【新刊案内】星海社新書『「選択肢」の選択史 ニトロプラスのシナリオライターはノベルゲームをどう作ってきたか』情報公開しました。
— 星海社 (@seikaisha) September 4, 2025
常識破りのゲームづくりを支える緻密な問題解決思考への情熱!… pic.twitter.com/ApXXA82YyN
講談社の完全子会社の出版社であり同社の系列グループの音羽グループに属する星海社から新しくゲーム系新書が出版されることが明らかになった。タイトルは『「選択肢」の選択史』となっていてトートロジー的な題名がついている。副題『ニトロプラスのシナリオライターはノベルゲームをどう作ってきたか』。その題名が示す通りニトロプラス所属のシナリオライターである下倉バイオが記すゲーム制作系のノウハウ解説本になるようだ。本書の出版年月日は2025年9月18日となる見込み。
下倉は『月光のカルネヴァーレ』でニトロプラスのIPでデビューした後に数々のシナリオ系ゲーム(ノベルゲーム)制作で活躍してきたノベルゲーム界の寵児。その代表作として『スマガ』『STEINS;GATE』『アザナエル』『君と彼女と彼女の恋。』『凍京NECRO〈トウキョウ・ネクロ〉』『みにくいモジカの子』などがあるということが本書の要約にある。説明書きにある通り多岐にわたるIP制作で活躍してきた。一番有名で知名度抜群なIPは恐らくば『STEINS;GATE』だろう。2007年から活躍してきた古株。
今やノベルゲームに留まらず『TVアニメ・ドラマ原案・漫画原作も手掛ける』という下倉は本書において『自身が関わったゲームを一挙に振り返り』『その思考と歩みを辿り直す!』という。その原動力は『TRUE ENDとは何か?』という点こそにあるという。『あらゆるゲームの常識を疑い』『「ループものの革新」をはじめとするかつてないアイディアを実現してきた探究と問題解決の軌跡を追う』というのが本書の立ち位置だという。
本書の推薦帯にはANYCOLOR(にじさんじ)所属のVTuber月ノ美兎が参画。その言によれば『当たり前を見つめなおす作業は楽しい』とのこと。同VTuberは下倉のノベル制作ロジックと自身の言葉を重ね常識を疑うことの重要性を呈しているようである。彼女は『問題解決への情熱』がこの書のキーワードだとその帯文にて意見を寄せていることが既に公開されている書目ページから窺い知れる。同ページにある通り書を通じて『ゲーム作りはかくして次代へと受け継がれる』というわけだね。
※文書[新刊案内] 2025.08.27 | 「選択肢」の選択史 ニトロプラスのシナリオライターはノベルゲームをどう作ってきたか | 星海社より