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なぜエロゲーの音楽にはピアニスティックな曲が多いのか?

なぜエロゲーの音楽にはピアニスティックな曲が多いのか?10年ぶりに「瑠璃の鳥」(「殻ノ少女」)や「さくら」(「さくらむすび」)といった楽曲を聞いてみてまた弾いてみて思ったことがある。【なぜエロゲーの音楽にはピアニスティックな曲が多いのか?】しっかりとした裏付けはあると思うのでそこを今回ゲヲログが解説しよう。あ...間違っても曲は聞いててもゲームそのものはやってませんから!てか価格がフツーに高すぎるので買ってるだけの財力なければ暇もないっていう(笑)。感情表現とピアノ曲との親和性まず感情表現にピアノ曲はかなり親和性が高いということが挙げられるだろう。「ピアノは楽器の王様」とはよく言ったものだが確かにそうだ。キャラクターの内面を浮き彫りにする必要があるゲームジャンルがエロゲーでありそれ以外は「存在しない」のである。悲壮感とか高揚感のほかに切ない気持ち・希望のある心持・孤独まで表現の広げ方においてピアノにしかできないレンジがあるというのはクラシック曲でも同じ。簡単にそれらが表現できる。ここがまず第一の理由だろう。エロゲー黎明期にあった技術的な制約第二に技術的な制約もある。エロゲーの歴史はかな...
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びっくりソフトウェアによるSTG「Revolgear Zero」の紹介

「防御こそ最大の攻撃」とdev:びっくりソフトウェアが示すSTG「Revolgear Zero」の体験版がSteamにて公開されている。これまでもいくつかのSTG秀作群で広くその名が世に知られているdevはこのシステムのことを”攻防一体の「メガビットシステム」”と呼んでいるのだ。システムの特徴としては三点ぐらいあるらしい。以下Steamページより引用。・ビットシュート ビットを投げてエネルギーやアイテムも回収できるテクニカルな攻撃・バースト エネルギーが最大になると発動可能。敵弾を消し去り敵に大ダメージを与える必殺攻撃・成長要素 バーストで倒した敵から得たスコアアイテムで残機を増やしたりプレイのスコアに応じて新装備を購入可またゲームデザイン面の俯瞰的特徴も同ページで挙げられている。補足できることがあるとすれば難易度のことかもしれない。デジゲー博にて試遊したかたによればどうやら難易度的にいわゆる「サンダーフォース」流の初見殺しがあるタイプのSTGであるという。以下Steamページより引用。・全7ステージと4段階の難易度・2つのメインモード&6種のマルチエンディング・2000通り以上の装備...
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Streum On Studio~スーパーオカルティックサイバーパンクFPS「E.Y.E: Divine Cybermancy」の続編を発表

2011年...まだSteamでのゲーム配信がここまで盛んになっていない中堅期のころから知られるIPがある。それがStreum On StudioによるスーパーオカルティックサイバーパンクFPS「E.Y.E: Divine Cybermancy」だ。最近になってその続編「E.Y.E. Divine Cybermancy 2」の情報が徐々に明らかになってきた。Blue's Newsが伝えている。文章を引用の上要点をまとめてみよう。In a post on Steam about the Early Access launch of DAIMON BLADES (more below), Streum On Studio officially announces plans for E.Y.E. Divine Cybermancy 2, a sequel to its first-person shooter from back in 2011. The once again independent developer/publisher dropped an unannounced ti...
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改訂:今日のブランカ日記「ストリートファイター6」【随時更新】

