Steamゲームレビュー

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愛し愛され呪われた2D格闘ゲームたち~「Skullgirls」と「Them’s Fightin’ Herds」

スカルガの呪い「Skullgirls」がらみのゴタゴタのニュースを見て「またかよ...」と思わされた。今回報じられたのが報酬未払い。それ以前に表現規制。リードデザイナーのハラスメント騒動。三つ重なって「史上最も呪われた格闘ゲーム」と言われても過言ではない。熱心なファンコミュニティに支えられた「Skullgirls」と双頭を為すと言われるもう一個のIP「Them's Fightin' Herds」だって中途半端な形で開発停止になってる。こんな悲しいことあるか?本来ファンから愛されるべき(また愛され愛される予定だった)IPがこんな状況になるだなんて。泣いて騒ぐ以外ないではないか?報酬未払い係争中... まず今回の騒動をまとめると開発Hidden Variable Studiosと販売Autumn Gamesとが報酬の件を巡って係争中とのことである。ありていに言うと報酬二億円が販売側から開発側に渡っていない。これについてはAutumn Gamesが「お前それ勝手に開発してただけだろ」「言うこと聞かないから別の会社に開発権限移管するわ」ってなわけ。販売側が悪いとは言い切れない...だが不信感は...
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「Dark Deity 2」の日本語化予定に見る日本のdevによるSRPG開拓の先駆性

ゲヲログでもこの手のゲーム(「タクティクスオウガ」や「ファイアーエンブレム」に似ているゲーム)でSteamで配信されているものについてはしつこく伝えてきた。主にゲヲログ2.0の集客面で有力な記事になっているしゲヲログ1.5でもその構図は同じだ。それだけ日本のゲーム会社が作り上げたこの二作がSRPGを代表する傑作なわけだ。SRPGの根源であると言っても良いタイトルそれだけにインスパイアされていることをことさら強調するdevが多いのだ。SRPGは日本人が日本のゲームに誇りを持つひとつのきっかけとなっているゲームジャンルであることに間違いないだろう。他方日本発祥というジャンルでも同ジャンルで後続のゲームがあまり出てこないのは寂しい限り。前述した”ゲヲログのリスト”に入っている「Fell Seal: Arbiter’s Mark」「Symphony of War: The Nephilim Saga」「Guild Saga: Vanished Worlds」なんか軒並み海外産でどれも高い評価を得ている。なぜか日本で日本人がフォロワーを本格的に作ろうとしないのは謎。あるのは「タクティクスオウガ ...
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Steamゲームレビュー「PEAK」

FPSカメラ方式で左クリック長押しで登っていくだけのシンプルな登山ゲー。救援を求めて山頂を目指すだけのゲーム。単純なゲームシステムとは裏腹に良く出来たマップが特徴。しかも毎日の単位でマップは差し替えられるので新鮮さが失われない。幅良くバランス良く設計されたアイテム類への理解あるいは小技テクニック類が必要とされるところも面白い。例えば大砲を使って点火し自分はそれに乗ってぶっ飛んだりできる。チェーンガンを使ってルート開拓したりもできる。言ってしまえばこれだけのゲーム。かなりシンプルに出来ていてそれでいてめっちゃくちゃ面白いわけではないが数時間ぶっ通し続けでやってしまう中毒性がある。スルメゲー。アイテム類はスタミナ回復アイテムとか毒回復アイテムがメイン。スタミナに加えて+αスタミナの概念があって食物でこれを補給できるようになっている。道手を阻む障害物も多数ある。例えば毒針とかサボテンとかがある。アイテム類で対応するダメージを比較的簡単に通常状態に戻ることが出来るようになっている。身体損傷もありこちらの修復は救急箱や包帯の出番だ。当然高所から落下すると死ぬ。協力プレイの場合に限り倒れた仲間をス...
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Steamゲームレビュー「CleanFall」

