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変な漫画を多数レビューしてきた漫画馬鹿:ゲヲログ~「サイバーパンク エッジランナーズ」コミック化に関する駄文を連ねる

ゲヲログでは変なMAGコンテンツに関して独自の視点(笑)で限定的なファン(笑)にこれまでも情報を伝えてきた。「サバキスタン」「OMORI」「タコピーの原罪」...言われるまでもなく曰くつきの一種の奇作ばかりである(特段前二つを”推し”として挙げるコミックスファンなんぞ日本ではほとんどいないだろうが...w)。今回紹介する「サイバーパンク: エッジランナーズ MADNESS」だって同じようなもんだ。KADOKAWAの運営するWebコミックサイト「アライブ+」で連載中のブツでNetflix配信アニメ「サイバーパンク エッジランナーズ」を原案にとっている。アニメの内容の前日譚という位置づけの漫画。主人公にピラル・レベッカ兄妹が据えられ彼らがデイビッドと出会う時系列上の前を描いている漫画となっているのである。このコミックスはその第一巻が8月28日にリリースされることが決まったという。MAG関係メディア・各種報道プレスが地味に伝えている。つか盛大にネタバレするがピラルもレベッカもアニメでは死にますけど...。重ねて盛大にネタバレするがピラルは浮浪者に扮したサイバーサイコシスに殺されレベッカはアダ...
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私がFPS「Killing Floor 3」に多大なる期待を寄せる5の理由

他のFPSと違って特色がある「人を導く者は強制をするのではなく自ら模範を示しなさい」~孫武(中国の兵法学者)~このゲームは他のFPSと違ってよくある似たようなゲームじゃない。未だに二大巨頭とされる「BF」「CoD」だけどゲヲログもかって述べているようにこれらのIPは”うんち化の現象”に遭遇していてハッキリ言ってつまらんIPになってきた。シングルFPSが息を吹き返してそのストーリー性や特徴性が昨今見直されているという論が強まって久しい。シングルFPSは復権してきたんだよな。その最中FPSはマルチ化しているものを中軸として類似性の問題に徹してしまった。似たようなゲームが乱造されその一方で様々な試みがFPS界隈でにぎわってきた。タクティカルFPSやシングルボディカムFPSなどなど,,,古典的に言えば所謂ブーマーシューターの復権も見ていると我々は言っていい。じゃこの「KF3」がブーマーシューターと言えるか?そうじゃないんだよな。単に撃ちまくりのゲームじゃないんだ。
ゲーム

なぜゲームとSSDは親和性が高いのか?

最近話題のSSD今更なんだけど,,,ゲームとSSDっていったら相性は最高。というかSSD自体が最高。最近Steamでも要求ストレージスペックにHDDが表記されてなくてSSDが表記されていることやレコメンドされていることが格段に多くなった。例えばゲヲログでもかって解説した「バトルシェーパーズ」なんてその典型例。次の画像はその表記。"SSD recommended."ってあるじゃない。最近じゃこれに留まらずSSD必須っていうものも多いんだよな。SSDデフォで搭載してゲームファイルはSSDに置けよと。まあノイマン型のコンピューターの解説は別所に譲るがそもそもなんでSSD?っていう疑問を持っている方も多いだろう。今時PSシリーズだって最新機種はストレージ環境が全部SSDだろう。これはなぜか?ってことを解説しようと思う。なぜゲームとSSDは親和性が高いのか?SSDがHDDよりも優れている点にロード時間の短縮っていう要素がある。SSDはデータの読み書きが格段に速いためゲームのローディングやレベル移動の際にかかる処理時間がHDDよりもかなり短縮されるんだ。SSD使ってて思うのは「HDDじゃこんなに早...
ゲーム

