検索してみたがETHに事業を全部振っている会社ってのはあんまりない。まだ時代がBTCに依っててETHの可能性を信じている人々が少ないということが根底にあるんだろう。特定のXerが言うようにETHの時代が来るのは間違いないんだけど(実際私も楽天などの暗号通貨ウォレットで5万円ぐらい儲けた)暗号通貨だけに注力しているってのはリスクもデカい。だから事業を複数個持っていてETHにも注力している会社ってのはかなり貴重だと思う。会社側もそんなことわかってていくつか支柱は必要だと判断しているところはあるはず。幸いETHの事業ってのはNFTとかデジタルアイテムの概念に近しくその領域もカバーしている会社が三社だけある。日本から買うならばこの三つの銘柄が候補かもしれない。
①シャープリンク・ゲーミング(ティッカー:SBET)
ここはゲーム関連特にベッティングがらみのアドの会社なんだがETHの大量保有でも知られている。ETHを中心とした財務戦略をかなり早い段階から始めていたという印象を私も持っている。ちなみにETHトレジャリー戦略上の1位は83万ETHを保有するビットマイン・テクノロジーズ(ティッカー:BMNR)で2位がこのシャープリンク。3位に34万ETHを持つイーサーマシン(ティッカー:DYNX)が続いている。ETHトレジャリー戦略を持っている会社の中で一番投資しやすい代表的な株だと私は思っている。株価もアゲアゲで来ていてETHトレジャリー関連の株銘柄における日本からの投資先としてはかなり馴染みが深いところだろうな。
②ビット・デジタル(ティッカー:BTBT)
ここも最近になってETHトレジャリー戦略を持ってきた会社でBTCからの乗り換えが報道されて久しい。仮想通貨マイニング事業の他高性能計算データセンターの設計とかもやっている会社。保有しているETHのは10万ETHぐらい。設計するデータセンターはゲーム事業とかプラットフォームがらみのバックエンド処理に使われていてAIやNFTの事業に近い会社。クラウドコンピューティング&ブロックチェーン技術の会社。最近スピンオフした子会社ホワイト・ファイバー(ティッカー:WYFI)がIPOしたことでも話題になっている(だがIPOした後にBTBT株価は下落)。だがETHに注力して経営が成り立っているので今後伸びるはずだと私は思っている。
③ビー・ティー・シー・エス(ティッカー:BTCS)
この会社もビット・デジタルに近い事業領域を持つ会社で7万ETHを保有。ブロックチェーン技術を用いたデータアナライズサービスとトランザクション管理サービスに力を入れている。やはりゲーム事業に近しく特にNFTに強みを持っている。例えばGods UnchainedというNFTトレーディングカードゲーム(Google Play)のトランザクションの透明化に関わっているという。同作は所謂P2E(Play to Earn)のタイトル。
総じて俯瞰してみると①はスポーツベッティングにおけるマーケティング領域をカバーし②③はイーサリアムゲーム経済のクラウドインフラ領域をカバーしている。ETHに関わっているだけあってどれも間接的にETH圏のゲーム経済に関わっていると言える。この他にもコインベース(ティッカー:COIN)とか有名どころの関連銘柄もあるけどCOINは取引所の運営が主な事業でしかもETHトレジャリーにはあんまり力を入れてない印象がある。最近一気にETHトレジャリーに力を入れた銘柄は上述したこの3つだと思う。ETHが伸びるのは間違いないからこれらの関連の銘柄に目を付けておくのは悪い選択肢ではないと主張するアナリストも存在するようだ。ちなみに私は①はあんまり持ってない。ベット事業ってのに共感するところがないので②③をちょっとばかし保有してます。