はじめに
専門分野も考え方も学校の先生によって違うという前提で動かないとダメだということに気が付いた。例えば私は金融工学といっても行動経済に近い発想だし数理モデルで突き詰める側ではない。いい先生はその点をしっかりと指摘くださって「君の専門は数理モデルを多用してファイナンスを突き詰める私とはモデリングの仕方が違う」と言ってくださった。曰くところによれば「ドメイン技術(中心となる技術)が全く違うのではないか?」と。だから経済系にシフトしたり経営系にシフトしたりすることが今私には求められている。だがなかなか受け入れ先は決まらない。ちょっと受けてみたところを振り返ってみることとしたい。
長岡技大
東京にサテライトがあるんだけどここの先生は非常に納得してくださった。だが「ゲームは主題にならない」と言われたんだ。長岡技大の東京サテライトは「技術的安全保障」を専門とする先生が集っている。だからテーマが「技術的安全保障」にならないと受け入れてくれない。研究はぜひやるべきものだ・面白いものだと評してくださったんだが専門分野が違うと言われたわけ。ちょっと話題が変わるけど思えば長岡技大には私自身憧れがあった。なんといったって高専の優秀な学生が集っているし豊橋よりもずっと魅力的に感じているのは今でも変わらない。研究分野が違過ぎるということでポシャったわけね。
東京工科大
ここの先生も素晴らしかったと思う。研究内容に理解を示してくださったけどぶっちゃけ私のキャリアがヤバいため(学卒でなくかつ修士課程を二度中退している)「修士号から取り直したほうが良い」と承ったのだ。東京工科大も専門家の研究レベルが極めて高くここ博士取るためには三本の論文アクセプトがやっぱり必要。人文系に近くても最低限これだけ必要なので博士号取得レベルの東京工科大の学生は極めて水準が高いものと思われる。ということで諦めることに。
高知工科大
あと一歩というところまで行った。だが元データに起因する問題があってそこを正直に言ってしまったためダメになった。この大学で博士号とるのはめっちゃくちゃムズイ。アクセプトされる論文の累計IFの求める水準が極めて高く明らかに東大よりもその要求が高いとのこと。私の受けたコースは経営なので例外があったんだけど「間違いなく日本で取るドクターの平均水準として日本一」とのこと。ちなみにキャンパスがめっちゃ田舎なところにあってドッカンとすごい建物があるっていう凄いところ。学部から勉強に打ち込めるならばここが日本で一番良いんじゃないなって思ったぐらい。勉強とか研究のための環境は間違いなく日本でトップレベルだと思う。
武蔵野大
ここもあと二歩というところまで行った。だが英語の接点が悪かったと思う。よどみなく受け流せたが英語の答弁が出来なかった。あと修士号取得時の論文レべルが極めて低かったのが響いたと思う。優秀な先生が集っていてタイ出身の先生や東工大出身の先生が面接官でなかった時ならばチャンスはよりあったと思う。彼らは極めて能力が高い分慶応出自の先生よりもやはり厳しく要求レベルが高いのだ。というわけで今でも50:50のチャンスがあったとは思うんだけど研究計画がアクセプトされずダメだった。
まとめ
今後はもうちょっと探りを入れて経営系にシフトしている起業をコースとしている大学院の博士課程を受験したいと思う。だがこの計画はもっと念入りにやらないとダメであることにようやっと気づいた。40迄にドクターを取れりゃいいかなって思う。そこで取ったところでアカポスには全く興味がないのでむしろ年齢はどうでもいい。ドクター取ってキャリアアップして起業なり今いる会社で新規事業に関われたらと思う。今でももう10個ぐらい新規事業の幹部への提案はしていて表彰の検討対象にはなっているので今いるところを長く細めに関わって良ければそれで問題ないかなって思うわ。自分の場合受けた高校や学部は全部受かってきたからショックは正直デカいもんがある。研究と成績はそんなに関係ないわな!なかなかムズイが諦めず頑張るつもり。