「ゲーミフィケーション」と「ゲームフルデザイン」の違い

「ゲーミフィケーション」と「ゲームフルデザイン」の違い「ゲーミフィケーション」と「ゲームフルデザイン」の違いとはなにか?これについてはセガXDのHPがとても参考になる。それによれば「ゲーミフィケーション」は「ゲームフルデザイン」を内含するものだという。より詳しく説明すると”ゲーム要素の非ゲーム分野への応用”のことを「ゲーミフィケーション」を指すのに対して「ゲームフルデザイン」は”ゲーム要素を応用した体験設計”のことを指すという。この違いとはなにか?「ゲームフルデザイン」は”内発的モチベーション”を意味する前者がポイントシステムやバッジシステムやランキングシステムに代表するように”ゲームシステムをゲーム以外の分野に持ち込むこと”を指すのに対して後者はかなりわかりにくい。後者はより詳しく言うと”ゲームデザイン全体の効果によって意義ある体験や内発的モチベーションを期待すること”である。「Gamification」が外発的な概念なのに対して「Gameful Design」は内発的なデザインである点で相違がある。うん,,,自分でも違いがわからないので事例をあげるね。「ゲーミフィケーション」の事例...
ゲーム

【猫版「Wizard of Legend」?】新作魔法シナジー系ローグライト「Wizard Cats」へかかる期待

これは新生【猫版「Wizard of Legend」?】とでもいうべきか。BigFrogg Studiosがdev&pubになって手掛ける魔法系ローグライトの一作「Wizard Cats」への期待が高まっている。公開されている動画から垣間見るにこのゲームは小さめのフィールドを舞台にした3Dドット風のグラフィックスが丁寧に光る一作のように思う。所せましと魔法使いの猫が躍動する魔法シナジーものとして見て取れるゲームであることに間違いない。邦語sourceで解説しているとこがないのでゲヲログが勝手に変わり身になろう。このゲームプレイにおいてプレイヤーは魔法使いの猫となって魔法道を究めることとなる。ゲームの最終目的は”究極の魔法使い”になること。Steamページの文章からはゲーム自体がかの傑作ローグライトVSからの影響も受けているように感じる。というのもSteamページの説明書きにあるように「無数に押し寄せる小さな動物の大群と戦い抜かなければならない」ゲームだというのだ。「ポータルを使ってレベルを渡り歩き待ち受ける熟練のウィザードたちに挑みましょう」そのスペルメカニズムの道はほぼ無限に用意され...
学術

ビジネス系YouTuber:Aikaさんが語る「中学生のお金の稼ぎ方」は真か偽か?

経営者系YouTuber:Aikaさんが語る「中学生のお金の稼ぎ方」ビジネス系YouTuberというよりも経営者系YouTuberといったほうが適切かもしれない。ソニー系の大学を出て企業勤めを経て独立しWEBコンサルタントとして活躍している経営者系YouTuber:Aikaさんが「中学生のお金の稼ぎ方」を自身のYouTubeチャンネルで動画にして解説している(【中学生必見】中学生のお金の稼ぎ方や方法を大公開! - YouTube)。この動画はAikaさんのアイデアが光るひとつの動画にまとまっていて結論から言うと「いずれ自分の会社を作って独立したい!」と考えている中高生にとって必見の動画と言っていいだろう。Aikaさんが語っている四つの方法を一つ一つ見てみてその妥当性を(勝手に)ゲヲログが此処で検討してみよう。
ゲーム

傑作ACTRPG「CrossCode」の開発元:Radical Fish Games 前作を踏襲しブラッシュアップした新作「Alabaster Dawn」に関する情報を逐次公開

傑作ACTRPG「CrossCode」の開発元であるRadical Fish Gamesが新作ゲーム「Alabaster Dawn」に関する情報を逐次公開している。どうやらそれらの情報を見る限り新作「Alabaster Dawn」も前作を踏襲したうえで方向性はそのままによりクオリティをブラッシュアップしたJRPG風のACTRPGになるようだ。なおゲーム「Alabaster Dawn」は(かつてゲヲログでも伝えてきたように)「Project Terra」というコードネームが割り振られていた一作である。情報によればこのACTRPG「Alabaster Dawn」の対応プラットフォームはSteamで2025年後半にEA配信予定だという。既にURLを取得したHPも公開されていてEA配信までの準備は着々と進んでいると見ていいだろう。Steamページも発表されていて現に公開されている関連Steamニュースページにおいても「デモ版の作り込みと公開に向けた動きが進んでいる」ことが伺い知れる状態にある。詳しい情報は昨年書かれたAUTOMATONの記事が良く書けている。ここで二の足を踏むまでもない...だ...
ゲーム

