中高生の研究発表会
— オーキド博士, Ph.D. (@DrOak_PhD) July 12, 2025
母親を白血病で亡くしたため、白血病を治す薬を開発したいとのことで、高校生のうちから地元国立大医学部のラボに受け入れてもらって研究している女子生徒に会った
こういう生徒のために推薦入試はあるんだと思う
学力が足りず特別な経験もスキルもない子のチャレンジ枠ではない https://t.co/chXCrMOCcS
Xerのオーキド博士も上述のXポストで言うように推薦入試(もっと言えば女子枠にまで該当してもいいかもしれない)を認めるべき事例ってのはやはりあると私は思う。それはなぜか?現代の日本のアカデミズムで認めるべき格別例外な事象ってのがやはり私はあると思うからだ。そしてそれが女性であるがゆえのために社会的障壁が明らかに高く本人の地道な努力だけでは到底学力向上が認められないにも関わらず当該学生の学問に対する具体的意欲・決して諦めない強い意思と才能が格別認められる事象であればなおの事女子枠としてそうした学生を認めていいのではないだろうか?具体的な事例をTBSが次のようにネットメディアで報じている。
【注目の記事】1歳で児童養護施設に…「じぃじ! ばぁば!」と泣いていた女の子が国立大学を卒業し社会人に 「希望を捨てない」https://t.co/WLN4DCEZzN
— TBS NEWS DIG Powered by JNN (@tbsnewsdig) March 28, 2025
旅立ちの春。3月25日、琉球大学で卒業式が行われ、1700人が新たな一歩を踏み出した。卒業生の一人、森根絹代さんは…
この女学生は幼少期から児童養護施設で学び(あくまで私個人の捉え方ではあるが表面上とても困難な状況だったろうと思われる)にも関わらず琉球大学という立派な国立大学にしっかり入りアカデミックな挑戦をいくつもしてきた。例えばウクライナの支援のために欧米で活動したり教育産業に強い意欲を示しそれだけではなく具体的なプロジェクトに参画したりしてきた。こういった国際的なポジティブアクションを実行できる学生が琉球大学のガチンコな彼女の専門的な分野である国際地域創造学部=国際関係の学部に入っているという事実。こういった志望動機は推薦入試の概念ととてもマッチングが良いと私は思うのである。
これはXerオーキド博士と言っていることが非常に似通っている事例だと(あくまで私の個人的な考えだが)思う。それこそ「母親を白血病で亡くしたため」「高校生の頃からラボに入って研究をしている高校生に推薦枠を作ってもいい」と思っているオーキド博士と共通項が大きくあると思うのだ。恐らく特記すべき格別な理由がありかつ自分の志望動機が強固で行動力と研究力に優れた実地性を認めざるを得ない学生には推薦入試を積極的に認めていいのでは?ということを伝えたいのだろう。これには私も大賛成。「学力が足りず特別な経験もスキルもない子のチャレンジ枠ではない」(上述のXポストより)というのはマジでその通りだ。
やはり努力どうこうだけでは何もできない例外は現代社会にままある。それを行動力と研究力でソリューションにして社会に還元したい・大げさに言えば人類の繁栄に役立てたいという意思を持っている学生のために推薦枠はあるべきだ。具体的な行動を起こししかも成果発表までできている学生に関しては推薦でしっかりと国公立大学に入れるべきだとすら私は思う。そしてそれが女性であるがゆえ間違いなくポジティブアクションで救済すべき社会的理由があるというのであれば女子枠として認めていいのではないか?とすら思うわけ。
どう考えても個別の経済的格差や家庭的環境あるいは具体的に言うと研究領域を巡って処遇すべき例外が少ないながらもあるはずなのだ。それが社会的公正に則って明確にアカデミックかつ実利的知性を希求する大学側とマッチングが良い場合積極的に推薦枠ないし女子枠ですら認めていいと私はこのTBSの報道を見て思った次第である。学術的にふさわしい方・尊敬すべき行動力を持つ方のために文理問わず専門的な例外に限って推薦枠・女子枠はあるべきだ。
Obviously, over the history of certainly the last 300 years, it was that men went out and worked, and women stayed home. Yes okay, that’s the way it was. But certainly it isn’t that women weren’t able to do it.
Donna Strickland