2025年4月24日にその発売が迫る「Clair Obscur: Expedition 33」 内容は「クオリティを最大限まで高めたサードパーティ版のFF」か

devに2020年仏で設立されたインディーゲームスタジオSandfall Interactiveを据えpubにロンドンをHQとするゲーム会社Kepler Interactiveに迎えそれぞれ開発・発売される「Clair Obscur: Expedition 33」の発売日が2025年4月24日に迫ってきている。対応プラットフォームはPS5/Xbox Series X|S/PC(Windows Store/Steam/Epic Games Store)となりマルチな機種展開がされるタイトルに仕上がるようだ。dev:Sandfall Interactiveとしては本作がゲーム業界デビュー作となる。こいつ…賭けてやがる…

「フランスのベル・エポックに着想を得た幻想的な世界を探索しリアクティブターンベースバトルを堪能せよ!」(下記リンク・セガによる公式サイトより)と銘打たれている期待できそうな一作。ターン制とリアルタイム制の兼ね合いをバトルシステム系に設定した秀逸な一作となる見込みで革新的なRPG体験をそのゲーム設計コンセプトに据えているようだ。ストーリー面も期待できそうでそのハイクオリティな退廃的デザインと重なりゲームエンタメ性に優れそれらが重層的相乗効果を生んでいると私は推察する。

今年もまた、彼女の手で人々が消える。
この死の輪環に終止符を打つ、最後の遠征が始まる…

年に一度「ペイントレス」と呼ばれる少女が目を覚まし、モノリスに描き出す。それは呪いの数字。その年齢にある人々は煙となり、消え去ってしまう。年々、呪いの数字は小さくなり、犠牲となった人の数が積みあがっていく。明日、彼女は目覚めて「33」の数字を描くだろう。私たちもまた最後の任務に赴く。ペイントレスを倒し、彼女が二度と死の呪いを描けないようにしなければならない。

第33遠征隊の旅が今始まる。

Clair Obscur: Expedition 33(クレール・オブスキュール:エクスペディション サーティースリー)|セガ SEGAより引用

日本のゲーム系YouTuberではYOSチャンネルが特に力を入れてその制作動画内で本作についてレポートし言及している。アクティブな可変型のターン制バトルが実現しているとYOSチャンネルではこのゲームの様子を報告しているのだ。キャラビルドに力が入っていてフィールド移動にはファストトラベルなどを取り入れストレスレスな設計がされている旨も報告されている。FF-IPと同じように音楽・コンポージング面でも配慮されていて余念がない。ある国内のゲームメディアはバトルシステムが高く評価されている往年の傑作「ファイナルファンタジーⅧ」っぽさがあることが示唆されていると報告

一言で言うと「クオリティを最大限まで高めたサードパーティ版のFF」とでもいうべきだろうか?FF-IPの他にも「Fallout」「オクトパストラベラー」などの影響もあるのではないかと私は勘ぐっている。特にキーワードとなるのは可変型のRPGということだと私自身はとらえている。つまり純粋な単なるターン制RPGにひとつふたつ以上の捻りがありターンシステムにエッセンスとなるコショウを利かせているような印象があるのだ。思い起こせば「Fallout」はリアルタイムにターン制システムを組み込んでいるし「オクトパストラベラー」だって特殊なターン制を組み入れたゲームだからだ。

私は本作のアートワークとトレイラーを見てぶっちゃけ惚れたクチだ。正直ゲヲログはいくつかのゲームが「間違いなく良い作品になるだろう」という予想を見事に外してきた経緯があるが(例えばChatGPTに「Blood Bowl 3」の件は重々指摘されている…笑)それにもかかわらず本作は直感で良作・傑作の類である気がしてならない。なんでセガが絡んでるんだ?と思ったがパッケ版販売の担当がセガであるからのようだ。セガは昨今ゲーム制作本業のほかにも制作支援に回るという経営上の工夫に転化していると私は感じている。恐らくこの路線でいいのだろう。

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