ゲームにまつわる用語をまとめているウェブサイト5選

①ゲームづくりに役立つ用語集|ゲームメーカーズ「ゲームづくりを行うすべての人に情報発信を行うメディア」を語るゲーム関連情報サイト:ゲームメーカーズのウェブサイト。その目的が示す通りゲームで遊ぶために必要な用語だけでなくゲーム制作の側からみたゲーム用語についてまで解説しているのが特徴。運営はゲームそのものを作るだけでなくゲームイベントを開催したりUEにまつわるコンサルをやったりWEBメディア運用をしたりしている株式会社ヒストリアによる。
ゲーム

Steamゲームレビュー「Neon Abyss 2」

ゲーム「Neon Abyss 2」のEA配信が本日7月17日に始まった。本記事執筆時点で価格2070円の限定的なセール(10%引)が行われていてEAながらそれなり値が張るタイトルになっているが私も躊躇なく買ってプレイしてみた。結論から言うとかなり好感触を抱ける内容である。dev:Veewo Games, pub:Veewo Games & Kepler Ghostの布陣で作られ発表された2D横視点ラン&ガンの系譜に属するローグライトACTゲーム。ナンバリング2となっているからファーストタイトルがあったわけである。続編として純粋に作られたゲーム。システムに変更点はほぼなくボリュームを上げただけの続作と言ってもいいだろう。唯一大きな変更点を挙げるとすればオンラインマルチプレイ(Co-opプレイ)に対応したところだろうか。前作はオンラインマルチプレイには対応してなかったのだが今作から4人までのCo-opに対応している。devとしては特にここに注力していてスタジオ初のマルチプレイタイトルという点を今作の持つ最大の魅力またアピールポイントとしている。ゲームはSFの電脳世界をテーマに取っていてここ...
ゲーム

Steamで注目すべき日本語で遊べる高評価ギャンブルゲーム5選

Buckshot Roulette 「一度の過ちは数に入らない」~ミラン・クンデラ(チェコの作家)~ショットガンによるロシアンルーレットをテーマにとったギャンブリングゲーム。どっちかっていうと運の要素が強くて純粋なギャンブルに近い。ただホンマにホンマのロシアンルーレットだけか?というとそうでもない。つーのも特殊なアイテムがあって何回か使うことが出来るっていう前提条件がある。例えばアイテムの中には「次の実弾or空弾を確認するもの」「強制的に相手ターンをスキップするもの」「弾丸のダメージを倍にするもの」などがある。当初はシングルだけ実装していたが今ではシングルでもマルチでも楽しく遊ぶことが出来る。ロシアンルーレットで(笑)。
ゲーム

2025年1月18日にEA環境で発売されたMichael Klaus Schmidtの個人スタジオSchmidt Workshopsによる「Cyclopean: The Great Abyss」~正式ローンチ日が2025年7月17日に決定

