ホロライブの二次創作プロジェクト成果「ホロリバーシ」やBrace Yourself Gamesによる「Rift of the NecroDancer」へのホロメン楽曲のDLC実装に見る”多角化の自然性”

先だってゲヲログでもホロライブ関連のIPがSteamでゲームとして数多く公開されていることを記事にして伝えた。けっこうPVも集まっていて良い企画だったんじゃないかなと私は自画自賛して思う。そんなホロライブ関連のSteamIPだがホロライブプロの二次創作ゲームブランド:holo Indieはさらなる攻勢をかけているようだ。その新星が「ホロリバーシ」というゲームである。このゲームは2025年6月26日にリリースされた出来たてほやほやのリバーシゲーム。端折って言うとリバーシ=オセロの特殊版が遊べるゲームだ。価格は980円とお手頃な部類に収まっている。

「ホロリバーシ」はホロライブの所属VTuberが多数登場するオセロゲーム。通常のオセロのルールで遊ぶこともできるほか【石を重ねるオリジナルのオセロルール】でも遊ぶことが出来る点がアピールされている。所属VTuberのイラストがあしらわれた石・ボイスなどがゲームデザインに採用されていてホロライブの持つIPの魅力が強く色濃く実装されているゲームだ。ゲームではシングルプレイも可能だがオンライン対戦機能も実装されている。ボイスは日本語のみ対応だが表記は日本語以外に英語にも対応している。

開発:RomanKitayama&配給:holo Indieの布陣で作られるゲーム。個人的にゲヲログをソソクサ代表して気になるのはIP配給元:holo Indieの構造である。本作「ホロリバーシ」は株式会社CCMCが展開するインディーゲームブランドholo Indieの参加作品なのである。このCCMCという株式会社だがホロライブの運営元であるカバー株式会社に近しい存在であるという。ウェブサイトを見る限り判明していることだが主としてホロライブ関連IPの二次創作ゲームの公開について業務委託を受けているカバー関連の新会社ということらしい。その点で肝要な創作活動を推奨するいわばVTuber中心の新しいゲームを追求するゲーム会社だということが明らかになっている。

話は別ゲーにうって変わるがホロライブIPはBrace Yourself Gamesが作った新時代のリズムアクションゲーム「Rift of the NecroDancer」にも楽曲提供している。そう!DLC「ホロライブ ミュージックパック」(価格705円)のことである。Steamにおいては大方のミュージック系DLCでは所謂歴代の名曲・佳曲とされる楽曲の実装はなく援用的な運用に過ぎないことが多いがこのDLCはそうではない。DLCパック「ホロライブ ミュージックパック」には星街すいせいの名曲「ビビデバ」を中心として歴代のホロメンのメインストリームな楽曲もしっかと実装されていて「憧れのあの曲」をゲーム内で再生して遊ぶことが出来る状況が作られているのだ。

何が言いたいかっていうとそれだけホロライブはゲーム関連の事業に力を入れている節が垣間見える。元々ゲームはエンタメのコンテンツだからVTuberの産業領域と自然とつながりを持ちこれまた自然とIPによる利益を享受できる構成があるのだろう。この二次創作ゲームの制作路線は間違いなく成功するだろう。集英社だとか講談社だとかTBSなんとかがゲーム事業に参入するのには私は基本的に反感を覚える。現に制作しているIPに成功事例が少ないことは既にゲヲログでも記事ゲヲログ2.0版)にし指摘して一部のXerの反応を逆批判も含め頂いた次第である。

その逆批判も含め当事者のかた(Xでご意見がもりみちはる氏?によって呈されていた)に反応を頂いたのはゲヲログとしても大歓迎である。こういった生産的な議論(と勝手に思っているだけかもしれんが…)から何か新しい価値観を生む土壌が出来るのは当然の論理ではないか?だがやはり特にTBSのようなオールドメディアが今更ゲーム事業に参入してどうなるのか?という思いは個人的に私は否めない。対してホロライブやホロメンがやっていることはごく自然な多角化の事例なので私はこのholo Indieによるゲーム産業へのポジティブな試みは地味に成功すると強く思っている次第。

※後日記事修正予定(仮あp)

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