確かに学歴という点では放送大学大学院は評価できないかもしれない。だが中身で見てほしいというのが私なりの放送大学大学院に対する姿勢である。まず放送大学は放送大学の関連法の基づく私立大学である。また放送大学の学部の課程は簡単に入れるが大学院(修士課程と博士課程)はそうではない。まず倍率が高く難関であるのは間違いない。まずその修士課程の倍率を見てみよう。これは放送大学のHP上で公開されているので誰もが見れる情報である(以下学生募集の概要 | 大学院 修士課程 | 放送大学より引用させていただく)。
臨床心理学プログラムの倍率は脅威の数字でありなんと12倍(!)を超えている。情報学プログラムの倍率は低めだが大学院修士課程としては倍率は高めで一般的な放送大学のイメージから推察されるように受ければ誰もが受かるというレベルでもなんでもないのだ。次に同じHP上で公開されている博士課程の倍率も見てみるが博士課程は総じて高倍率であることは簡単に把握できる(以下学生募集の概要 | 大学院 博士後期課程 | 放送大学より引用させていただく)。
恐らく一番低めの倍率となっている人文学・情報学プログラムも合わせて25名が出願していて他の複数あるプログラムも含めて17名しか最終合格者数がいないのがわかる。ドクターのプログラムが総計で5倍の倍率を超えているので生半可な思い付きで研究計画を作ってもその扉を開けられるわけがないのは明白。インターネット上でもいくつか放送大学大学院について記述をしているものがいるが多くはそのポジティブな点やレベルの高い点を指摘するものが多い。