愛し愛され呪われた2D格闘ゲームたち~「Skullgirls」と「Them’s Fightin’ Herds」

不死鳥スカルガ

いろいろなゴタゴタがあってその度にゲーム「Skullgirls」は不死鳥のごとく蘇ってIPを革新してきた。それは誉高いことだ。ハラスメント騒動・それを乗り越えた新規開発によるゲームの更新と刷新。ここまでは良かったんだよ。加えてモバイル版が新規開発によってリリースされて「Skullgirls」完全復活するんじゃね?って皆ファンが思った。だがそう経たないうちに性表現や政治表現を巡ってチーム内で争いが立つ。表現規制という微妙な匙加減のところ突かれた当たりでもうシニタイになっていったってのが現実なんだ…んでここにきてさらに「お家騒動」がぶっかけられたってわけだ。これを最後にゲーム「Skullgirls」は「Them’s Fightin’ Herds」状態になっているっていう見方も強い。結局開発ストップかよ…落胆・落胆・落胆それのみだ。

問題勃発の経緯まとめ

開発会社が次々と移管(Reverge Labs☛Lab Zero☛Autumn Games)され内紛勃発。クラファンで大復活・大成功を収めつつも制作側のスキャンダルや分裂が再び発覚。ハラスメント・権利問題に揺れ続けつつ主要スタッフが離反。んで開発中断だよ。「Skullgirls」はもうゲームとしての体を事実為していないのだ。それでもファンの間では「紆余曲折を克服し生存確認できる奇跡のゲーム」と言われている。だって14~5年にわたって未だにプレイされてるんだぜ?こりゃ「Skullgirls 2」に望みを託す以外ないだろうってなわけよ。元々「Them’s Fightin’ Herds」だって権利の内紛で中断されたIPだった。その点では「Skullgirls」と問題の内部構造は全く同じなわけ。

「Them’s Fightin’ Herds」に見るゲーム会社の身勝手さ

そもそも「Them’s Fightin’ Herds」は「マイリトルポニー」という超有名なキャラクターを使って作られたゲームが元だった。その熱愛を認めて原作者がリデザインして似たようなゲームとして「Them’s Fightin’ Herds」の原イメージを作ってくれたんだよな。だから今まで少数ながらもプレイ層が中断せずに整っていたっていう歴史がある。資金難・アプデ困難になってもうゲーム開発は完全にストップ・止まったわけだ。これは「Skullgirls」よりも悲惨だ。だって継続して計画されてた開発が完全にファンの支え無視されてストップしちまったんだから。あれほどコミュニティがIPの力に助力していたのに本当にゲーム会社って勝手なもんだと言わざるを得ないよ。

それでも私は期待する…スカルガ精神的後継作に

せめて「Skullgilrs」ぐらいはまだ生き残ってほしいんだ。せめてスカルガ続編の報があれば…IPの騒動さえ収まれば…そう願うファンは私だけではないはずだ。スカルガIPは呪い呪われそれを度々克服してきた。凄いIPだよ。ここ14~5年ぐらいインディー格闘ゲーの実質リーダー的存在だったんだから。本当にファンの声に耳を傾けることは難しい。ゲーム運営は難しいんだ。特に斜陽とも言われるインディー格ゲーでは運営はムズイのはわかる。だがそれを乗り越えてほしい。未だにゲーム「Skullgirls」に期待と望を託しているゲーマーは多くいるはずなんだから。たぶん…だけど開発筋がこれを諦めるはずがない。「Skullgirls」の精神的後継作はいずれ作られるだろうと私は見込んではいるんだが…。