サンダー後の起き攻め-弱バチカ後の起き攻め-中バチカ後の起き攻め-前投げ後の起き攻め-リバラン後の起き攻め-エアロリ後の起き攻め-コマ投げ後の起き攻め-SA1後の起き攻め-SA3後の起き攻めサンダー後の起き攻め:・サプフォ⇒5中K⇒サンダー・前ステ⇒ラッシュ引中K・前ステ⇒ラッシュ2中K・前ステ⇒ラッシュ投げ・前ステ前ステ⇒5弱K⇒サンダーサンダー後の起き攻め:・引中K(空振)⇒引中K・サプフォ⇒引中K・中コマ投げ・5弱K(空振)⇒インパクト2P*3⇒弱バチカコンボ後の起き攻め:・サプフォ⇒5中K⇒サンダー・サプフォ⇒6中K・ラッシュ⇒微歩き⇒投げ・ラッシュ(停止)※リフトからのコンボ〆弱バチカの場合・ラッシュ引中K・ラッシュ投げ2P*3⇒弱バチカコンボ後の起き攻め:・前ステ⇒5大K・弱コマ投げ中バチカ後の起き攻め:・中ローリング⇒引中(ファジー狩り)・中ローリング⇒投げ・前ステ⇒5大K中バチカ後の起き攻め:・前ステ前ステ⇒サンダー前投げ後の起き攻め:・サプフォ⇒5弱K⇒サンダーorODサンダー・サプフォ⇒投げ(固まる相手に対して)・サプフォ⇒2中K⇒サンダー(後ろ歩きする相手に対して...
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Dotemu手掛けるベルトスクローグゲーム「Absolum」~その配信近し

2025年10月9日配信まであと数時間を切った「Absolum」に対する期待が高まっている。標榜するジャンルはベルトスクローグアクション。何が言いたいのかっていうとベルトスクロール+ローグライトということらしい。開発担当するのはDotemu/Guard Crush Games/Supamonksで配給担当するのはDotemu/Gamirror GamesということがそのSteamページで明らかになっている。既報によればSupamonksはアートワークの担当。配給のGamirror Gamesは私は聞いたことがなかったが中国と日本にまたがって活躍するインディーゲームパブリッシャーであるという。Steam以外にもSONYのPSシリーズや任天堂のSwitchでも配信される予定だ。これまでもDotemuは優れたゲーム群を多く作り出してきた。ミュータントタートルズを主人公に据えた「Teenage Mutant Ninja Turtles: Shredder's Revenge」の出来はかの傑作「ファイナルファイト」に匹敵するとの評判だし「NINJA GAIDEN: Ragebound」はかのニン...
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なぜ子供にゲームを作らせるべきなのか?

かの大富豪イーロン・マスクが12歳の頃ゲームを自作して20万円を稼ぎ出したことはとても有名だ。そしてマスクが一般的に有名になる以前から私はゲーム制作が将来子供たちに莫大な富を享受する結果をもたらすという論拠を強く信じている。なぜ子供にゲーム制作を学ばさせるべきなのだろうか?話は単純だ。ゲームはありとあらゆるシミュレーションの産物だからだ。つまりゲームというものはそれ自体が一定のルールに基づいて基準となる新しい世界を生み出すものだからである。つまるところマトリックスの世界だ!これについてはゲヲログでも過去に記事を上げたことがあるがあらゆるゲームは世界を作り出すので広義のゲーミフィケーションと言えないこともない。ゲームの仕組みを外洋的に使いこなすことでゲームのメカニズムを援用するどころか主用することができるのである。ゲーム制作というものはこれ即ちゲーミフィケーションの教育・教養的意義のあるアクションなのである。ゲームを作るということは実用的な数学やプログラミングの手法を学ぶことでもありしかもゲームの仕組みを広義のゲーミフィケーションとして社会適用できるということだ。だからこそゲーム制作は万...
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なぜ格闘ゲームではその攻略に当たり複数の似たようなコンボルートを開拓する必要があるのか?

格闘ゲームでコンボルートを開拓するにあたりその複雑性に難を感じてしまった方はいないだろうか?だがこれは避けて通れない格闘ゲームの要素でもあるし魅力でもある。コンボを習得することが格闘ゲーム最大の本質でありこれなくして格闘ゲームはあり得ない。今回は「なぜ格闘ゲームではその攻略に当たり複数の似たようなコンボルートを開拓する必要があるのか?」と題してその解説をしたいと思う。とりあえず次の動画を見てほしい。過去いくつか記事で解説しているブランカの事例がゲヲログ的にもいたって典型的なはずだ。このコンボは上下段のキック後にODローリングを行いジャンプの後攻撃をさらに加えエリアルローリングを行うものだ。ただしこれと同じようなコンボに上下段キック後にODローリングを行いすぐにバチカ⇒さらに通常ローリングを追加する連続のコンボもある。よーするに相手にコンボの内容を事前に悟られないよう似ているコンボをいくつも習得する必要があるということをこのコンボ群は示している。次に下段の人形コンボの動画も置いておこう。これについてはもう解説する必要もないはずだ。単に高い火力のコンボを採用すればいいわけではないのである。...
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知る人ぞ知る傑作ゲームと相成ったSRPG「Battle Brothers」の開発チーム:Overhype Studiosが新作「MENACE」そのデモ版をSteamでリリース