2025年1月18日にEA環境で発売されたMichael Klaus Schmidtの個人スタジオSchmidt Workshopsによる「Cyclopean: The Great Abyss」の正式ローンチ日が決まった。v1.0のフルリリース日はSteam表記で2025年7月17日となる。同スタジオによるゲームの作風はその全てが奇作といって良いだろう。「Anomalies」「Rocket Blasters」「Star Explorers」「Paradox Vector」「Islands of the Caliph」「Aberration Analyst」など連綿たるIPたちの面面を見れば一目瞭然。そんな中でも今回取り上げる最新作「Cyclopean: The Great Abyss」は特段本格的なクトゥルフ系ホラータイトルと言っていいはずだ。例の漏れずかなりの『個性派』である。伝統的ローグライクに良く見受けられる2D見下ろし画面とウルティマ風一人称視点の3Dダンジョン画面を切り替えながら進むゲームは総じて特徴的な単色レトロスタイルで描かれていてガチ”イッテル系”である。ゲームの舞台・...
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世界で最も権威のあるテーブルゲームアワード:ドイツゲーム大賞に林尚志さんの「ボムバスターズ」が選出される

ドイツゲーム大賞に日本のゲームデザイナー林尚志さんのボードゲーム「ボムバスターズ」が選ばれた。ドイツゲーム大賞は世界で最も権威のあるテーブルゲー厶アワードと言われる。この報に関してはゲーム専門のメディアだけではなくNHKなど大手の報道機関も伝えている。NHKのような大手の正当なメディアによる報道が中小のゲーム専門メディアによる報道と内容がほぼ完全にかぶるのも随分と珍しい。かつてはエキスパート部門でゲヲログでも伝えてきたIP「ウイングスパン」が受賞した経歴もある。3つある部門(大賞・子供ゲーム賞・エキスパート賞)の中でももっとも重要な大賞を日本のボードゲームが受賞したのは快挙と言っていいだろう。「ボムバスターズ」は爆弾解除をテーマに据えた協力型ボードゲー厶。プレイスキー厶は次のように進む。まず①キャプテンを決めてミッションを従属的に決める。②ミッションによって決定された数の爆弾切断のためのコードを裏向きで配る。③コードに割り振られた数を整列させる。④ペアを探しそれらのペアごとにコードを切っていく。⑤チームメートのコードを推察してペアを作りコードを切っていく。⑤スムーズに赤コード以外のコー...
エンタメ

なぜ少女漫画と少年漫画の溝は浅くなったのか?

なぜ少女漫画と少年漫画の溝は浅くなったのか?なぜ少女漫画と少年漫画の溝は浅くなったのか?明確な理由付けがあると私は思う。まず第一にライトノベルの存在は見逃せない。ライトノベルはストーリーはもとより心理描画にかなり長けていると言われることが多い。これを重要視しないラノベは大方駄作扱いである。ラノベのファンならばよくよくこの傾向は納得のいく事実だ。そしてこういったラノベの存在が漫画やアニメといったクロスオーバーの商品化のブレイクのキーとなることもまた多い。ラノベのもたらしたクロスオーバーそれゆえ例の「ハルヒ」の件以来心理描画を本来重要視していた少女漫画とどちらかというとストーリーの魅力で推す少年漫画の概念を引き繋ぐことが多くなってきた。ラノベは文学評価はなくとも活字だから文字で表現される。こういったメタ文学・ラノベの世界があらゆる漫画表現・アニメ表現をも含有しクロスな価値観を提唱するようになった。その余波を受けて少女漫画と少年漫画は引き裂かれるべく存在であることがなくなってきた。そしてこのラノベの存在は価値観の変遷というさらなるコアなクロスオーバーをもたらすこととなる。消費者の価値観の変遷...
エンタメ

世界一わかりやすい「タコピーの原罪」の時系列解説&物語総括【盛大なネタバレ有】

「タコピーの原罪」について言えることがあるとすれば一つのテーマしかない...とその前になぜこの漫画が凄いのかを時系列でまとめてみようと思う。確かにこの漫画時系列がとてもとてもわかりにくいという感想はよくわかるところである。ちょっとまとめてみよう...とその前にまずWikipediaのあらすじのところから見てみてほしい。これは物語の伏線を踏まえたネタバレである。2016年、地球にハッピーを広めるため来訪したハッピー星人タコピーは、空腹で動けなくなっていたところを小学4年生の少女久世しずかに救われる。タコピーはお礼にハッピー星の様々な「ハッピー道具」でしずかを笑顔にしようとするが、しずかは相手にしない。しずかの心の支えは愛犬のチャッピーだったが、タコピーと出会って6日目、チャッピーは姿を消し、翌日しずかはタコピーから借りたハッピー道具「仲直りリボン」を使って首を吊ってしまう。しずかの自殺にショックを受けたタコピーは、ハッピー道具「ハッピーカメラ」で時間を戻し、しずかを救うため一緒に登校する。しずかはクラスメイトの雲母坂まりなにひどいいじめを受けていた。タコピーはハッピーカメラで何度も時間を...
エンタメ