2025年8月8日はゲーム「CleanFall」製品版の発売日である。このゲームもジャンルとしてタワーディフェンスを掲げているが...しつこくこれほどかとこっぴどくゲヲログも指摘してきたがタワーディフェンスゲームは十中八九クソゲーである。これは間違いない。その理由はもうゲヲログ2.0に重々書いてあるのでリンク先を参照してほしいところ。一方でゲーム「CleanFall」は同じタワーディフェンスでもおそらくばクソゲーではなく神ゲーであると私は推察している。なぜだろうか?まずローグライクというやり切りの要素を含んでいることが筆頭の理由。タワーディフェンスの”試行錯誤すること”をローグライクシステムに乗っけて一気に解決にもっていくことを見込んでいるゲームなのだ。本来退屈なゲームプレイに陥りがちなタワーディフェンスのメカニズムに通じた合理的な解釈があるという確かな設計上の工夫・理由があるわけ。...とまぁここまではありがちなシステム的な工夫だろう。第二に「Noita」のようなフィールドドリリングのシステムを持っている点が挙げられるだろう。つまり従来のタワーディフェンスと違ってゲーム自体に可塑性が...
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「イハナシの魔女」で知られる独立系ゲームスタジオ:フラガリア〜新作ADV「ステラーコード」のマスターアップをXで報告&発売日は8/15

名作感動系ADV「イハナシの魔女」で知られる独立系ゲームスタジオ:フラガリアが新作ADV「ステラーコード」のマスターアップをXで報告した。ゲーム「ステラーコード」のリリースは2025年8月15日になる。日本語・韓国語・中国語でプレイが可能。デモ版も公開されていてプレイできる環境が整っている。スタジオ:フラガリアについてはゲヲログでもいくつか関連記事を執筆してきた。独創的なゲームをいくつか作ってきた印象が強いスタジオで特段「イハナシの魔女」は名作佳編の印象がプレイヤーの中に残っていることだろう。同作は三万本のセールス実績があるだけあって新作の登場を首を長くして待っていたがまさかミステリー系のADVを持ってくるとは思いもしなかった。そう!新作「ステラーコード」はSF系のミステリーADVになるというのだ。「本作はミステリービジュアルノベルですが一般的なミステリーとは異なり犯人当てやトリックの推理は行いません」「解かなければならない謎は宇宙と理論物理に基づく神秘です」「ほとんどのパートはストーリーを追うことになります」これらのワードはいずれもSteamページに掲載されているもの。「ステラーコー...
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Steamゲームレビュー「アーシオン」

Steamで2025年7月31日既に発売されSwitch/PS4/PS5/Xbox Series X|Sでは2025年9月DL発売予定かつMD互換機向けパッケージ版が2026年発売予定の注目刮目のSTG「アーシオン」。これまでゲヲログではその動向こそ追ってはいたものの積極的に記事にはしてこなかった。Steam版を買った機に私がこのタイトルを俯瞰してみる。結論から言うとこのタイトルに関しては「良く出来ていて遊びがいあるSTG」に巧くまとまっているという意見が集まっていて私自身そのように感じるところである。「アーシオン」は株式会社エインシャントのシャチョーである伝説的なゲームクリエイター・ゲームコンポーザーである古代祐三が手掛ける新作STG。プレイヤーは突如現れた地球外侵略者に対して反旗を翻すため希望託された環境調査員:小鳥遊アズサ(タカナシアズサ)となり最新鋭宇宙戦闘機「YK-IIA」を駆り戦うこととなる。人類の未来への道筋を照らすためにはこの戦いにおいて決して敗北は許されない。ストーリを見る限り「よくあるあるw」っていう感じである。前述したように既にゲー厶へのレビューもSteam上で集...
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オーストラリアメルボルンにHOを置くSavySoda~新作は過去作の続編「Pixel Starships 2」