邦語実装がなかったこともあってか知る人ぞ知る傑作ゲームと相成ったSRPG「Battle Brothers」の開発チームであるOverhype Studiosがスタジオ新作のデモ版をSteamでリリースしている。それがSRPGジャンルにおける新しい局面を切り拓いているであろうターン制タクティカルゲーム「MENACE」である。デモ版は邦語実装されていないものの正規版では実装される見込みとのこと。正規版のリリースは2026年2月5日になっていてそう遠くないうちにこの意欲的なSRPGを邦語環境で楽しめるというわけだ。私もリリースされた暁には買おうと思っている。「Battle Brothers」は2017年3月24日にリリースされた中世西洋風ターンベースタクティカルローグライク傭兵団運営シミュレーションゲーム。グラフィックスは正直貧相なんだがこのゲームはSteamでは知っているものがままいるSRPGの白眉。基本的にパーマデスで駒風のユニットを操作していき難度の極めて高いSRPGの世界をハードコアに楽しむことが出来る。言っておくが本作一見さんお断りの難易度を誇る。SteamではSRPGコア層の熱狂...
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ゼロからわかるエマ・ワトソンとJ・K・ローリングの”仲違い”事件

どうやらBBCがかなり詳しく記事で伝える通り俳優エマ・ワトソンと小説家J・K・ローリングの仲違いは真実なようだ。知っての通りエマは今や世界的な女優。というのもローリングの原作を映像化した大ヒットファンタジー映画「ハリーポッター」シリーズに主演俳優の一員としてキャストされているのが当のエマ・ワトソンである。エマはハーマイオニー・グレンジャー役でキャストされ事実上ハリポタ・ワールドのメインヒロインといっていい立場にある。誰もが認めるようにこの作品でブレイクしたのは間違いないキャリアを持っているので原作小説を記したローリングとの不和はかなり驚きをもってして迎えるべき事象のことのようにゲヲログも思っている。ゲヲログでもかって伝えた通りローリングはトランスフォビア(トランスジェンダー嫌悪者)であると批判の槍玉にあがったことがある。このエマとローリングの不和もこの性差を巡る微妙な価値観の問題に端を発しているのだ。ローリングはXポストでかってこう述べたことがありそれがトランスフォビアに属する意見だとする論理の名のもとにSNS上で大炎上事件を起こしたことがあるのだ。これについては(繰り返すように)ゲヲ...
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ANオマージュSS~「ドリアン記念日」

8/29のアストロノーツ帳「ドリアン記念日」今日は一週間前に我が家の品種改良マシンの誤作動によって突然変異が起き出来た種を育ててみた結果について日記に記しておこう。ワシ今この日記書いているときそれだけで大興奮!だってこれは...噂にたがわぬ伝説野菜の一種「宇宙ドリアン」ではないか!間違いないんだ。オタクもご存じだろうが「宇宙ドリアン」の単価は極めて高い。なんと基本時価は18000ゼニ(驚愕!)もするのである。しかも変異によって属性「バフーもびっくり超激辛野菜」が付いてて希少価値がなおの事上がっていると行商ペトロに教えてもらったんだ。今時宇宙農家はどこも資源希少性に基づく経済のインフレに苦しめられている。だからこそ流通量が少なく希少価値も付加価値も高い野菜をどれぐらい作るかというのは間違いなく重要なことなのだ。この「宇宙ドリアン」が私の宇宙農業生活の中で貴重な収入源になることは間違いないのである!この「宇宙ドリアン」が高く売れればかのインテリ都市「アストロシティ」の隠れトラップ屋で購入できる高級トラップをいくつも調達する算段が付く。農林ビート君のアップグレードも品種改良マシンのアップグレ...
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BGオマージュSS~Slay The Dragon

