AyanoJun

学術

コロンビア大学大学院に進学するにはGPA3.6以上が必要である

GPAってのはGrade Point Averageのことで平たく言うと大学(高校でも導入してるところはある)の成績がどれぐらいだったかを示す指標のことだ。ではどう算出するのか?まず前提としてS A B C Dの評価が単位について下る。S=90点以上=4ポイント A=89点~80点=3ポイント B=79点~70点=2ポイント C=69~60点=1ポイント D=59点以下=0ポイント これが算出のための基準だ。これに単位数をかけて加重しGPを出す。加えて履修単位数で割ることでGPAは算出できる。つまりここで...GPA=各科目の{(単位数)×(ポイント)}の加重総和÷総履修単位数という方程式が成立する。どの大学でも(大学の偏差値とかレベルに関わらず)判別方法は同じだ。例えば2単位 Sをある単一の科目で取ったとする。同様に4単位 Aをある科目で取ったとする。同じく2単位 Bで取ったとして1単位 Cで取ったとする。Dは落第(所謂単位を落とすというのはDのことを示す)だけどまぁ2単位分落っことしたとしよう。このときGPAはどうなるだろうか?上の方程式に当てはめてみると...GPA={(2×4)...
エンタメ

Myukの曲に涙する

シンガーソングライター:熊川みゆによる音楽プロジェクトであるMyuk。ラジオを初めとしてバイラルな形で様々な音源に登場する熊川。そのキャリア内で過去最大規模となるであろうライブツアー「Myuk Anniversary Concert Tour 2026」の開催が決定している。同ライブツアーでは愛知(DIAMOND HALL)・大阪(なんばhatch)・東京(Zepp DiverCity TOKYO)を来年三月末の二週間で駆け抜ける予定だという。どれも夕方ぐらいから音響は始まる予定だ。熊川の音楽...その黎明期は特にYUI/絢香/エド・シーラン/テイラー・スウィフトに強い影響を受けているという。どっちかつと実力派の音楽に影響を受けていえるように思える。さらに音楽PとしてMyukを立ち上げたきっかけとなったのがまぎれもなくEveであるという。Eveという令和を代表するJ-POPユニットとの出会いでもってして「音楽の表現の深さ」に気づき「サブスク時代以降のアーティスト」として自らの「音楽表現を広げるため」にプロジェクトを立ち上げたという(Wikipediaより)。私も「マリー」を聞いて相当感...
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BGオマージュSS~Slay The Dragon

漆黒の闇が広がる洞穴の奥深く…「氷の祠」の奥深くに眠る竜はシャドウハートに気付くと目を覚ました。 竜は猛烈な怒りと共に苛虐な勢いを誇る炎を口から弾き出しながら言う。「――汝求めるものは何か?」「私たちは闘いに来たんじゃない。炎の契約をお前と結びに来たのだ。新たなる契約を結べ強きドラゴンよ」「ならばまず私を倒せ。力無き者契約を結びに足らず。汝私と契約を結びたければまず力によって己を語れ」蒼偏の鱗を誇示しながら竜は己が力溜め始めた…シャドウハートの周囲の氷は既に溶けつくしている。寒暖差の大きい洞穴・氷に加えて炎が入り交じり始めた祠の中にて竜のプレッシャーがより増大した。呼吸すら難しいほどの炎の勢いを感じながらシャドウハートとその一向は剣・弓・槍・杖を構える…「…これがかの『契約の試練』か…」祠がある村で村民から聞いた通りの伝説は真実だったのだ――。「血を流す勇気の無いものは祠の竜には敵わないよ」強く揺れ動き始めた洞穴の中で言葉が脳裏をよぎる。"先代のバルダーズゲート"が超えられなかった壁を越えようとする勇者たちは今最強の巨竜との闘いに臨む。「私を”力のみによって”捻じ伏せろ。さすれば全ての...
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KF3オマージュSS~Beginning of the Evil