オーストラリアメルボルンにHOを置くSavySodaはこれまでゲームやアプリを数多くスマホ向けにリリースしてきた。その中で一番有名なゲームタイトルが間違いなく「Pixel Starships」だろう。日本語の攻略サイトを作るぐらい熱心なファンもいるタイトル。その攻略サイトの主によれば「ゲーム性凄いんだけどなにやったらいいかわかんね☆」っていう感じのゲームになっているようだ(サイト管理人:plastichyenaがそう言及している)。恐らくゲーム性がそれだけ深いんだろう。そしてスタジオは今続編の「Pixel Starships 2」に着手している。現在ゲームの体験版もSteamからDLできる。Steam表記で2025年8月27日にリリースされる予定。「究極の造船およびSF戦略ゲームを作成すること」がスタジオの目的。見るにファーストタイトルと違ってピクセル調のゲームではないようだ。つまりグラフィックスが進歩し3D調になっていることが公開されているトレイラーから明らかになっている。いずれにしたって1も2もクラファンに成功してきたIP。気になるゲーム内容は,,,「独自のデザインの伝説的なスター...
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私がFPS「Killing Floor 3」に多大なる期待を寄せる5の理由

他のFPSと違って特色がある「人を導く者は強制をするのではなく自ら模範を示しなさい」~孫武(中国の兵法学者)~このゲームは他のFPSと違ってよくある似たようなゲームじゃない。未だに二大巨頭とされる「BF」「CoD」だけどゲヲログもかって述べているようにこれらのIPは”うんち化の現象”に遭遇していてハッキリ言ってつまらんIPになってきた。シングルFPSが息を吹き返してそのストーリー性や特徴性が昨今見直されているという論が強まって久しい。シングルFPSは復権してきたんだよな。その最中FPSはマルチ化しているものを中軸として類似性の問題に徹してしまった。似たようなゲームが乱造されその一方で様々な試みがFPS界隈でにぎわってきた。タクティカルFPSやシングルボディカムFPSなどなど,,,古典的に言えば所謂ブーマーシューターの復権も見ていると我々は言っていい。じゃこの「KF3」がブーマーシューターと言えるか?そうじゃないんだよな。単に撃ちまくりのゲームじゃないんだ。
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【猫版「Wizard of Legend」?】新作魔法シナジー系ローグライト「Wizard Cats」へかかる期待

これは新生【猫版「Wizard of Legend」?】とでもいうべきか。BigFrogg Studiosがdev&pubになって手掛ける魔法系ローグライトの一作「Wizard Cats」への期待が高まっている。公開されている動画から垣間見るにこのゲームは小さめのフィールドを舞台にした3Dドット風のグラフィックスが丁寧に光る一作のように思う。所せましと魔法使いの猫が躍動する魔法シナジーものとして見て取れるゲームであることに間違いない。邦語sourceで解説しているとこがないのでゲヲログが勝手に変わり身になろう。このゲームプレイにおいてプレイヤーは魔法使いの猫となって魔法道を究めることとなる。ゲームの最終目的は”究極の魔法使い”になること。Steamページの文章からはゲーム自体がかの傑作ローグライトVSからの影響も受けているように感じる。というのもSteamページの説明書きにあるように「無数に押し寄せる小さな動物の大群と戦い抜かなければならない」ゲームだというのだ。「ポータルを使ってレベルを渡り歩き待ち受ける熟練のウィザードたちに挑みましょう」そのスペルメカニズムの道はほぼ無限に用意され...
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傑作ACTRPG「CrossCode」の開発元:Radical Fish Games 前作を踏襲しブラッシュアップした新作「Alabaster Dawn」に関する情報を逐次公開

傑作ACTRPG「CrossCode」の開発元であるRadical Fish Gamesが新作ゲーム「Alabaster Dawn」に関する情報を逐次公開している。どうやらそれらの情報を見る限り新作「Alabaster Dawn」も前作を踏襲したうえで方向性はそのままによりクオリティをブラッシュアップしたJRPG風のACTRPGになるようだ。なおゲーム「Alabaster Dawn」は(かつてゲヲログでも伝えてきたように)「Project Terra」というコードネームが割り振られていた一作である。情報によればこのACTRPG「Alabaster Dawn」の対応プラットフォームはSteamで2025年後半にEA配信予定だという。既にURLを取得したHPも公開されていてEA配信までの準備は着々と進んでいると見ていいだろう。Steamページも発表されていて現に公開されている関連Steamニュースページにおいても「デモ版の作り込みと公開に向けた動きが進んでいる」ことが伺い知れる状態にある。詳しい情報は昨年書かれたAUTOMATONの記事が良く書けている。ここで二の足を踏むまでもない...だ...
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Steamゲームレビュー「Neon Abyss 2」

