9月28日に発表いたしましたCAPCOM CUP 12およびストリートファイターリーグ: ワールドチャンピオンシップ 2025のライブ視聴有料化の発表に関して「ライブ視聴有料化決定の背景」、「今後の情報発信」についてのお知らせとなります。
— CAPCOM eSports (@CAPCOM_eSports) October 26, 2025
■ライブ視聴有料化決定の背景
今回のCAPCOM… pic.twitter.com/4O3ifSty3K
カプコンが「SF6」プロ大会のライブ配信視聴を有料化する方針を発表し物議を醸している。実際上述のXポストがカプコンからされててさまざまな意見が飛び交っている。ここでいう大会有料化の方針は「CAPCOM CUP12」と「SFL: World Championship 2025」の2つの大会に関すること。私はこの話をプラチナ帯のGAIJINストファンも知っていることにむしろ驚いたクチだ。普段はこんなクソゲー(笑)に目もくれないSTGヲタのGAIJINが話題にするほどそれほど「SF6」は優れたタイトルなのだ。手っ取り早く言うと結局のところ問題はカネ。俗っぽい言葉だと”カネの切れ目が縁の切れ目?”っていうのかなぁ。
ここからは私が勝手に思うところ。戯言と思ってもらって良い。多くのゲームファンが言うようにカプコンは本業のゲーム開発販売事業で儲ければいいんだからプロ大会のほうは赤字でもいいのではないか?というJKの疑問である。実は本業が黒字であれば…という条件付きの事情は最近国際的には良く知られているエンタメ開発の常識である。実際多くのストファンがゲームコンテンツで収益が上がれば一番理想的で大会事業そのもので収益を上げなくてもよいのでは?という発想はある。また大きな視点で見ればこのことは多くの現在の主流海外devの動向からもよくよくわかる流れなのだ。例を挙げよう。
例えば「LoL」のアニメ版と言われる「Arcane」は実は大赤字であることで有名だ。だがRiotはそれを問題にしてないととあるメディアが報じている。手っ取り早く言うとdevのRiotにとってはハッキリ言ってスピンオフアニメ事業が赤字垂れ流しでも全く問題ががないのだ。確かに今全世界でナンバーワンの市場規模を誇るMOBAの雄「LoL」と一介の格ゲーに過ぎない「SF6」ではビジネスサイズの意味合いで比較にはならないという意見もあるだろう。多くのゲーマが感じるようにJKプロ格闘ゲームシーンは「LoL」ほど大きい規模にはならないだろうことも想像に容易い。それほど奥深い事情はあるしそれは認める。
一方この話は実は今になって始まったことではない。例えば「SF6」は配信によってVTuberが潤ってきたり斬新な企画や可能性のある話がいたるところに転がっているIPである(ファンならばなおの事これを承知なはず)。だからこそ「SF6」は「SF6」であり続ける。またチャリティーマッチと称したしっかりとした慈善事業のアイデアも実装されていてカプコン自身それを事実上公認している現状もある。マクロ的にみればカプコンの抱える様々なIPの事情もあるだろう。よーするに全社的な考え方が今回のハピョーには欠けているのだ。
実際カプコンって「Resident Evil」(「Biohazard」)とかいう世界的なIPも持ってていろいろと協賛してるやん。実質的にさまざまな観るイベントが開催されていて賑わいを見せている。それはYouTubeやDiscordなどといったSNSやネットワークコミュニティーと自然に接続されている。もちろんリアルも非リアルも含め全方位的な側面を向いているIT商品を取り扱っているんがカプコンという株式会社の強みなはずだ。このビジネスの世界では(数理的なアカデミックな世界とは違って)1+1が2でも3でも良いし100でも良いのだ。
一見してわからないところにわかるヒントが隠れていると思うんだが…。そこは知恵を振り絞ってみんなでdev/pub/企画者/ファンで共に考えられる点だからこそカプコンは正解を急スピードで見つける必要はない。ビジネスの話でいてビジネスの話ではないことを語らなければならないのである。さてひとつ間違えようのない確かなことがある。それが「SF6」というゲームがこの期に及んで今でも人(ヒト)を語らせる力を持っていることだ。ちょっと衒学的になってしまうけどそこんとこだけはカプコンさん( `・∀・´)ノヨロシク。そんなヲタバナシである。