=WARNING=REC00:00:00=西暦2045年=競合的資本主義終焉・地球連邦政府崩壊・第一次生物大戦勃発.「気候危機」「エネルギー枯渇」「金融システム崩壊」によって社会不安定化.人間の手による生物兵器を多く使った大戦が勃発し,経済的困窮が急速進行.社会全体の1%が富の95%を独占.=西暦2055年=「10年戦争」の結果,地球上全ての企業が一体化.Horzine社による経済寡頭化進行.表向きは経済体制の維持を名目とするが背後で世界掌握を目しHorizine社暗躍.限定資本間でのロビー活動によってありとあらゆる租税が無くなる.=西暦2061年=Horzine社による新型AI:Astellarが生物兵器Zedを誕生させる.ロールアウト後数か月のうちにAI経済制御システムを独占・インフラを完全に支配.その後人類を助けるためではなく,統制するために生物兵器Zedを独力で作り出す.後「完全なるシンギュラリティ実現」と自らの行動を呼称.=西暦2069年=生物兵器Zedが「アイアンサイト事件」を起こす.アイアンシマー島アイアンサイト村にて隔離されていたZedが村民を無差別殺戮.Horzine...
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新しい形の芸能プロダクション:COCOA PRODUCTION その音楽レーベル活動を活発化させる

次世代アーティスト育成を社是に掲げる新しい形の芸能プロダクション事務所であるCOCOA PRODUCTIONがYouTubeでそのレーベル活動を活発化させている。同プラットフォーム上でメンシプサービスも始めている。この芸能事務所は旧来からの伝統的な芸能マネジメントに加え新戦力の積極的なマイニングとクリエイティブプロダクティブに特に力を入れている会社らしい。一言で言えば「面白い芸能事務所」の性質を呈しているのだ。ではどこが独創的で面白いのだろうか?どこが具体的に新しいのか?曰くところによれば「歌いたいけどどうしたらいいか分からない人が歌える場所をコンセプトにしたレーベル」...それがCOCOA PRODUCTION同社のレーベルCOCOA MUSIC JAPANだという。「ボーカルはプロではなく」「デビューもしていない」が「再生数によってはレビューも検討する」という。ちなみに既存の配信楽曲はクオリティ・クリエイティブの観点から様々なAI補正をかけているという。そういう意味でもモダンな音楽解釈バリバリな楽曲生成を得意としている会社でそういった方針に基づくレーベルを主催しているようなんだ。同...
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FateSS~きっと強い魔術師に…

私は幼いころから【魔法】が使えた!幼稚園から帰る際自然と【使い魔】を召喚できるようになった!偶然召喚できてびっくり!他の子がシャボン玉を吹いて遊んでいる時私は小さな黒猫を召喚し遊んでた!小学生に入るころには【真紅の火の魔法】が使えるようになった!うっかり学校の教科書を火で燃やしてしまって父様に怒られた!でも嬉しい!中学生になってから直ぐ【サーヴァント】を使役できるようになった!触媒無くしてサーヴァントを使役するのももうすぐそこ!遠坂家の恥にならない魔術師に!このまま行けば高校生になるころには【太綬魔法】が使えるようになるんだ!――もしこのまま行けばきっと大魔術師に...歴史に名を残すような強い本物の魔術師に!このころの凛は未だ知らない...この世には未曽有の戦乱が影してあることを.歴史は冷徹な血によって塗り固められてきたことを.凛が気づくころにはきっと凛は立派な魔術師になると同時に.立派な大人になっているだろう.まだあどけなさの残る大きな青い瞳はきっとサーヴァントとその先にある戦乱を...ごく朧気にだがしかと見据えているのだ.心の内に灯る炎の玉のようにくっきりとした瞳で... body...
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PongorianGames~魔王とミミックを主人公サイドに取り入れた奇作「Mimix」を2026年Q1に発売予定

Xerポンゴ氏がゲーム制作活動を活発化させている。正直まだタイトルの全貌はよくわからないが三つ同時並行でゲームを制作している...と本人はX上でポストしている。開発エンジンはUnityが主であるとのこと。三タイトルの名称は「サモンピア」「Croaxa」「Mimix」。それぞれ正順にオンライン対戦カードゲーム・ホラーカードゲーム・1-bitローグライクカードゲームとなっていてカードゲームそれもローグライクカードゲームがボンゴ氏が一番得意とするゲームジャンルであるようだ。中でも一番力を入れて制作している...と本人が語るのが「Mimix」だ。このゲームは既にそのSteamページが公開されていて制作中の三タイトルの中でも一番情報が巷に溢れている状態にある。そのタイトルが示す通り宝箱を模した凶悪モンスターとして名高いミミックをテーマに据えている。それもミミックは魔王(自キャラ)サイドの味方という設定だ。1-bitローグライクカードゲームといってもオートバトルの様相を呈したゲームデザインが実現されているらしい。ゲームは魔王が勇者に敗れ敗残兵になったところからスタートする。ダンジョンに命からがら逃...
ゲーム

