スカルガの呪い
「Skullgirls」がらみのゴタゴタのニュースを見て「またかよ…」と思わされた。今回報じられたのが報酬未払い。それ以前に表現規制。リードデザイナーのハラスメント騒動。三つ重なって「史上最も呪われた格闘ゲーム」と言われても過言ではない。熱心なファンコミュニティに支えられた「Skullgirls」と双頭を為すと言われるもう一個のIP「Them’s Fightin’ Herds」だって中途半端な形で開発停止になってる。こんな悲しいことあるか?本来ファンから愛されるべき(また愛され愛される予定だった)IPがこんな状況になるだなんて。泣いて騒ぐ以外ないではないか?
報酬未払い係争中…
【ニュース】対戦格闘ゲーム『スカルガールズ』開発元、「約2億円分報酬を踏み倒された」と販売元を訴えつつ開発から離脱宣言。ただ販売元いわく“開発体制は変更済み”https://t.co/DgcyHQUzwP pic.twitter.com/q0JD4IPIJu
— AUTOMATON(オートマトン) (@AUTOMATONJapan) March 7, 2025
まず今回の騒動をまとめると開発Hidden Variable Studiosと販売Autumn Gamesとが報酬の件を巡って係争中とのことである。ありていに言うと報酬二億円が販売側から開発側に渡っていない。これについてはAutumn Gamesが「お前それ勝手に開発してただけだろ」「言うこと聞かないから別の会社に開発権限移管するわ」ってなわけ。販売側が悪いとは言い切れない…だが不信感は募る。このまま「Skullgirls」の開発・販売が止まっちゃうんじゃないか?このIPめっちゃ愛されてきたのにIPの権利がらみのゴタゴタで消えちゃうじゃないか?実際最近のプレイヤー数は振るっていない。
ひとつ前の問題:表現規制…
【ニュース】対戦格闘ゲーム『スカルガールズ 2ndアンコール』最新アプデにて“表現規制”実施。Steamでは“レビュー爆撃”が発生する事態にhttps://t.co/PC3E9M6y8F pic.twitter.com/V47kW5wXsy
— AUTOMATON(オートマトン) (@AUTOMATONJapan) June 28, 2023
この騒動の一個前は表現規制問題があった。ヘイト・セクシャリティ・人種問題を巡って表現規制版が代替配信されたんだよな。せっかくデザインが好みでプレイヤーを確保し続けてきたのにここにきて表現規制…Steamレビューも当然のごとく「不評レビューの爆撃状態」になった。自由闊達なデザインがビジュアル的に受けてきたIPだからこりゃ当然・当たり前のことだ。これを機にこのゲームに見切りをつけて離れて行った層は多いだろう。だがこれ以前にも問題を抱えているIPなんだよな。そいつがリードデザイナーのハラスメント問題だ。
さらにもうひとつ前の問題:メインデザイナーによるハラスメント
【ニュース】『スカルガールズ』開発元Lab Zero Gamesの主要スタッフが一斉に辞職。オーナーがハラスメント告発に対し圧力をかけたとの、二重の告発https://t.co/E8arWMbwi3 pic.twitter.com/oftCdIUWqS
— AUTOMATON(オートマトン) (@AUTOMATONJapan) August 25, 2020
これは「Skullgirls」を代表する有名なデザイナーだったかた・実質の創業者のようなかたがハラスメントを働いていて複数の有能なゲームデザイナーたちが去っていったんだ(所謂「Lab Zero Games騒動」)。この時はまだ良かった。だって離れて行った人たちがしっかりと「Skullgirls」の開発を引き継いで2ndアンコールバージョンまで押し上げて行ってくれたんだから。それが現在近々まで開発を担ってきたHidden Variable Studiosとして立派にDLC・シーズンパス作ってくれてたんだ。まだ「Skullgirls」には未来が見えてた状況だった。だがここにきてもう呪いは解かれないという話がredditスレで立ってきているんだ。