Why are professional doctoral programs still not being established in Japan?
専門職博士課程を作る構想
デジタルハリウッド大学大学院の方に話をお伺いするシーンはあったんだけど、確かに「将来的には博士課程を必ず作りたい」って言ってたんだよね。この流れは、マジで良いことだと思うんだ。確かに、デジハリみたいな実行力が求められる大学院で、実務家教員が重用されているとか、他の専門職大学院や通常の大学院でも、実務家教員の力ばかり強まってて、研究系教員の力が弱くなってんじゃね?っていうのはわかる。その批判はようわかる。だって、大学院って研究の場ですもん。
MITでは認められている
でもね、実務家教員に対する批判もあっていいけど、いろんなタイプの教員も居て良いんだと思うんよ。マサチューセッツ工科大学とか、スーパーエリートの世界でも、実装だけで博士号が得られるコースが、きちんとあるんよ。てか、馬鹿にする奴いるけど、デジハリのレベルは、学卒も院卒も、フツーに高いぞ。学卒は、偏差値の兼ね合い上、レベル低いって言われるだろうけど、起業するタイプの学生なんて、ベンチャーでバリバリよ。プロジェクションマッピングの会社を作って、アワード取ったりしてるし。
専門職博士課程で出遅れている日本
局所的かもしれんけど、意識が強い学生は優秀だよ。院生なら、もっと優秀。だからこそ、デジハリは専門職博士を作りたいんだろうね。海外では「実務 × 博士」のコースがあるけど、日本はこの分野でも、間違いなく出遅れているんだ。構造改革特区で認められたのは、修士レベルまでだからね。唯一あるのはDBAぐらい。DBAを併設してない大学院もかなり多い(MBAだけ)。というか、ほとんどがMBAレベルで止まっている。これはこれで問題よ。
YESと言わない文科省
でね、なんで博士課程を作れんかって言うと、文部科学省がYESって言わないからなのよ。というのも、やはり前段で述べたように、デジハリみたいな実務系の大学院では、博士と見合わないんじゃないか、っていう意見が根強い。だから、文科省はYESって言ってくれない。この分野では、未だに規制が強いんだ。だから、デジハリの運営元も、文科省にしっかり働きかけているみたいなんだよな。それは、近年のデジハリ側のシンポジウムを見てみても、よく分かる点。
許容する役人もいる
現に2021年には、コンテンツ教育学会の専門職大学院シンポジウムが開催されてて、専門職博士課程の創設に向けた議論や提言が、デジハリサイドから積極的に行われているんだ。文科省の役人も一枚噛んでる。この登壇した渡辺さんは、恐らく、日本の大学院教育における博士段階の改革を推進する立場にあったんじゃないかな。そうでなければ、デジハリだとかの大学院サイドが、わざわざこの手の役人を呼ぶわけないからね。
MBA止まりでDBAを作ろうとしない
また、このPDFファイルを見てみても、よく分かるところだが、デジハリの博士(デジタルコンテンツ博士)が、構想としてはあることは一目瞭然である。他にも、BBTでも、伊藤教授が、そういう博士課程設置の意見をネットのインタビュー記事で出してたことあるんだよ。BBTはMBAしか作ってないけど、将来的には、やはりDBAを作るべきなんだよ。例えば、中央や青学だとかが作っていることは作っている。
保守的な大学院にも問題あり
でも、新しい試みを評価する大学院ではないことも多い。結局のところ、研究科がそういうアドミッションポリシーを作っているだけで、先駆的な研究内容は認めてくれないんだよな。また、こういった所謂名門校みたいなところは、研究キャリアにも強く注目してくるので、中途半端な修士は受け入れない。シャットアウト。例えば、修士時代の論文の内容がダメだとか、研究計画が特異すぎるとか。そういう、どうでもいいところばかりに注目して、学生を博士として受け入れない研究科が多いんだ。保守的なんだよね。