これもゲーミフィケーション?大塚製薬・花王・松竹のSteamでの試み【1.5&2.0同時投稿記事】

大塚製薬の製品「カロリーメイト」シリーズがらみのオフィシャルゲームが去る2025年9月19日ごろにSteamで配信された。これまでも企画としてプログラマーや技術者など所謂ギークに寄り添ったエンタメを大塚製薬は打ち出してきた。今回作られ配信されたSteamにおけるブツもどうやら期間限定の販促企画の成果ということらしい。そのタイトル名は長く「BALANCED FOOD CalorieMate FOR GAME CREATORS - JELLY MISSION -」というもの。ではどんなゲームなのだろうか?さらに本記事にて大塚製薬と似ているSteam上での新たなる試みもいくつか紹介する。このゲームはSteamでリリースされている割に対応言語が日本語だけでインターナショナルな性質を打ち出しているものではない。だが内容は斬新。ゲームではプレイヤーが「カロリーメイト」製品に成り切って冷蔵庫から脱出・ゲームクリエイターである主人の元まで”自分”を届けるという思わず大草原不可避の壮大なアクションアドベンチャーになっている。この際ハッキリ言っておくが採算度外視の馬鹿ゲーの類と見ていいだろう。大塚製薬と...
ゲーム

Steamゲームレビュー「Alabaster Dawn」デモ版

インディーゲームイベント「BitSummit the 13th」にも出展されていたというゲーム「Alabaster Dawn」のデモ版がSteamでプレイアブルな環境にある。名作アクションRPG「CrossCode」を手掛けたRadical Fish Gamesの最新作。最初のボスを倒すまでプレイしてみたのでレビューする。結論から言うとかなり期待できそうな一作。ただ超感動作になってくれれば...という要望はある。というのもこの手のRPGだとやはり根源的にストーリーで泣けるような一作になってくれないと達成感・プレイ後の余韻があんまりない...そんな年齢にゲヲログもなってしまった!そこがあれば間違いなくこのゲーム100点である。クリアまで60 時間を想定しているというアクションRPGの大作になる見込みであることはゲヲログでも既に伝えてある。EA環境でそう遠くないうちに配信されてフルリリースは2026年上半期になる見込みだそうな。デモ版では超進化を遂げたアクションRPGの神髄をまざまざと見せつけられたといって過言でない。アニメーションもグリグリ動くしドット絵の活きの良さが現れながらもヌルヌル...
ゲーム

ゲーム産業(やアニメ産業)に求められるのは「官」による公共投資ではなく市場の構造改革である

民間投資の重要性振り返れば誰の目にも明らかなことだがゲーム産業は国家主導型の産業ではない。民間主導型の産業である。その市場規模も民の欲求(娯楽心)によって拡大してきた。不況にも比較的強い...とされるのは「切り捨てにくい娯楽産業」というポジションにあるからだ。最近のインディーゲームや同人ゲームの興盛はまさに「民の力の創造性と消費者の支持」による自律的な力を象徴している。学者も新聞も官製産業を批判する際にゲームのことを持ち出すことが多い。ここ数十年で発展してきたのは国産スパコンでも国産検索エンジンでも国産AIでもない。民間投資を主とするゲームやアニメなどのサブカルチャー産業であるというわけだ。「官」に求められるのは公共投資や補助金ではないだから「官」が後追いでゲーム産業に投資し振興策を講じるのは今や時代遅れだ。現場からは「いまさら感」が出やすい。例えばアーカイブを主とする展示施設建設のように市場の実態や構造問題を踏まえない公共投資は空振りに終わりやすい(所謂「アニメの殿堂」がその典型例)。アーカイブには文化的意義もあるだろうからはなっから否定するつもりはない(その線で行けば国会図書館や国...
学術

日本の警察は検挙対象に甘いのか?

