「フチコマがSACでタチコマになったのはコナミのせいだ!」
— えすつー (@sTwoJapan) November 29, 2023
といった発言をたまに見かけるが。
「テレビアニメ化する際に、士郎正宗さんから新しいキャラクターを出さないかと提案があり、3Dのタチコマの原デザインをいただいた」
※『攻殻機動隊3』は企画段階のSACの呼称#士郎正宗 #攻殻機動隊 pic.twitter.com/RbufF8W2Vk
I will explain the name difference between “Tachikoma” and “Fuchikoma” that appear in Masamune Shirow’s “Ghost in the Shell.” In conclusion, none of these theories are proved information.
「タチコマ」及び「フチコマ」の違いの検討
いずれはゲヲログでもアニメ化記念として記事を書こうと思っている士郎正宗原作の傑作SF漫画「攻殻機動隊」…この漫画の中で「タチコマ」と「フチコマ」が出てきますね。どっちがどう違うのかっていうのをまとめて検証したサイトってないですからここはゲヲログが手を上げてやってみよう…と。結論から言いましょう。どっちかっていうと「タチコマ」のほうがフレーズ的に正当派な気がします。我々の世代で「攻殻機動隊」をリアルで読んでた見てた層も大概「タチコマ」がメインな呼び方ですね。なぜか?
「タチコマ」の由来
これは傑作とされる神山監督によるアニメシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」があまりに巨星すぎてこの影響が強いものと思います。このアニメの中で登場するシンク=人工知能搭載で考えることが出来る多脚砲台が「タチコマ」です(これから作られる2026年開始の新アニメでも名称は「タチコマ」だと言われている)。”SAC”は全米CATVの視聴率1位を記録するなど輝かしい実績を持ち国際的に知られる傑作アニメシリーズなわけでこの影響はあると思う(ただ押井による攻殻作品がビルボードでトップ取ってますから代表的な評価としてどっちともつかずとの評もある?)。この名称の由来は「立っている」から・あるいは「多脚砲台」だからだとか様々な説がある。
「フチコマ」の由来
対して「フチコマ」はどうか?漫画版初巻およびPS版に登場するのが「フチコマ」です。これはシリーズに馴染み深いファンとしてはちょっとマイナーな感じはする呼び方よね。フチコマは漢字で「斑駒」と書きその由来は日本神話にあるようです。スサノオの馬「天斑駒(あめのふちこま)」より取られているとのこと。由来が神話なわけでSFのミョウチキリンな点と一致点が多くシロマサの好きそうなネーミングの仕方ですよね。そして「フチコマ」の由来もダブルとかのミーニングの説もあって「伏せているから」というものがあるようです。結局のところどっちだかはわからない曖昧領域をわざと作っているように思えますね。
商標・版権説は真実か?
有名な話にかの大企業コナミ(ゲーム会社)が「フチコマ」を商標・版権登録したことによりその名称が使えなくなってしまって「タチコマ」に変更したという説(シロマサの代表的なファンからは否定されている説)があります。これはファンの間でもかなりの程度通説になっています。ですが特許庁の商標登録データベースに公開データが皆無・ない(!)ためこの定説(とファンの間でされている説)は真実かどうか定かではない…という別の考え方もあるというのです。つまり様々な説があっても合一的に攻殻の公式側が明言した一次資料がほぼ存在しないというのもまた事実なようであります!神山監督が関連発言していたかという準一次情報もまた今となっては定かではないです。
結論
…というわけでかなりややこしくなったけど(笑)結論です。原作・原典重視なら「フチコマ」です。そして世代体験や国際的浸透度なら「タチコマ」に軍配が上がると思います。それぞれ名前の由来となる説は多数有れどもどれもどっちとも付かず。んでファンの間で有名な商標・版権問題説でさえあくまで通説止まり。これ有名な割に実は確定情報ではありません。攻殻らしく意図的な曖昧さが残されている可能性が大きくまたシリーズを通じてかなり融通の利く…というかかなり複雑なIPの問題を抱えている作風だからこそ名称の混乱は生まれた…というのもまた真実だと言えるでしょう。
