オールドメディアが擁護する「夜間部生という被差別学生」

夜間学部=勤労学生は昔の話 学費が安くて昼間の時間は自由に、卒業後は大企業への就職や大学院進学も | 朝日新聞Thinkキャンパス

簡単に言うと大変な誤解を生む記事だ。「授業が夜間に行われること」「学費が低廉であること」「それ以外は昼間部と違いはありません」というがまずあり得ない。当然入学時のレベルが低く(偏差値)在学時の学修(演習・単位認定試験)のレベルも低いので就職先のレベルも低いのが現状だ。「多くが大企業に入る」ともいうがこれもあり得ない。学問的価値も実務的価値も極端にレベルが低いので(昼間部よりも20低い偏差値にそれが表れている)大企業に就職できる人は少ない。出来ても低位の職域(現場など)に留まっているのが現状である。社内の内部規則で定まっている会社もままあるのだ。当然出世もできないかしにくい。

「初年度の入学金等を含む学費は約100万円」「昼間部が約170万円に設定されていることに比べると6割程度に抑えられている」というがその分就職先も大学院への進学先も限られる。レベルが低いから学費が安いのである。そもそも論だが学費が少なく済んで昼間部とレベルに違いがないならば誰もが夜間部を選ぶだろう。だがそうなってはいない。つまり夜間部の学生は言い訳ばかりしているというのが事実。事実現役の一部の教員に「夜間部と昼間部どちらを残すか?」と質問したら間違いなく「昼間部を残す」と言うに決まっているだろう。この時点で差別(というか単なる区別)があることに夜間部の学生はいつになったら気付くのだろうか?永遠に気付かないだろう。馬鹿だからだ。

学費が安いのは国公立大学である。地元の国公立大学に行った方がキャリアも高く将来性がある。学費は私学夜間部の二分の一だろう。だがそうならないのはなぜか?国公立大学に受かるだけの努力をしてこなかったから夜間部に入っているのである。こう言うと「夜間部は働きながら学費を払える」と反論する大馬鹿がいるがこれも単なる言い訳である。「働きながら学費を払える」のは国公立大学の昼間部の学生も同じである。実際学費や生活費を全部自分で賄いながらも国公立大学の昼間部に通っている学生は多くいるではないか?「そうできない」のと「そうしない=そもそもチャレンジして実践することができない」のは使っている論理が全く違う。夜間部の学生は「そうしない=そもそもチャレンジして実践することができない」のである。

「大学院に行けば違うよね?」そう思うかもしれない。だが現実は全く違う。最終学歴は確かに院卒になるが就職面接の際に「なぜ夜間部に通っていたのか?」ということは間違いなく質問される。アマの私が仮に面接官でも同じことを聞くから当然プロの面接官は同じことを聞くはずだ。最終学歴(院卒)というものはいくらでもロンダリングできるものであって本質的な価値が根っこからあるわけではない。だから面接官は聞くのである。当然「学費が安かったからです」などと宣う馬鹿は落とされる。国公立大学の昼間部のほうが学費が安いのだからこれは当たり前である。そもそも理系の私大ならば院への推薦枠は三割だ。昼間部の学生が五割を推薦で取るのに対して夜間部は三割しか院への推薦をもらえないのである。この時点で夜間部が区別されている証拠があるではないか。

中には夜間部卒で昼間部卒ではなく成績証明書の中でも夜間部卒と書かれているのに履歴書には昼間部卒と書く大馬鹿も毎年のようにいるようである。これは経歴詐称に当たり当然だが解雇の対象である(実際そのようなこと=経歴詐称をする夜間部生がいたことは間違いなく事実・現実である)。来歴を偽って給料をもらおうなどと馬鹿な事を思いつくのは全国どこを見渡しても夜間部生だけなのは明白なのだ。これは大学を卒業したと言いつつ実際は卒業しておらず経歴詐称を続けて選挙に受かり市長を務めている首長とやっていることが完全に同じであり当然その分は社会的制裁を受けるべき存在である。

この記事が多くのメディアで配信されて誤解を生むと「夜間部を受けよう」と思う学生が不幸になる。勘違いをして「夜間部を受けよう」という学生・現役の夜間部生はこれ以上悲惨な言い訳をするな。厳しいことを言うがこれが現実なので誤解しないように。このようにこの記事はあってはならない腐り果てているオールドメディアのそれそのものである。もし仮にこの新聞記事が正しいと思うならば夜間部に実際入ってみればわかる。現状はかなり悲惨である。もとより夜間部はそもそも昼間常勤の職を得ている社会人のために作られている学部だ。アルバイトをしながら通うところではない。もう夜間部について絶対に勘違いしないようにしてほしい。