ゲーム「Neon Abyss 2」のEA配信が本日7月17日に始まった。本記事執筆時点で価格2070円の限定的なセール(10%引)が行われていてEAながらそれなり値が張るタイトルになっているが私も躊躇なく買ってプレイしてみた。結論から言うとかなり好感触を抱ける内容である。dev:Veewo Games, pub:Veewo Games & Kepler Ghostの布陣で作られ発表された2D横視点ラン&ガンの系譜に属するローグライトACTゲーム。ナンバリング2となっているからファーストタイトルがあったわけである。続編として純粋に作られたゲーム。システムに変更点はほぼなくボリュームを上げただけの続作と言ってもいいだろう。唯一大きな変更点を挙げるとすればオンラインマルチプレイ(Co-opプレイ)に対応したところだろうか。前作はオンラインマルチプレイには対応してなかったのだが今作から4人までのCo-opに対応している。devとしては特にここに注力していてスタジオ初のマルチプレイタイトルという点を今作の持つ最大の魅力またアピールポイントとしている。ゲームはSFの電脳世界をテーマに取っていてここ...
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Steamで注目すべき日本語で遊べる高評価ギャンブルゲーム5選

Buckshot Roulette 「一度の過ちは数に入らない」~ミラン・クンデラ(チェコの作家)~ショットガンによるロシアンルーレットをテーマにとったギャンブリングゲーム。どっちかっていうと運の要素が強くて純粋なギャンブルに近い。ただホンマにホンマのロシアンルーレットだけか?というとそうでもない。つーのも特殊なアイテムがあって何回か使うことが出来るっていう前提条件がある。例えばアイテムの中には「次の実弾or空弾を確認するもの」「強制的に相手ターンをスキップするもの」「弾丸のダメージを倍にするもの」などがある。当初はシングルだけ実装していたが今ではシングルでもマルチでも楽しく遊ぶことが出来る。ロシアンルーレットで(笑)。
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2025年1月18日にEA環境で発売されたMichael Klaus Schmidtの個人スタジオSchmidt Workshopsによる「Cyclopean: The Great Abyss」~正式ローンチ日が2025年7月17日に決定

2025年1月18日にEA環境で発売されたMichael Klaus Schmidtの個人スタジオSchmidt Workshopsによる「Cyclopean: The Great Abyss」の正式ローンチ日が決まった。v1.0のフルリリース日はSteam表記で2025年7月17日となる。同スタジオによるゲームの作風はその全てが奇作といって良いだろう。「Anomalies」「Rocket Blasters」「Star Explorers」「Paradox Vector」「Islands of the Caliph」「Aberration Analyst」など連綿たるIPたちの面面を見れば一目瞭然。そんな中でも今回取り上げる最新作「Cyclopean: The Great Abyss」は特段本格的なクトゥルフ系ホラータイトルと言っていいはずだ。例の漏れずかなりの『個性派』である。伝統的ローグライクに良く見受けられる2D見下ろし画面とウルティマ風一人称視点の3Dダンジョン画面を切り替えながら進むゲームは総じて特徴的な単色レトロスタイルで描かれていてガチ”イッテル系”である。ゲームの舞台・...
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「ロマンシング サガ3」内ミニゲーム:マスコンバットに似ているSteamタイトルを二つだけ紹介する