漆黒の闇が広がる洞穴の奥深く…「氷の祠」の奥深くに眠る竜はシャドウハートに気付くと目を覚ました。 竜は猛烈な怒りと共に苛虐な勢いを誇る炎を口から弾き出しながら言う。「――汝求めるものは何か?」「私たちは闘いに来たんじゃない。炎の契約をお前と結びに来たのだ。新たなる契約を結べ強きドラゴンよ」「ならばまず私を倒せ。力無き者契約を結びに足らず。汝私と契約を結びたければまず力によって己を語れ」蒼偏の鱗を誇示しながら竜は己が力溜め始めた…シャドウハートの周囲の氷は既に溶けつくしている。寒暖差の大きい洞穴・氷に加えて炎が入り交じり始めた祠の中にて竜のプレッシャーがより増大した。呼吸すら難しいほどの炎の勢いを感じながらシャドウハートとその一向は剣・弓・槍・杖を構える…「…これがかの『契約の試練』か…」祠がある村で村民から聞いた通りの伝説は真実だったのだ――。「血を流す勇気の無いものは祠の竜には敵わないよ」強く揺れ動き始めた洞穴の中で言葉が脳裏をよぎる。"先代のバルダーズゲート"が超えられなかった壁を越えようとする勇者たちは今最強の巨竜との闘いに臨む。「私を”力のみによって”捻じ伏せろ。さすれば全ての...
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KF3オマージュSS~Beginning of the Evil

=WARNING=REC00:00:00=西暦2045年=競合的資本主義終焉・地球連邦政府崩壊・第一次生物大戦勃発.「気候危機」「エネルギー枯渇」「金融システム崩壊」によって社会不安定化.人間の手による生物兵器を多く使った大戦が勃発し,経済的困窮が急速進行.社会全体の1%が富の95%を独占.=西暦2055年=「10年戦争」の結果,地球上全ての企業が一体化.Horzine社による経済寡頭化進行.表向きは経済体制の維持を名目とするが背後で世界掌握を目しHorizine社暗躍.限定資本間でのロビー活動によってありとあらゆる租税が無くなる.=西暦2061年=Horzine社による新型AI:Astellarが生物兵器Zedを誕生させる.ロールアウト後数か月のうちにAI経済制御システムを独占・インフラを完全に支配.その後人類を助けるためではなく,統制するために生物兵器Zedを独力で作り出す.後「完全なるシンギュラリティ実現」と自らの行動を呼称.=西暦2069年=生物兵器Zedが「アイアンサイト事件」を起こす.アイアンシマー島アイアンサイト村にて隔離されていたZedが村民を無差別殺戮.Horzine...
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FateSS~きっと強い魔術師に…

私は幼いころから【魔法】が使えた!幼稚園から帰る際自然と【使い魔】を召喚できるようになった!偶然召喚できてびっくり!他の子がシャボン玉を吹いて遊んでいる時私は小さな黒猫を召喚し遊んでた!小学生に入るころには【真紅の火の魔法】が使えるようになった!うっかり学校の教科書を火で燃やしてしまって父様に怒られた!でも嬉しい!中学生になってから直ぐ【サーヴァント】を使役できるようになった!触媒無くしてサーヴァントを使役するのももうすぐそこ!遠坂家の恥にならない魔術師に!このまま行けば高校生になるころには【太綬魔法】が使えるようになるんだ!――もしこのまま行けばきっと大魔術師に...歴史に名を残すような強い本物の魔術師に!このころの凛は未だ知らない...この世には未曽有の戦乱が影してあることを.歴史は冷徹な血によって塗り固められてきたことを.凛が気づくころにはきっと凛は立派な魔術師になると同時に.立派な大人になっているだろう.まだあどけなさの残る大きな青い瞳はきっとサーヴァントとその先にある戦乱を...ごく朧気にだがしかと見据えているのだ.心の内に灯る炎の玉のようにくっきりとした瞳で... body...
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PongorianGames~魔王とミミックを主人公サイドに取り入れた奇作「Mimix」を2026年Q1に発売予定

