二部大学卒は学卒の範疇に入らない

二部卒は学卒ではない

これ勘違いしている人が多いからこの際しっかり言っておくけど二部卒ってのは大学卒ではない。企業によっては新卒でも二部は短大扱いっていうところも多い（社内の規則で決まっている上場企業がままある）。ましてや四浪して二部なんて目も当てられない。無論理科大は超名門校でノーベル賞受賞者も輩出してる私大だけどハッキリ言って二部は理科大じゃあないと思ったほうが良い。だって卒業時にすべての企業が大卒として取り扱わないんだから。あと就職できない人があまりにも多すぎるってのもある。二部ってだけで相当差別される。総じてヤフコメでもこっぴどく指摘されている事実。

横行する二部区別

理科大ではない実体験だけど演習問題解いている間に一部の学生補助員が聞こえる声で二部の悪口を言っているのが目につく。あまりに演習問題の出来が悪いので授業担当教員も学生の劣化した品質に呆れ果てている。あと教授陣の間でも二部生は馬鹿が多いって評判。教授会でも何回も廃部にしろっていう案が出ていてそれを二部出身者がいる理事会が突っぱねて対立しているっていう構図。だから二部は廃部されないで残っているだけのこと。それでも年々問題視されていて理科大でも工学・建築の二部があったが全部廃部されているんじゃないかな。本当に酷いところで理科大とはいえ二部というのが一般的な捉え方なんである。ハッキリ言うが学生であって学生でない身分。

大学院にいっても烙印は消えない

大学院いけばいいじゃんみたいな意見もあるけどそれも論外。就職時に「学部時代はなぜ二部なのか？」っていうことは必ず採用担当者に聞かれる。そこで「お金がない」とかいうのは単なる言い訳。そもそも今の日本ではお金がなくてもしっかりとした大学の昼間部に通っている学生はたくさんいる。「お金がない」のなら奨学金を取っていけばいいじゃないか。アルバイトして学費を工面すればいいじゃないか。このように何を言われても言いわけをするのが二部生の特徴なんである。中には論文を書いて博士号クラスの現役二部学生もいるがこれは明らかに学者肌でなんらかの特別な合理的理由があったものと思われる。基本的に二部は大学ではないのだ。

二部はなぜ院推薦の成績基準が厳しいのか？

そもそも大学院の推薦枠が少なくて二部が劣等部だからこそそういう区別がされているという事実（昼間部は成績上位50%を大学院に推薦で取るが二部は15~25％しかとらない現実がある）。自分は差別があるからって言われて一学期の初めのテストがトップだったためせめて大学院に行けと専攻主任に直々に言われた口である。あと三年以上大学生活があるはずなのにそんなことを初学期冒頭から言われるのはマジでショックだった。学生生活はいっぱい勉強していっぱい遊ぶべき頃なのに二部というだけで当然のごとく青春もなにもないので行く意味はない。勉強についていけない生徒によるカンニングや不正も横行していた（私もカンニングされたことが度々あった）。そういう劣化した学生が二部には多いので当然区別され院進学の面でも就職と同じように不利。

神戸大や電通大といった名門国立校でも状況は同じ

基本的にこれは国立大学でも同じ。神戸大でさえ（かつて存在した）夜間コースには差別があったし電気通信大学でも夜間コースには差別がある。特に神戸大の夜間コースは悲惨なことがネットの界隈では良く知られている。「偏差値70からの大学受験」っていうホームページがあってここには神戸大の夜間コースの実態と悲惨さがしっかり書かれている。教科書を買うときに昼間部の学生から差別を受けたかたがいるっていう話。理科大の建築科夜間に言っているかたで大学受験時に芝浦工業大学の昼間部に受かってて二部を選んだっていう人がいたけどこれもあり得ない話。いくら大学受験の実績があっても夜間を選んだのは夜学生自身。それは自己責任であって「お金がなかったから二部にした」というのは言い訳に過ぎない。「受かっていなら昼間の部に行けばよかったじゃあないか？」って言われてオシマイな話ではある。

旧制の学制でも実態は同じだった

かつて旧制高校でも旧制大学でも専科ってのがあった。森鴎外は旧制高校の医学専科だったし西田幾多郎は東大の哲学専科だった。だが医学専科は高山樗牛先生がこっぴどく嫌ってたっていう噂だし西田は東大と言えども専科でということもあって就職先すらなかった。今の二部もこれと同じである。私の場合家族からも二部出自であることを非難された。本当に酷い差別を受けボロクソに言われてズタズタになるのが目に見えているので「二部という大学ですらないところ」には絶対に行かないように。進学校出身のやつは当然だがわざわざ浪人してまで行く価値が全くないところなので。そもそもトピックのタイトルが間違っている。「四浪で理科大に合格」ではない。「四浪で理科大二部に合格」が正しい。