのもと有望なタイトルになっているものが多い。そんな中でこのゲームの体験版をやってみた私なりの感想をまとめてみたいと思う。まずデザイン面から見ていこう。デザイン面は凄い出来である。幼虫のようなクリーチャーからバイオ風のクリーチャーまでよく作り込まれていてしかもそれがビットデザインのテイストで彩られているので相当興味深く見ながらプレイできる。3Dなのにビット調デザインで彩られていてこのデザイン氾濫の時代に新機軸が作れていると思う。グラフィックスの問題は超重要でそこにどうワクワク感をプレイヤーに抱かさせるかがここ数年の間ゲーム開発のトレンド的話題になっている。Steamでもこの点は相当重要である。唯一無二の体験性をプレイヤーにもたらすことが重要だからだ。このゲームだからこそ...という側面はゲーム開発者として忘れてはならぬことなのだ。次にシステム面。ここは冒頭やっていた限りでは近接攻撃が重要視されているように感じた。特に序盤は弾数とか銃器類がないのでうまくやりくりしないといけないんだ。始めっから...
ゲーム

【逆張りゲームレビュー】「Farlight 84」はアプデでクソゲーになったのか?続き【1.5&2.0同時投稿記事】

Global RelaunchについてAUTOMATONが「Farlight 84」の大幅刷新アプデについて伝えている。Global Relaunchを掲げるこのアプデによって「息を吹き返した」このゲームはプレイヤー数を大きく伸ばしているという。アプデの詳細はパッチノートを参照のこととAUTOMATONの記者Haruki Maedaは同記事において伝えているがここでは賛否両論ある同作のアプデ後の特徴について逐一確認したうえで私がプレイした所感を述べよう。FPSモードの実装まず間違いなく一番の特徴がFirst-Person Modeが追加されたことだ。というかこれがメインコンテンツになった。プレイ感覚としてこのFPSモードは従来の「Farlight 84」の良さを活かしたものになっていると思う。というのもTPSとしての特徴が今なお生きているから。バリバリのジェット頼みのゲームではなくなったもののTPS時代に生きていた機動性が重要なファクターになっているのが良くわかる。これを良しととるか悪しきととるかは微妙なラインだがSteamレビュー上では様々な意見があるなか大まかに好評とされているよう...
ゲーム

愛し愛され呪われた2D格闘ゲームたち~「Skullgirls」と「Them’s Fightin’ Herds」

スカルガの呪い「Skullgirls」がらみのゴタゴタのニュースを見て「またかよ...」と思わされた。今回報じられたのが報酬未払い。それ以前に表現規制。リードデザイナーのハラスメント騒動。三つ重なって「史上最も呪われた格闘ゲーム」と言われても過言ではない。熱心なファンコミュニティに支えられた「Skullgirls」と双頭を為すと言われるもう一個のIP「Them's Fightin' Herds」だって中途半端な形で開発停止になってる。こんな悲しいことあるか?本来ファンから愛されるべき(また愛され愛される予定だった)IPがこんな状況になるだなんて。泣いて騒ぐ以外ないではないか?報酬未払い係争中... まず今回の騒動をまとめると開発Hidden Variable Studiosと販売Autumn Gamesとが報酬の件を巡って係争中とのことである。ありていに言うと報酬二億円が販売側から開発側に渡っていない。これについてはAutumn Gamesが「お前それ勝手に開発してただけだろ」「言うこと聞かないから別の会社に開発権限移管するわ」ってなわけ。販売側が悪いとは言い切れない...だが不信感は...
ゲーム

【ゲヲログ傑作劇場(輸入記事)】伝説のフリーゲーム「魔壊屋姉妹。」は、ここ20年の間、なぜ傑作であり続けるのか?

~画像:魔壊屋姉妹。 – Wikipediaより.(※作者higaによる著作権放棄済みコンテンツ)~こんなこと今更書いて何言ってんだコイツって思われそうですが…まぁメモがてら書いてみます。「オクトパストラベラーⅡ」は”バトルモダニスト”のゲーム今日「オクトパストラベラーⅡ」をやっていて、ふと気が付いたんですよ。これって戦闘の√取りに様々な交絡要素を組み込んでるゲームじゃないですか。例えば、BPとか底力とか。こういう様々な、だが意図的なインシデントを多く組み込むことで、バトルシステムに可塑性をもたらしている。そしてその中で自由にコマンドを組み込み、それらのインシデントを制御することで、高い難易度のゲーム達成目標を現実的にクリアーできるようになっている。これって実は奇妙なことに感じられるけど、すごくモダンなバトルシステムのヤリクチですよね。さらに、行動順遅延攻撃などの要素もあり、バトルのスピードが、本来ターンベースバトルゲーなのにもかかわらず半手動半オートになっているという点も見逃せないです。前座1:「オクトパストラベラーⅡ」はどこが凄い(現在系)のか?「オクトパストラベラーⅡ」の場合だと...
ゲーム