Xerポンゴ氏がゲーム制作活動を活発化させている。正直まだタイトルの全貌はよくわからないが三つ同時並行でゲームを制作している...と本人はX上でポストしている。開発エンジンはUnityが主であるとのこと。三タイトルの名称は「サモンピア」「Croaxa」「Mimix」。それぞれ正順にオンライン対戦カードゲーム・ホラーカードゲーム・1-bitローグライクカードゲームとなっていてカードゲームそれもローグライクカードゲームがボンゴ氏が一番得意とするゲームジャンルであるようだ。中でも一番力を入れて制作している...と本人が語るのが「Mimix」だ。このゲームは既にそのSteamページが公開されていて制作中の三タイトルの中でも一番情報が巷に溢れている状態にある。そのタイトルが示す通り宝箱を模した凶悪モンスターとして名高いミミックをテーマに据えている。それもミミックは魔王(自キャラ)サイドの味方という設定だ。1-bitローグライクカードゲームといってもオートバトルの様相を呈したゲームデザインが実現されているらしい。ゲームは魔王が勇者に敗れ敗残兵になったところからスタートする。ダンジョンに命からがら逃...
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これもゲーミフィケーション?大塚製薬・花王・松竹のSteamでの試み【1.5&2.0同時投稿記事】

大塚製薬の製品「カロリーメイト」シリーズがらみのオフィシャルゲームが去る2025年9月19日ごろにSteamで配信された。これまでも企画としてプログラマーや技術者など所謂ギークに寄り添ったエンタメを大塚製薬は打ち出してきた。今回作られ配信されたSteamにおけるブツもどうやら期間限定の販促企画の成果ということらしい。そのタイトル名は長く「BALANCED FOOD CalorieMate FOR GAME CREATORS - JELLY MISSION -」というもの。ではどんなゲームなのだろうか?さらに本記事にて大塚製薬と似ているSteam上での新たなる試みもいくつか紹介する。このゲームはSteamでリリースされている割に対応言語が日本語だけでインターナショナルな性質を打ち出しているものではない。だが内容は斬新。ゲームではプレイヤーが「カロリーメイト」製品に成り切って冷蔵庫から脱出・ゲームクリエイターである主人の元まで”自分”を届けるという思わず大草原不可避の壮大なアクションアドベンチャーになっている。この際ハッキリ言っておくが採算度外視の馬鹿ゲーの類と見ていいだろう。大塚製薬と...
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Steamゲームレビュー「Alabaster Dawn」デモ版

インディーゲームイベント「BitSummit the 13th」にも出展されていたというゲーム「Alabaster Dawn」のデモ版がSteamでプレイアブルな環境にある。名作アクションRPG「CrossCode」を手掛けたRadical Fish Gamesの最新作。最初のボスを倒すまでプレイしてみたのでレビューする。結論から言うとかなり期待できそうな一作。ただ超感動作になってくれれば...という要望はある。というのもこの手のRPGだとやはり根源的にストーリーで泣けるような一作になってくれないと達成感・プレイ後の余韻があんまりない...そんな年齢にゲヲログもなってしまった!そこがあれば間違いなくこのゲーム100点である。クリアまで60 時間を想定しているというアクションRPGの大作になる見込みであることはゲヲログでも既に伝えてある。EA環境でそう遠くないうちに配信されてフルリリースは2026年上半期になる見込みだそうな。デモ版では超進化を遂げたアクションRPGの神髄をまざまざと見せつけられたといって過言でない。アニメーションもグリグリ動くしドット絵の活きの良さが現れながらもヌルヌル...
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ゲーム産業(やアニメ産業)に求められるのは「官」による公共投資ではなく市場の構造改革である

民間投資の重要性振り返れば誰の目にも明らかなことだがゲーム産業は国家主導型の産業ではない。民間主導型の産業である。その市場規模も民の欲求(娯楽心)によって拡大してきた。不況にも比較的強い...とされるのは「切り捨てにくい娯楽産業」というポジションにあるからだ。最近のインディーゲームや同人ゲームの興盛はまさに「民の力の創造性と消費者の支持」による自律的な力を象徴している。学者も新聞も官製産業を批判する際にゲームのことを持ち出すことが多い。ここ数十年で発展してきたのは国産スパコンでも国産検索エンジンでも国産AIでもない。民間投資を主とするゲームやアニメなどのサブカルチャー産業であるというわけだ。「官」に求められるのは公共投資や補助金ではないだから「官」が後追いでゲーム産業に投資し振興策を講じるのは今や時代遅れだ。現場からは「いまさら感」が出やすい。例えばアーカイブを主とする展示施設建設のように市場の実態や構造問題を踏まえない公共投資は空振りに終わりやすい(所謂「アニメの殿堂」がその典型例)。アーカイブには文化的意義もあるだろうからはなっから否定するつもりはない(その線で行けば国会図書館や国...
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俄かゲームジャーナリスト(笑)ゲヲログ~Hooded Horseのゲームに対してその魅力を手前勝手に語る