「負けヒロインが多すぎる!」(通称:マケイン)はなぜ傑作なのか?…考え付かなかったのでChatGPTの回答に沿って六つの理由を挙げてみた

ライトノベル「負けヒロインが多すぎる!」(通称:マケイン)はマジで傑作である。カルロがそう評したように絶妙なバランスの元に成り立っているといえる。カルロはマケインを称して二点の点で凄いと言う。まず「原稿の完成度が高い」と。ラノベの場合原稿は完成度が低いということがままあるという(改訂していくうちに完成度が高まる)。だがその通常のラノベ原稿の完成度の常識を覆すほどの文章力が雨森には元来あったという。次点「物語の完成度が高い」。これは各キャラクターが絶妙なバランスで物語を構成していることに驚嘆した旨を指すらしい。よーするにカルロはマケインのことをしょっぱなから素晴らしい精度を持つと評したいようなのだ。私も8巻を読んでその完成度の高さに驚いたがなぜマケインはここまで賞賛されるのだろうか?理由はいくつかあるだろう。...とか言っている割に「なぜそうなのか?」についてはきっかけやヒントが思いつかない。小一時間考え込んでも思いつかんのでChatGPTに聞いてみた。それに伴って私なりに自分の筆致で解説することでマケインの魅力を紐解いてみたい。まず第一にChatGPTは「負けヒロインという“報われなさ...
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「ロマンシング サガ3」内ミニゲーム:マスコンバットに似ているSteamタイトルを二つだけ紹介する

「ロマサガ3」内ミニゲーム:マスコンバットに似ているSteamタイトルを二つ紹介 「ロマンシング サガ3」内ミニゲーム:マスコンバット...簡素な戦略システムの中に様々な工夫が施されたあらゆるRPG内ミニゲームを代表する超ド級の傑作であることに疑念の余地なし。タイミングが全てと言ってしまえばそうだがミニチュア風の兵士が左右に分かれ相対して戦うワクワク感に心躍ろされた方も多いのではないか。影響を受けたフリゲもあったとは思うが実はSteamでこのマスコンバット風のゲームはいくつか存在する。ここではそんなマスコンバットに似たSteamタイトルを二つだけご紹介。
ゲーム

カプコンは「バーチャコップ」IPを復活させることはできない

「早く「バーチャコップ」シリーズを現代に復活(リメイク等)させるべきだ!」と私は常々期待を寄せていたが今になってその期待にカプコンが答えるのはとっても難しいと思うに至った。昔っから兄弟でガンガンキーマウ環境でこのゲームをPC上でやってただけあって「復活したらスマッシュヒットぐらい当然じゃね?」って軽く思ってたんだがその私自身の見通しが甘かったと言える。なぜだろうか?理由はふたつぐらいは挙げられる。まずガンコン(ガンコントローラー)というコントロール系を必要とする特殊な問題が根底にある。これはガンコンのアルゴリズムの復活が現代のモニタリングの仕組み上とても難しいということである。これを説明するにはガンコンの仕組みを解かねばならないがここではとても簡潔に言おう。実はガンコンはブラウン管の走査線を読み取ってプレイしている。ガンコンはそれだけ仕組みがブラウン管に近しく液晶と相性が悪い。簡単にいうと元来の問題はこれだけである。次点挙げるのはもっと率直な問題だ。...というのもやはり付いて回るのがコストの問題なのだ。これだけゲー厶ディスプレイ環境が液晶を当然のように採用している現代において今一度ガ...
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「Click&Create」の系譜に見るゲーム制作の夢と現実