日本の警察は検挙対象に甘いのか?これ大変興味深いポストだと思う。確かに印象として「移民に甘い警察」っていうゴシップはあっていいと思う。でもちょっと待てよ。私たち立ち止まってもう一度考え直す時だとも思う。古きに今まさに学ぶべき時なのだ...と。もうちょっと深入りした論を作るために事例を出すね。昔暴力団の人が東京の住宅街で立てこもってSATに取り囲まれた事件があったじゃない?あれってSAT動員したうえで解決したんだけど狙撃銃まで持ち出して犯人とすれすれまで交渉したんだよね。撃つことは出来たんだよ。マジで。だって本格的な狙撃銃まで持ってきたんだから(しかも結果的にSAT側に殉職者まで出てしまった...)。簡単に遠距離から正確に打ち殺すこと出来たんだよ。でもそれをしなかった。なぜだと思う?SATに学べる事というのも犯人は追い詰められてSATの方を流れ弾で殺してしまった。もちろんこれは最悪な犯罪だ。だがそれを加味してもこれでもってして単純に「警察が犯人に甘い態度を取っていた」とはいいがたい側面がある。日本の治安機関はいざというときに撃つけどそうそう簡単に犯人を撃ち殺すことはできないんだ。一昔前ま...
ゲーム

俄かゲームジャーナリスト(笑)ゲヲログ~Hooded Horseのゲームに対してその魅力を手前勝手に語る

目次 序論:俄かゲームジャーナリスト(笑)ゲヲログ~Hooded Horseのゲームを語るSteam界隈で局所的に有名であるゲームパブリッシャーであるHooded Horseのゲームに対する姿勢をかってゲヲログは高く評価したことがある(必視!)。この記事は一部のXerにしか響かなかった記事だったものの(また手前味噌であることを承知で言うが)合理的な内容だと今でも思う。『Hooded Horseは単なるゲームパブリッシャーではなくゲームデヴェロッパと距離感を上手く測ることに長けている...』という意見はこのゲーム会社のゲームに対する優れたスタンスを的確に表していると今でも思うのだ...というわけでHooded Horseに期待されるネクスト・ステージ・オブ・ザ・ゲームをちょっとばかし紹介してみようと思う。【ゲヲログだからこそ耳の痛い話も話す】「エンドレスシリーズ」に関する悪い噂 まず「ENDLESS Legend 2」。しょっぱなから何言ってんだ状態だがハッキリ言ってこのタイトルに私は期待してなかった(大笑)。なぜかっていうとこのゲームは開発がAMPLITUDE Studiosなんだよね...
エンタメ

【ゲヲログ傑作劇場(輸入記事)】北斗の拳”南斗水鳥拳のレイ”

昔作家の仁木が言ってたんですけど、仁木は幼少期にこの巻に収録されているレイのエピソードを見て泣いたことがあったらしいですね。仁木は信州大学を出て作家やりながら坊さんもやって私塾もやってるっていうすごく器用で優秀なかたで、子供のころ初めて、このエピソードを読んだらしいです。その時に仁木は、自分の劣等感とあわせてレイの死を悲しんで号泣したそうです。ただし、仁木の評論はすごいものでこれだけじゃありません。仁木が人生の段階を踏んでステージを駆け上がっていった先にやっぱりこの漫画のレイのエピソードについて再考するべきものがあると確信したそうです。それがなんだったのか?仁木は人生において苦しいことや悲しいこと、そしてそれを乗り越える勇気が必要だということをよくよくわかってきた。苦悩もまたその通りにあるべきだとしたようです。そして、大人になった時にこの漫画のレイに学んだことがある、といいます。それが義星の役割だった。男として一人の女性を愛し、そのひとのことを思いながら、決してかなわない敵すなわちラオウ、拳王に定められた死の期限をしっかりと果たして堂々と死んでいくその様子が美しく、その光景にこそ泣いて...
ゲーム

灯籠トンネルSS~花言葉は…”私は幸せ”

猫のぬいぐるみを追いかけて,”あの世界”で再会した父の声に涙したことを私は覚えてる.あのね,お母さん...私,あの”灯籠トンネル”を出た今でも,確かに覚えているの.「さゆき,お前は生きることが出来る.ここはまだ,生死の際だから...」「お前も,タクのことも,母さんのことも愛しているよ.どうか幸せになってくれ.」「お父さん!あたし生きるから!絶対幸せになるから!」大きい事故で昏睡に陥ってたあたしは目覚めた.”際の世界”の『みんな』に導かれて.「嘘みたいだけど,お父さんに”あっちの世界”で会えたの.みんなの事愛してるって...」「!...そう,あの人が...」「幸せを願ってるって,言い残されて...それで別れたの.」「さゆちゃん,しっかり元気になったら,さゆちゃんに渡したいものがあるの.」「あの日,あの人が買っておいたさゆちゃんへのプレゼント,実はまだ手元あるのよ.」”世界”の記憶を辿って,私はふと気付いた.「それって...ひょっとして...!」残されたプレゼントは,"くちなしの花びら"と"猫のぬいぐるみ"...あの日,お父さんがプレゼントとして残してくれた,"くちなしの花びら"と"猫のぬ...
エンタメ

