一介の東証スタンダード上場企業の自動計麺機が見据える資本的会社社会の未来


Full factory automation involves significant costs.
For typical companies and capitalist societies, these costs are simply too high to bear.


中島製作所の挑戦

大阪生野区に位置する厨房自動化機械メーカ「中島製作所」が、本年6月にタイ・バンコクで開かれた国際技術展出展した。この技術展の名称は「ProPak Asia 2026」というもので、アジア最大級パッケージング技術展示会だという。具体的に言うと、製造加工や包装技術に関する展示会らしい。「ProPak Asia」は毎年タイ・バンコクで開かれ、この分野でいっちばん有力なコンベ。

製麺機「計麺」

同社が謳うところによると、この2026年の展示会にて展示する同社製茹麺計量盛付ロボット「計麺」は、人手を75%削減・麺の軽量を1g単位で調整することが可能な画期的な製麺関連機械だという(世界初出展)。なんでもタイをはじめとする発展途上国でも、人手不足及び賃金上昇、さらにコアなところでは品質管理不足といった課題が発生していて、自動化のニーズは高いものがあるらしき。

タイのGDP25%

なんで「ProPak Asia」が、毎年タイ・バンコクの地で開かれるのか?っていうと、実はアジアの中でも食品産業が最も盛んな国だという背景があるようだ。タイは、そのGDPの25%分を食品産業で占有されている国である、という。その国際環境の中で、同社の試みは猛烈な効率化とイノベーションにより、業界リードのための旋風を巻き起こすことを目的としているようだ。

ただし専用機械

思ったところ。これね、でも汎用機械ではなくて専用機械なんだよね。多分導入には数千万円必要なんじゃね?ってゲヲログ勘ぐる。ソースを探してみてみると、こんなんが見つかった。こういう機械だから、ハッキリ言うと、古典的なオートメーションの応用機械だ、というのが真相だろう。依然として人の手は調理分野では貴重重要なのだ。あくまで人のサポート役…というところ。

パスタなど茹麺の自動ほぐし・高精度計量・容器への自動盛付を担当する専用機械「計麺」
※画像中西製作所、人手75%削減の茹麺計量盛付ロボットをFOOMA 2026で発表 | 株式会社中西製作所のプレスリリースより引用

ゲヲログの視点

ゲヲログも、食品産業の一介に携わってる身として言えることがある。これはハード/フィジカルAI時代の現状なんだが…工場を時給1500円の人手で賄うのは、この高度AI時代においても妥当なところだろう。もっともっと全体の取りパイが大きければ、資本の発展と共に高度なフィジカルAIを導入可能なはずだが、現状はそこまで資本主義が発展してない。すべてをロボットであわせるのは無理。

ロボット化出来たらいいけど…

というのも、池田も言うようにフィジカルAI/ロボタの類では採算が合わないのだ。確かに、すべてを自動化出来て省力化できればこれに越したことはない。だが、人間の食える食品量は限りがあり、無制限の生産性を追求する必要性はない。例え、ロボットに取って代わられても、結局ロボットの整備は人間が人の手で行う必要がある。そう言う意味で、この会社の試みは野心的だ。

未来創造室(!?)

非常に興味深いのは、この会社が未来創造室という特別室を作っていることだ。そこのHPを見れば一目瞭然なのだが、この会社、関連産業のマネジメントとか本機軸を土台にしたメディアの運用とかにも注力してて、自然な多角化を推し進めているところが目についた。ゲーミフィケーションの分野にも進出しているようだし、こういう産業的な会社は、厳しい国際競争を勝ち抜き残るんだろうね。

産業的衰退者・生存者

かねてより思うところだが、これから資本主義、という人間の経営母体が時代の流れとともにどんどん危機に瀕していくだろう。証券市場は特に悲惨で(金融危機が近いため)恐らく50%は、最低でも業績落ち込むだろうな。挑戦しない会社は潰れていくだろう。だが、この東証スタンダードに上場する一介の食品関連企業の行く末は暗くないと思う。

( ̄ー ̄)ニヤリ<株、買っておけ(無責任)。
※「中西製作所」HP:https://www.nakanishi.co.jp/