「ロマサガ3」内ミニゲーム:マスコンバットに似ているSteamタイトルを二つ紹介 「ロマンシング サガ3」内ミニゲーム:マスコンバット...簡素な戦略システムの中に様々な工夫が施されたあらゆるRPG内ミニゲームを代表する超ド級の傑作であることに疑念の余地なし。タイミングが全てと言ってしまえばそうだがミニチュア風の兵士が左右に分かれ相対して戦うワクワク感に心躍ろされた方も多いのではないか。影響を受けたフリゲもあったとは思うが実はSteamでこのマスコンバット風のゲームはいくつか存在する。ここではそんなマスコンバットに似たSteamタイトルを二つだけご紹介。
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【「NieR」シリーズの影響下?】新作ローグライト3D-ACTシューティングゲーム「Coreless」必勝の布石【「Risk of Rain 2」の忘れもの?】

傑作2DローグライトACTシューティングの系譜に属する「Risk of Rain 2」は追加の大型DLCがダメダメだったことでSteamerには広く知られている。最近(5月)になって当の大型DLCの修正パッチが入ってかなり挽回しているがギアボのネガティブな影響の元で作られたこのDLCの「過去の清算」ができたとは到底いいがたいだろう。バグバグでリリースされたDLC・破滅的なゲームバランスを体現してしまった罪はやはり禍根として残っているのだ。そもそもゲームはそのDLCも含めリリース序盤がやはり重要だ。「ギアボは今後一切今作に関わるな」というレビューはログとして残ってしまっててDLC「過去の蛮行」は挽回しようがない。私は今後超長期的に見ない限り「Risk of Rain 2」はそのゲームとしての悪しき評価を事態打開できないと思う。大分の間酷評されていたDLCが大好評の本筋にまで影響を及ぼしてしまった。DLCは本来DLCであるがゆえゲーム本体の世界の拡張性を持つ。その拡張に失敗したという記憶「負の遺産」を覆すには例外的なロングスパンが必要なのだ。そんな中ようやっとこの似たジャンルで舞い降りたの...
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高度に抽象化された対エイリアンSF戦術級シミュレーションゲーム「Xenopurge」への期待感高まる

リリースを6日後(2025年7月12日)に控えた「遠隔操作でエリート部隊を指揮するタクティカルオートバトラー」を高らかに謳うシミュレーションゲーム「Xenopurge」への期待感が高まっている。このゲームは高度に抽象化されたシミュレーションゲームであり高級感のあるグラフィックスだとか3Dの豪勢な戦闘グラフィックスだとかがゲーム表現の手法として具現的にあるわけではない。そういったものとは無縁でありあくまで大局的な戦術級戦略立案が出来る対Xenos(所謂エイリアン)特殊部隊を指揮するゲームなのだ。あなたはコンピューター上のプログラマラブルな戦闘指揮をする司令官になるわけであってそれ以上はない。だがその価値は奥深いものがある。プレイヤーは「複数あるコンピューター画面から部隊が移動する施設のレイアウトを確認・捜索・回収・破壊を指示していく」こととなる。戦術画面はタクティカルに表現されていていわば大局的戦術級の特殊部隊シミュレーションゲームに近い。繰り返すように対エイリアン戦闘というとどーしても「XCOM」シリーズのようなスムーズアクション系のシミュレーションゲームを思い浮かべがちだがあれと違っ...
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KANAWO(カナヲ)制作&ドワンゴ・カラーのスピンオフ会社バカー配給の新作神竜育成ローグライトゲーム「DRAPLINE」~SteamにてEA配信済・高い評価を得る

新作ローグライトシミュレーションゲーム「DRAPLINE」が今俄かに注目を浴びている。同作は2025年6月30日にEAリリースされたばかりの出来たてホヤホヤのゲーム。開発は株式会社バカーのゲームマガジンブランド:Vaka Game MagazineとKANAWO(代表作「被虐のノエル」)が手掛ける。配給を担当するのはVaka Game Magazineという姿格好。KANAWO氏にとっては原点回帰作という立ち位置のゲームだという。価格1200円。さてではどんなゲームか。このゲームはなんでも食べるドラゴン娘(「神竜」とも呼ばれる)を育成し世界の終焉を阻止するために戦わせるというプロットを持つ。「神竜」はマジでなんでも食べる。Steamページによれば「肉・魚・岩・鉄・溶岩・山・他人の家も食べてしまう」とのこと。こういった食物種・食物量の多さに対応するように育成の方針としていくつもの√を用意しているほか一回のプレイが一時間で済むようになっているのでマジでローグライトとしての相性が良い点がプッシュされてる。また世界の終焉をもたらすという災いに相対し敵と戦う段になったらばこれまたいくつもの√取り...
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Steamゲームレビュー「Babel of Ystilia」