所謂「短編の名手」とされる漫画家に長編を諦めさせるのは妥当か?

所謂「短編の名手」とされる漫画家に長編を諦めさせるのは妥当か?私もタイザン5の短編をいくつも見てきてその完成度の高さにびっくりした。通じているのは時系列の整理がしっかりと出来てている点・瞬発的なアイデアが光るという点・漫画の多様性を最大限尊重した丁寧なハナシ作りが出来ている点だろう。例えば傑篇「ファイティングガールズ」も傑作「タコピーの原罪」と同じように時系列の整理が出来ていてしかもよりシンプルに瞬発的な描画が光っているので近年稀に見るほど漫画界で高い完成度を誇っている。「キスしたい男」は時系列の整理というよりかはそれにあまりこだわることなくストーリーの完成度と心理描画の変遷に焦点を合わせている点で斬新だ。他どれも個性的で面白い。異論はほぼほぼないだろう。それぐらい凄い漫画が多い。「長編の名手」とされる人々はどう漫画を描くか?他方長編が得意な漫画家はキャラクターや世界観に焦点が当たることが多い。特段この二点で優れた漫画作家が「長編の名手」とされることが多いだろう。短編が得意な漫画家とはやはり相対する側面が多々観察できるのである。より具体的に言うと特に今Xで巻き起こっている漫画の論が『タ...
学術

国産半導体ファウンドリ:ラピダスが批判されるたった5つだけの単純で確かな理由

ラピダスは失敗するNHKスペシャルで放映されていたこの番組を先ほどから見ていて確かにその内容は面白いと思った。どっちかというと「国策の賭け」という競馬的な観点から見ての事であって経営の筋としては当然ナンセンスだ。私はラピダスには否定的である。その論拠の説明は小幡績さんが東洋経済で述べている論が一番核心に近いと私自身思う。この記事は東洋経済オンラインに昨年12月にアップロードされた記事なようだがコアな点で理論的に評価できる。記事の要点をまとめながら私なりの考え方を付記する形で付論としてゲヲログ1.5で述べてみよう。安全保障上の課題しか見えてこないまず小幡さんが述べているのが北海道にある工場の立地の問題だ。小幡さんも「これは政治的な理由からだ」と述べている。国際的な枠組みの中で立地を国内に据えるのはガチの安全保障の問題・課題であり地域紛争や戦争などが巻き起こっている現代社会でこそ役立つというだけのことだ。つまり国産半導体はゲームチェンジャーになりえないのだ。この点を小幡さんはむしろ逆評価している。つまりラピダスが成功するには「政治的問題がむしろ不可欠な状況である必要がある」のである。グロー...
ゲーム

ニトロプラス所属シナリオライター:下倉バイオ~ゲーム制作系ノウハウ本『「選択肢」の選択史』を2025年9月18日出版

講談社の完全子会社の出版社であり同社の系列グループの音羽グループに属する星海社から新しくゲーム系新書が出版されることが明らかになった。タイトルは『「選択肢」の選択史』となっていてトートロジー的な題名がついている。副題『ニトロプラスのシナリオライターはノベルゲームをどう作ってきたか』。その題名が示す通りニトロプラス所属のシナリオライターである下倉バイオが記すゲーム制作系のノウハウ解説本になるようだ。本書の出版年月日は2025年9月18日となる見込み。下倉は『月光のカルネヴァーレ』でニトロプラスのIPでデビューした後に数々のシナリオ系ゲーム(ノベルゲーム)制作で活躍してきたノベルゲーム界の寵児。その代表作として『スマガ』『STEINS;GATE』『アザナエル』『君と彼女と彼女の恋。』『凍京NECRO〈トウキョウ・ネクロ〉』『みにくいモジカの子』などがあるということが本書の要約にある。説明書きにある通り多岐にわたるIP制作で活躍してきた。一番有名で知名度抜群なIPは恐らくば『STEINS;GATE』だろう。2007年から活躍してきた古株。今やノベルゲームに留まらず『TVアニメ・ドラマ原案・漫...
学術

二バイト文字はなぜシステム上翻訳が難しいのか?

