パブリッシャー:Hooded Horse~スパイ諜報グランドストラテジーゲームに手を出す「Espiocracy」


In the grand strategy game “Espiocracy,” you lead the intelligence service of one of 74 nations.
Create your own secret history from the start of the Cold War to the year 2020.


And ye shall know the truth and the truth shall make you free.
—John 8:32—

かねてよりゲヲログは、パブリッシャー:Hooded Horseのことを絶賛してきた。 もともと、そのCEOがめっちゃくちゃ頭のいいひとだということも、重々伝えてきた。今回取り上げるのは、そんなHoodedのスパイシミュレーションゲーム「Espiocracy」である。本作は、いわゆる“パラドゲー”的なスパイグランドストラテジーゲーム。Pは74か国のいずれかに属する諜報機関を操作し、世界を裏側から動かしていく。2020年までに、どういった世を作り上げるか?「どのような世界秩序を築くか」それをP自ら描いていく。

イデオロギー闘争、クーデター、代理戦争…冷戦期の権謀術数が渦巻く世界を、本格的なシミュレーションとして体験できるのが本作の特徴だ。「冷戦の始まりとともに、74の国のいずれかで諜報機関の指揮を執れ」「クーデターを扇動し、諜報員を送り込み、あるいはプロパガンダを駆使して、自国を有利な状況へ導こう」これはForbesによる本作レビューの一節である(ちなみにForbesは、ゲーム業界やゲーム技術に関する記事も意外と積極的に扱う媒体だ)。

同誌の言葉通り、本作におけるスパイの役割とは、国家がどれほど困難な局面に置かれても、その存続と優位を陰から支え続けることにある。振り返ると、冷戦初期~中期には、世界を変える局面が多くあった。東西ドイツ分裂、イタリア国民投票、チェコスロバキア選挙…戦後世界を揺るがした歴史的事件がゲーム内で重要な意味を持つ。大きな戦争ではなく、小競り合いが頻発する冷戦の世で真に力を持つのは「情報」である。これがこのゲームの基盤的な思想だという。

んだから、工作員を動員したり、「アクター」と呼ぶインフルエンサーを利用したりと、世の中を裏側から「情報」で操る要素満載である。Steamページの〆にはこうある…「あなたは地政学的な意味でも、社会経済的な意味でも、全く状況の異なる国の運営や予算、人員を管理することとなる」「技術的にも政治的にも変化の激しいこの時代を生き残るには、冷徹かつ狡猾に立ち回らなければならない」「固有能力や多彩な戦術を駆使して、新興国、大国、独立運動に貢献し、この難局を乗り越えろ」と。

※文章Steam:Espiocracy エスピオクラシーより引用