フリゲIPのSteam的復活は当然のように「歩くべき道」である

「タオルケットをもう一度」シリーズに見るそのジャンルを一縷も飾り立てることなく「単なるゲーム」と謳うあるリメイク作が俄かに注目を浴びている。だもしF91さんによる「たおるけっとをもういちど2」のことである。同作は今でも神作と崇めたてられるツクール製の伝説的なゲームタイトル「タオルケットをもう一度2」のリメイク作品。原作はRPGツクール2000製のフリーゲームであり三つある一連のシリーズ作品のうちの一番有名な第二作目。原作は今でもタダでネット上にて手に入る。シリーズ二作目が一番有名主人公である自分とその幼なじみ:ぱりぱりうめが主要な登場人物。宇宙人の侵略によって運命を翻弄されるというストーリー。ほのぼのとした序盤の作風からは考えられないほど過激でR-15相当の内容を持つのが特徴。このゲームはキャラクターをはじめとするデザインこそ綺麗にまとまった古典的なドット絵で描かれているもののグロ鬱表現にかなり富んでいる。当時プレイし衝撃を受けたフリゲファンは多いからこそリメイク作に対し往年のファンが狂喜乱舞する様子は想定できる。フリゲフリークでそのタイトルを知らないものがいるとすれば間違いなくモグリ...
ゲーム

The Binding of Isaac SS ~盲目のアイザック~

僕の家は僕と母とで暮らしたいい思い出のあるうちだ。ただ、ある日、天から降ってきた悪魔を母が妄信したことで、その思い出に終止符が打たれた。その日以来、僕は母に部屋に閉じこもるよう言いつけられた。次の日、僕は母に大きなカッターで脅されて部屋に軟禁された。その次の週になると僕は僕の周囲の異変に気が付いた。僕は僕の家の僕の部屋の窓から周囲を見渡したけど、道路に車走っていなければ、人一人すら通らないんだ。次の次の週になると、母は悪魔の声に毒されるようになった。すべて僕が僕の部屋の鍵穴からリビングルームをみたことだ。母はこう言つていた。「神よ!息子を、息子の命を捧げます!」母はこういうと、僕の部屋に入り込んできた。僕はとっさに南京錠をかけ母が部屋に入ってこれないようにした。だが、母は僕の部屋に無理に押し入ろうとして、ドアごと錠を壊し始めた。僕は戦慄し、逃げ道を探したけど、窓は固く閉じられ開かない。居ても経つてもいられず、僕は部屋のカーペットをめくった。僕の部屋のカーペットの下にはダストシュートが作られていて、そこが得体のしれない深い闇へと通じていたのだ。「いつの間にこんなことが…」次の瞬間、母は部...
ゲーム

やるべきことが決まっているゲームとやるべきことが決まっていないゲームの対比

やるべきことが決まっているゲームとやるべきことが決まっていないゲームやるべきことが決まっているゲームはプレイしていて楽である。迷うことがないから。極端に言うと「HoI」と「Civ」の違いだと思う。「HoI」はやるべきことが決まっていなくて「Civ」はやるべきことが決まっている。「HoI」は歴史を複雑に紡いでいくゲームだが「Civ」は世界一の文明を限りある時間内で作り上げるゲームである。反面その分「HoI」は自由度が高い。すごく高くて何でもできる。これが他のパラドゲーだとさらに自由度が高い。そして実はこのルート取りは伝統的ローグライクと呼ばれるゲームジャンルでも同じである。伝統的ローグライクでもその構図は同じ例えば伝統的ローグライクゲームでも「風来のシレン」や「Tangledeep」はやることがかなり直線的である。つまりやることが決まっている。シミュレーションでいう「Civ」に近いのだ。単純に深部を目指して潜り込む。そしてステージをクリアリングしていってゲームは進行していく。最終的にボスを倒す。なるほどわかりやすいわけである。対して「Caves of Qud」や「The Doors of...