二バイト文字はなぜシステム上翻訳が難しいのか?英語は単バイト(一バイト)で扱える言語なため構造上簡単である。ローマ字を思い出してほしい。西洋の言語は限られた文字でその当該言語が構成されているのである。限りなく単純に言うとこれが理由であるに尽きる。大して中国語や日本語などは二バイト文字である。言語の構造が複雑なためシステム上翻訳がとても難しい。よくゲーム翻訳で二バイト文字が翻訳難度が高いのはこの根である。詳しいところはGPTに聞いてみた。ちょっと詳しく見ていこう。①文字コードの複雑さまずGPTはこれを挙げた。たとえば「あ」と書いたとする。その「あ」に該当する英文字は「A」である。ただしバイト単位で切り出すと「あ」は"0x82 0xA0"なのに対して「A」は"0x41"である。このように二バイト文字は一文字を二バイト以上で構成しているがそれに対し単バイト文字は一文字=一バイトで構成される。そもそも構成する文字コードが複雑だからシステム上当然翻訳は難しくなる。②バイトと文字の混同次にGPTはこれを挙げた。翻訳システムのうちの多くは文字列をバイト列として処理する。しかし二バイト文字を単純に単バ...
ゲーム

期待できそうなローグライトFPS「Moros Protocol」(毀滅協約)~体験版やった感想

結構よく出来ている。この手のローグライトFPSはいくつも事例があってどれもが優秀なゲームデザイナーのもと有望なタイトルになっているものが多い。そんな中でこのゲームの体験版をやってみた私なりの感想をまとめてみたいと思う。まずデザイン面から見ていこう。デザイン面は凄い出来である。幼虫のようなクリーチャーからバイオ風のクリーチャーまでよく作り込まれていてしかもそれがビットデザインのテイストで彩られているので相当興味深く見ながらプレイできる。3Dなのにビット調デザインで彩られていてこのデザイン氾濫の時代に新機軸が作れていると思う。グラフィックスの問題は超重要でそこにどうワクワク感をプレイヤーに抱かさせるかがここ数年の間ゲーム開発のトレンド的話題になっている。Steamでもこの点は相当重要である。唯一無二の体験性をプレイヤーにもたらすことが重要だからだ。このゲームだからこそ...という側面はゲーム開発者として忘れてはならぬことなのだ。次にシステム面。ここは冒頭やっていた限りでは近接攻撃が重要視されているように感じた。特に序盤は弾数とか銃器類がないのでうまくやりくりしないといけないんだ。始めっから...
エンタメ

NHKもといEテレ最後の良心(?)こと「みんなのうた」~にじさんじ所属ライバー:ROF-MAOが歌う新曲「おったまげったん」の放送が2025年10-11月に決まる【1.5&2.0同時投稿記事】

これまでゲヲログでは音楽がらみの記事をいくつも上げてきた。一連の音楽記事がらみの情報その中でも特に私の印象に残っている音楽番組がある。やはりNHKもといEテレ最後の良心こと「みんなのうた」だ。「やることやってくれるじゃねえか!NHK」というわけ。押井守が言うまでもなくエンタメ表現の半分以上は音楽だと私も思う。なぜわざわざこんなこと言うのか?というのも...にじさんじ所属ライバー:ROF-MAOが歌う新曲「おったまげったん」の同番組内での放送が2025年10-11月期に決まったのだ。これは2025年8-9月期に放送された超ときめき♡宣伝部による楽曲「キラキラミライ」・TaniYuukiによる楽曲「万有引力」に続くトレンディーなミュージックセレクトといって良いだろう。同期(2025年10-11月)に放送される新曲には今井美樹による「青空とオスカー・ピーターソン」・マカロニえんぴつによる「ハナ」・クリープハイプの長谷川カオナシによる「かくれんぼの達人」と曰くありげの曲目が揃っていて「NHKやっぱわかってんじゃねえか...」と思わせるラインナップ。ちなみに楽曲の選考はNHKが専有的に行うラシイ...