目次 序論:俄かゲームジャーナリスト(笑)ゲヲログ~Hooded Horseのゲームを語るSteam界隈で局所的に有名であるゲームパブリッシャーであるHooded Horseのゲームに対する姿勢をかってゲヲログは高く評価したことがある(必視!)。この記事は一部のXerにしか響かなかった記事だったものの(また手前味噌であることを承知で言うが)合理的な内容だと今でも思う。『Hooded Horseは単なるゲームパブリッシャーではなくゲームデヴェロッパと距離感を上手く測ることに長けている...』という意見はこのゲーム会社のゲームに対する優れたスタンスを的確に表していると今でも思うのだ...というわけでHooded Horseに期待されるネクスト・ステージ・オブ・ザ・ゲームをちょっとばかし紹介してみようと思う。【ゲヲログだからこそ耳の痛い話も話す】「エンドレスシリーズ」に関する悪い噂 まず「ENDLESS Legend 2」。しょっぱなから何言ってんだ状態だがハッキリ言ってこのタイトルに私は期待してなかった(大笑)。なぜかっていうとこのゲームは開発がAMPLITUDE Studiosなんだよね...
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灯籠トンネルSS~花言葉は…”私は幸せ”

猫のぬいぐるみを追いかけて,”あの世界”で再会した父の声に涙したことを私は覚えてる.あのね,お母さん...私,あの”灯籠トンネル”を出た今でも,確かに覚えているの.「さゆき,お前は生きることが出来る.ここはまだ,生死の際だから...」「お前も,タクのことも,母さんのことも愛しているよ.どうか幸せになってくれ.」「お父さん!あたし生きるから!絶対幸せになるから!」大きい事故で昏睡に陥ってたあたしは目覚めた.”際の世界”の『みんな』に導かれて.「嘘みたいだけど,お父さんに”あっちの世界”で会えたの.みんなの事愛してるって...」「!...そう,あの人が...」「幸せを願ってるって,言い残されて...それで別れたの.」「さゆちゃん,しっかり元気になったら,さゆちゃんに渡したいものがあるの.」「あの日,あの人が買っておいたさゆちゃんへのプレゼント,実はまだ手元あるのよ.」”世界”の記憶を辿って,私はふと気付いた.「それって...ひょっとして...!」残されたプレゼントは,"くちなしの花びら"と"猫のぬいぐるみ"...あの日,お父さんがプレゼントとして残してくれた,"くちなしの花びら"と"猫のぬ...
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ニトロプラス所属シナリオライター:下倉バイオ~ゲーム制作系ノウハウ本『「選択肢」の選択史』を2025年9月18日出版

講談社の完全子会社の出版社であり同社の系列グループの音羽グループに属する星海社から新しくゲーム系新書が出版されることが明らかになった。タイトルは『「選択肢」の選択史』となっていてトートロジー的な題名がついている。副題『ニトロプラスのシナリオライターはノベルゲームをどう作ってきたか』。その題名が示す通りニトロプラス所属のシナリオライターである下倉バイオが記すゲーム制作系のノウハウ解説本になるようだ。本書の出版年月日は2025年9月18日となる見込み。下倉は『月光のカルネヴァーレ』でニトロプラスのIPでデビューした後に数々のシナリオ系ゲーム(ノベルゲーム)制作で活躍してきたノベルゲーム界の寵児。その代表作として『スマガ』『STEINS;GATE』『アザナエル』『君と彼女と彼女の恋。』『凍京NECRO〈トウキョウ・ネクロ〉』『みにくいモジカの子』などがあるということが本書の要約にある。説明書きにある通り多岐にわたるIP制作で活躍してきた。一番有名で知名度抜群なIPは恐らくば『STEINS;GATE』だろう。2007年から活躍してきた古株。今やノベルゲームに留まらず『TVアニメ・ドラマ原案・漫...