GPAってのはGrade Point Averageのことで平たく言うと大学(高校でも導入してるところはある)の成績がどれぐらいだったかを示す指標のことだ。ではどう算出するのか?まず前提としてS A B C Dの評価が単位について下る。S=90点以上=4ポイント A=89点~80点=3ポイント B=79点~70点=2ポイント C=69~60点=1ポイント D=59点以下=0ポイント これが算出のための基準だ。これに単位数をかけて加重しGPを出す。加えて履修単位数で割ることでGPAは算出できる。つまりここで…
GPA=各科目の{(単位数)×(ポイント)}の加重総和÷総履修単位数
という方程式が成立する。どの大学でも(大学の偏差値とかレベルに関わらず)判別方法は同じだ。例えば2単位 Sをある単一の科目で取ったとする。同様に4単位 Aをある科目で取ったとする。同じく2単位 Bで取ったとして1単位 Cで取ったとする。Dは落第(所謂単位を落とすというのはDのことを示す)だけどまぁ2単位分落っことしたとしよう。このときGPAはどうなるだろうか?上の方程式に当てはめてみると…
GPA={(2×4)+(4×3)+(2×2)+(1×0)}÷(2+4+2+1)≒2.67
となる。これが大学院の推薦の際の基準になったりする。特にアメリカの大学院に行きたければ間違いなく高いGPAが必要になるのだ。だから大学では良い成績を取らないとアメリカの大学院には行けないどころか日本の大学院すら危ういのは当然のことである。米国留学経験のある郷坪さんが語るところによれば【コロンビア大学MPH(公衆衛生大学院)の必要GPA3.5以上】とのこと。ぶっちゃけ政治経済の院でも同じぐらいのGPAがないと入れないと(少なくともは私)思うのだが…。
アガルートアカデミーの記事でもコロンビア大学大学院についてはふれられていて【コロンビア大学MBA(経営学修士)の必要GPA3.6以上】だそうなのでこれより著しく低い場合は入れるわけがない。だからGMATなり外部テストで加算する必要が生じるのは当然のことである。はっきり言って関東学院大学からコロンビア大学大学院に行くには当然GPAは同じぐらい必要とされるはずなので平均ぐらいの評定を集めて行けるか?というのはかなり微妙なラインだと思う。