私が厨房だったころ流行っていたゲーム制作ツールに「Click&Create」というものがある。これは日本語版が富士通から発売されていた太古のノンプログマラブルゲーム制作ツールであり「Klik&Play」の後継版である。プログラミング要らずのゲーム制作ツールであり厨房の夢であるゲーム制作(ゲームを自分で作りたい!)を簡単に実現できるシロモノだった。多くのClick&Createrがこのツール片手に関連情報を必死に集めゲーム制作に挑戦していた。日々限定的なツールを駆使して多様なゲームを作っていたんだ。その多くは(今やその輝きどころかかけらもないというのが正直なところだが)Vectorというフリーソフト配布サイトでいわゆるフリゲとして配布されていた経緯がある。この頃のゲーム開発の界隈を振り返ると感慨深いものがある。ノンプログマラブルなゲーム制作ツール「Click&Create」(現「Clickteam Fusion」)の総帥ともいえる存在にペナーがいるだろう。彼はこのゲーム制作ツールの情報集積所の元管理人であり日本での情報配布に貢献してきたかた。また同氏は世界で初めて「Click&Creat...
エンタメ

「CITY」をなめてはいけない

なぜ「CITY」は評判が悪いのか?あらゐけいいちの「CITY」はハッキリ言って「日常」の旧連載よりもずっと評判が悪い。ギャグが唐突すぎて読者層に合わない,,,いわば”置いてけぼり”になってしまっている。登場人物の魅力が足りない,,,いわば”群像劇”的すぎて空気感で押し通している。この二つの理由がデカいと思う。確かに初感では「CITY」は「日常」の旧連載よりもハッキリ言うとつまらないだろう。だが私はこのあらゐによる漫画「CITY」をなめていけないという持論を持っている。いわば「CITY」は私の推しなわけだがこれはなぜだろうか?一言で言うとカオスの漫画だからであるまず”置いてけぼり”になっているギャグ性のところから。この漫画はそもそもだがカオスをテーマにしていると考えたほうが理解が早い。これについて似ているニュアンスとして挙げられる漫画の一例が小林による「ねぎ姉さん」だろう。つまり「日常」と違ってカオス,,,混沌をテーマにしているがためギャグのセンスが当の「日常」からかけ離れ過ぎているのだ。例えばさらに似たような漫画に山野による「そせじ」やからめるによる漫画が挙げられる。これらの一連の作風...
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【「NieR」シリーズの影響下?】新作ローグライト3D-ACTシューティングゲーム「Coreless」必勝の布石【「Risk of Rain 2」の忘れもの?】

傑作2DローグライトACTシューティングの系譜に属する「Risk of Rain 2」は追加の大型DLCがダメダメだったことでSteamerには広く知られている。最近(5月)になって当の大型DLCの修正パッチが入ってかなり挽回しているがギアボのネガティブな影響の元で作られたこのDLCの「過去の清算」ができたとは到底いいがたいだろう。バグバグでリリースされたDLC・破滅的なゲームバランスを体現してしまった罪はやはり禍根として残っているのだ。そもそもゲームはそのDLCも含めリリース序盤がやはり重要だ。「ギアボは今後一切今作に関わるな」というレビューはログとして残ってしまっててDLC「過去の蛮行」は挽回しようがない。私は今後超長期的に見ない限り「Risk of Rain 2」はそのゲームとしての悪しき評価を事態打開できないと思う。大分の間酷評されていたDLCが大好評の本筋にまで影響を及ぼしてしまった。DLCは本来DLCであるがゆえゲーム本体の世界の拡張性を持つ。その拡張に失敗したという記憶「負の遺産」を覆すには例外的なロングスパンが必要なのだ。そんな中ようやっとこの似たジャンルで舞い降りたの...