ゲヲログの懸念~集英社ゲームズや講談社クリエイターズラボは失敗する~
既にゲヲログ2.0で執筆してあるがやはり集英社ゲームズや講談社クリエイターズラボの試みはかねがね失敗しつつあるようだ。特に講談社クリエイターズラボはハッキリ言ってカネを出す価値のないIPが揃っている。比較すれば集英社ゲームズには良いIPがあることにはある。中でも「シュレディンガーズ・コール」「OPUS: Prism Peak」はコアゲーマーならば必ずプレイしておきたいIPだろう。私も買うつもりだ。だが他のIPには微塵も魅力を感じない。特に講談社クリエターズラボのほうは「Rise of Rebellion~地罰上らば竜の降る~」を始めとして散々な出来なものばかりだ。これには理由がいくつか考えられるが日本式経営の停滞という要因が一番強いと今になって私は思う。
VC(ベンチャーキャピタル)はクソである
私も相談の経験があるのでわかるのだが日本のVCや経営のバックアップをコンサルする企業や団体は皆ほぼほぼ阿呆である。彼らは往々にして「何本売れる予定か?」だとか「どういったプロセスで売るつもりか?」という計画性ばかりを求めていすぎなのだ。IP自体の持つ実力だとか設計・販売性といった元来の性質に全く着目していない。これが問題なのである。私は「何本売れる予定か?」と言われても「売れるだけ売る」「売ってみなければわからない」と答える。VCはこう言うと嫌な顔をして「経営方針が甘い」としか言わない。だから私はVCは基本的に信用しない。未来は見えないのだから何がどこでヒットするかはわからないはずである。だからこそ「とにかく作って売ってみる」以外選択肢はないのだ。
インディーゲームは「とにかく作って売ってみる」べきである
恐らくこうした計画の重層化が日本の会社経営を悪くしてきた要因のうちのひとつだろう。「とにかく作って売ってみる」というのはインディーゲームの販売方針においては当然のことである。情熱や熱意だけで押し通すのがこうしたゲームIPの特異性なのだ。日本のVCはそこにまったく理解を示さずとにかく計画性や論理的合理性ばかりを追い求める傾向にある。これはインディーゲームや独裁的な会社経営の方針とは相いれない態度と言わざるを得ない。そういう意味ではVCやコンサルに入ってもらうのはそもそもの間違いであり彼らと話をする意味はない。