イスラエル製ドローンは買うべきではない


Japan should not purchase Israeli drones. This is because it could negatively impact Japan’s international standing. Japan has built a favorable reputation through years of diplomatic efforts.


イスラエル製ドローンは買うべきではない

私はコミュニストでも共産党員でも左翼でも反政権活動家でもなんでもないがこの問題については共産党の党活動としての方針や社民党の福島の意見を支持する。日本はイスラエルから装備品を買うべきではない。この問題は想像以上に根深いと思う。現に今日イランがNHKのテヘラン支局長を捕縛したというニュースが入ってきた。もし日本が同時期にイスラエルからドローンを調達していたら大変なことになっていたかもしれないという論はあながち間違っていない。もう一度言うが国としての日本どころか日本のあらゆる産業はイスラエル製のドローンを買うべきではないのは明らかである。

積極的黙認の外交

まだ国際的な結論は出ていないがイスラエルのドローンはジェノサイドに使われた可能性が高いとゲヲログは思う。イスラエルの対人戦略についてはかつて此処でも解説したことがあったがジェノサイドに使われた可能性が残るドローンを入札・購入容認するということは相当厳しい目を反イスラエル・アラブ諸国から浴びることに繋がるはずだ。イスラエル製ドローンも導入のひとつの候補になっていたというから日本もこの問題の例外だとは言えない。これまではイスラエルの自衛の立場・トランプ政権の対外交政策についてむずがゆいところを感じながらも基盤的にはそれを積極的に黙認する以外日本としての立場はなかった。それが外交的合理主義であり現実路線ではあるもののその延長上の施策としてイスラエル製ドローンを日本の国や日本の産業が買うべきではない。

エネルギー調達の問題

まず第一に中東・アラブ諸国との外交関係への影響がある。当然イスラエルと閾値を超えて仲良くしたりイスラエルのジェノサイドにある種の間接的加担をするということはこれらアラブ諸国から厳しい目を向けられる可能性が残る。また長年日本は中東・アラブ諸国とイスラエルを含むどの国とも(少なくとも戦後はかねがね)仲良くしてきた。特に中東地域で彼らの日本に対するイメージはかねがね中立的で良いとそう言われることが多い。それは長年の日本の外交努力によって培われてきたのだ。故にエネルギー調達も中東地域イスラム諸国を軸として上手くやってこれた。イスラエル・アラブ諸国など関係なく政治的圧力は中韓除く国であれば日本国に対してかかりにくかった。それだけ国際的な日本のイメージは良い。だがここでイスラエル製の武器武装防衛品やそれらに転用可能な装備品を買ってしまうと地域バランスや日本周辺の安全保障レベルにまで悪影響を及ぼす可能性がある。結果買わなくて大正解である。

国産で出来ることは国産で

何より重要なのはアンドゥリルの試みのような試みがあること。日本産の国産部品オンリーでしっかりとした性能と価格優位性のあるドローンは作れる可能性がしっかりと残ることだろう。はじめから国産部品で性能面コスパ面共に良いドローンを作れることをアンドゥリルは証明しようとしている。やってみなけりゃわからないのだから当然やるべきだとするのがパルマー・ラッキーのスタンス。この意味においてオーストラリア産ドローンを購入する意味すらない。国産で出来るなら国産でやるべきだ。そっちのほうがリスクは少ないし国際上の問題も起こりにくい。現に特定の装備品はしっかり国産で調達している。国産でできることは国産で。自国で出来る安全保障は自国内だけで完結させることは高市政権としても重要なことなはずだ。

レピュテーションリスク

このように緊迫する国際情勢の中で政治的シグナルには日本としても敏感になるべきだし中立的で信頼できる国という日本国のイメージ戦略は堅持するべきである。中東では「何を買ったか」ということも政治的メッセージになる可能性がある。だからこそ恐らくNHKのテヘラン支局長は近いうちに解放されるだろう。もちろん支局長捕縛の報道とドローンの報道がどういう関係性をもっているかは難しい問題であるし曖昧なところが残る。だが日本としてはこのような悪評の問題=レピュテーションリスクに関することで同じ過ちを繰り返さないことが重要である。