最近はTwitterでの活動が多く本業を疎かにしていたので本業を皆さんにお見せしたいと思います本日18時よりスト6のライブ配信を行います梅原師匠の弟子に相応しい人物になりたいのでどなたでも自分をボコしに来て下さい
— 宇野昌磨 (@shoutube1217) August 6, 2025
それでは皆さんクソコメお待ちしております
会場https://t.co/CeaYqd0PLn
一部の関連するライトノベルもその現実の設定を踏襲し執筆されているが実はフィギュアスケーターはプロとアマに分かれる。現役のころ(アマのころ)活躍し競技引退後にプロに転向し興業向けのプロスケーターになるのだ。総じてアマスケーターの予算は苦しくそのため出場選手の時に知名度を上げておいてプロスケーターになってから稼ぐ,,,という構図はよくよく言われることだ。だがそのキャリアは現代に至っては多彩であって良い。当然本人の自由だ。例えば(村上佳菜子みたいに)タレントになるとか(八木沼純子みたいに)解説者になるとか(村主章枝・安藤美姫みたいに)関連の産業に関わりを持ち続けコーチになる・リンクの管理者になるなど…。
「なんでいきなりこんなことゲヲログが言ってんの」って思ったかもしれない。優秀な答えだ。だが今回はプロスケーターの宇野昌磨さんの話題である。そう!彼はゲーマである。アマでフィギュアスケートの大会に出てた頃から噂にはなっていたが昌磨さんはゲーム好きで良く知られていて「荒野行動」の熱心なファンだったり「スマブラ」の熱心なファンだったりする(今さら解説するまでもないが…)。今話題のゲーム機であるSwitch2の抽選にとうとう当たったことで知られる宇野昌磨だが今回ゲヲログで彼のことを取り上げようと思ったのは「面白いことしてるな」と私が格別思ったからだ。
事についてはPR TIMES経由で見られる株式会社REJECTのプレスリリースに詳報がある。引用しながらまとめてみるが「「REJECT」は、プロフィギュアスケーターの宇野昌磨さんと格闘ゲーム界のレジェンド・ウメハラ(梅原大吾)選手が共演する特別企画「宇野昌磨×ウメハラ SF6コーチング企画」をYouTubeにて公開した」という。この報から始まって昌磨とウメの交流が本格的に始まったというわけ。そういった経緯の結果・昌磨が「8月6日18時より自身のYouTubeチャンネルにて「本業」のストリートファイター6ライブ配信」を行うことに相成り(事の経緯はPC Watchの記事に詳しい)見事”「スト6」沼”に漬かりつつあるのがネットソースで見て取れる状況にある。一見奇をてらっただけかのように見えるだろう。だがこれは様々な可能性を秘めたとても面白い試みである。
例えば元スケートアスリートが様々なキャリパスを選ぶ中で昌磨がゲームコンテンツに身を近しく置いている…というのは率直に興味深くハッキリ言うが前例のない挑戦である。羽生結弦さんや荒川静香さんが引退後もスケーティングの世界に身を置いているのに対して昌磨さんはどっちかというと村上佳菜子同様タレント気質であるわけ。しかもデジタルゲームというあえて言うとオタクな世界に身を寄せている傾向にあるという点で良い意味でその経緯がユニークすぎるのだ。また株式会社REJECT側としても素晴らしい試みだと私は思う。というのもこの事例では多くの(ゲーム以外の)経験値を格ゲーに転変的に活用するという企画をプロゲーミング関連会社が地に足を付けて行っているわけだからだ。地味だが同時に斬新でもあるわけだ。
さらには「スト6」を開発販売するカプコン側にとっても(自然発生的にだが)面白い試みだといえるはずだ。「スト6」はイベント性に富んでいてこれまでなかったSNS的トレンディーな格闘ゲームになっていることで有名だ。わかりにくいかもしれないがイベントと近く様々な有志の企画にもかなり寛容で寛大に見てくれてもいる。ファン活動を見守ってくれているんだカプコンは。この企画だってあくまでカプコン側が仕掛けたものではないはずだ。昌磨とREJECT側のコンタクトがあってカプコンは二の次の取次ぐらいしかやってないのではないだろうか?それぐらいパーソナルかつオープンコミュニティーの企画実現の性能が「スト6」には標準で搭載されているわけである。これがこのゲームIPそのものがイベント性に優れているという真意である。つまり「三方良し」なわけ。
加えて昌磨さんについて興味深いのは彼のSNS運用のテクニックが相当高いということだ。これは彼のXアカウントフォロワーならば誰もが知っていることだがその文言にいちいちネットミーム的なセンスがあって見て読んでいて面白いということを指し示す。上述のXポストにある通り皮肉・ウィット・ユーモアが効いていてそれでいて個性的でもある。昌磨は世間に溢れるつまらないモノマネタレント止まりではないのだ。さて数時間前にもう閉め切った昌磨さんの「スト6」オンライン参戦配信の結果は如何なるものになっただろう?現時点でYouTubeのアーカイブ機能でその様子の全貌を見ることが出来る。『アマからプロへ・そしてそのゴールデンロードを道新たに開拓する一人の日本人フィギュアスケーターがいた…』そんなLegendの半生が後世に記録と記憶となって残るのかもしれない。
「クソコメお待ちしております」~宇野昌磨~
※文章宇野昌磨×ウメハラ「ストリートファイター6」コーチング企画がYouTubeにて公開 ジャンルを超えた豪華共演が実現! | 株式会社REJECTのプレスリリース&【やじうま配信者Watch】スケーターの宇野昌磨さん、「クソコメお待ちしております」。”本業のスト6″配信を本日18時から – PC Watchより引用