2025年4月3日にリリースされた伝統的ローグライク「Babel of Ystilia」。このゲームを今遊んでみて沼ってる。かなり良いゲームだと私は思う。デヴェロッピング・パブリッシングともにsundalikが手掛ける。価格920円。タイプとしては事前情報のローグライクと言えるだろう。...というのもワンターン前に相手の行動が大体わかるタイプのローグライクなのだ。もちろん予見できないものもあるが例外的で初見殺しってのがほぼほぼない。上手く対応できれば一回でクリアするようなローグライクヲタもいると思う。「こういうのをローグライクっていうんだよ!」byカナリーイエロー高速に動作するローグライクで読み合い...というよりかは事前の探り合いが熱い展開性を持つゲーム。ビルドの種類がとても豊富でそれでいて全体的にバランスに優れているので何回でも楽しめる。おそらくば収集要素の図鑑コンプリートにも実績が設定されているだろうからやり込み度も高い。8$あれば買える低価格な伝統的ローグライク。その割に完成度は極めて高い。ライフが少ないので一回一回の慎重さが求められ地味なグラフィクスデザインとは裏腹にプレイヤ...
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株取引をテーマにしたローグライクデッキ構築型ゲーム「Insider Trading」に見るゲヲログのメディア運用目的との同一性

株取引をテーマにしたローグライクデッキ構築型ゲーム「Insider Trading」に対する期待が高まっている。開発・配給ともにNaiiveが手掛ける。2025年リリース予定。あくまでリアル系の株取引シミュではない。「無限のビルドとゲームを破壊するシナジー」でもってして「市場を崩壊させる体験」を味わうゲームになるらしくあくまで架空取引のゲームであることには留意されたい。Steamでもいくつかある株取引シミュはぶっちゃけ評判が悪いものが多いのも事実だ。カードの力で市場を操作して...デッキを戦略的にプレイ...チャート生成を手中に収め...市場を狂気に追い込む究極のコンボシナジーを構築する...これがゲーム「Insider Trading」のプレイスキームだ。カードは最適化(追加・削除・強化による再構成)が出来て各カードで構成されるシナジーと効果を次々と振り絞っていく。カード構成によって新たな戦略を練って市場を赴くままに操作するというゲームになるようである。だからインサイダートレーディング...というわけだね。スキームを実行に移していく中で自分という株主の力をインサイダー取引(内部者取引...
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傑作伝統的ローグライクゲーム「Caves of Qud」~風向きは公式による日本語ローカリゼーションに期待して良い雰囲気に

Steamでも配信されているスーパーハイパーゴールデンオールタイム傑作伝統的ローグライク「Caves of Qud」の公式日本語化への道筋がついてきた!そのSteamストアページが進歩し日本語化されているうえに次のような文面も掲載されているのだ。以下Steam:Caves of Qudより引用する。注:本作は現在英語でのみプレイ可能です。開発者はローカライズを検討していますが、日本語サポートのリリース日は未定です。ご理解のほどよろしくお願いいたします!実はこの流れは事前に読み取れたっちゃ読み取れた事案だった。まず中堅の速報性の高いゲームメディアであるGameSparkが次のような記事を2025年1月30日にあげていたのだ。現在上述の引用文ソースが確認できるようにSteamストアページにも解説文言はしっかと追加されている。 GameSparkが伝えるように開発チームは「今後ローカリゼーションに力を入れる」と明言していたようだ。この流れはさらにさかのぼって実はXなどいくつかでも見て取れた情報だった。あくまで流れとしてだが見て取れた情報だったわけ。これをゲヲログ2.0はかってこのように伝えた...