広島大学関係者が設立したITスタジオGINOが制作する「Bless You Again」 2026年リリースに向けての期待と懸念

魔法使いのホムンクルスの少女「リリィ」が、とある目的で「加護の墓」と呼ばれるダンジョンに潜る。

そこで待ち受けていた試練に”命を賭けて”挑む。

Steam:Bless You Againより引用

2026年のSteamでのリリースに向けてその制作が進んでいる「Bless You Again」。ゲームジャンルとしては「ローグライク3Dアクションシューティングゲーム」を謳うゲームだ。広島大学関係者が設立した優秀な人材を多く持つITスタジオGINOが制作するタイトル。これまでの実績として「魔女の館」というVRタイトルを持つスタジオだ。そのHPを見る限りベンチャー企業であることが推測される。GINO自身はその事業のメイン領域をVR/PC分野としている。広大は間違いなく国立大学の中でもメッチャ優秀なほうである。

ゲーム「Bless You Again」はシンプルな3DACTタイトルとなる予定。ダンジョンを攻略しさらに下層を目指すゲーム性の単純さが最大限そのSteamページではアピールされている。またページを見る限りではグラフィックスが高品質で魅力的なキャラクターデザインが実践されている点も感じさせられた。私はこのゲーム一目見た限りインディーの名作とされることの多い「パポタ 空飛ぶ魔導店」を連想した口だ。ただ良い点だけを具体的に挙げるのではなくネガティブな点も指摘しておこう。

そもそもこの手のゲームは「単純すぎて飽きが早い」という問題点があると私は思う。3DのACTRPGゲームでこの分野の先達とされる「パポタ 空飛ぶ魔導店」も良ゲーであるとともにある種クソゲーであることを否定できない。…というのもゲームというものは新しい価値観を提供するエンタメなはずなのに概して作業ゲーと化している事例に該当する恐れがあるからだ。劣化版ハックアンドスラッシュをやるならば最初からハクスラの名作・傑作を選んでしまえば問題はないはずである。

その意においてこのゲーム「Bless You Again」も「パポタ 空飛ぶ魔導店」とともにそのゲーム性の奥深さの点では相当考えさせられるタイトルになるような気がしてならない。キャラクターは可愛い。設計のキーとしてセルアニメ風にこだわっているという点もグラフィックスクオリティを担保する意味ではとてつもなく新規性がある。あとは単にゲーム性の問題が残る。来年2026年にリリースされて古くささが際立たないだろうか?私が言いたいことはただそれだけのことである。

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