負けヒロインが多すぎる! 9巻の発売日になりました❗️
— 雨森たきび@負けヒロインが多すぎる! (@amamori_takibi) July 16, 2026
フライドポテトポテトを読書の共にお楽しみください🍟📕#マケイン pic.twitter.com/7oGZVfgdq1
・Volume 9 is all about Hibari showing her real, raw feelings instead of being the “perfect girl.”
・The childhood friends fight hard for what they want without making any compromises.
・This deep and serious story gives readers the power to keep trying in real life.
ゲヲログは驚いた。「マケイン」最新刊9巻を読んで。このラノベ、単なるラノベじゃねえ…。
表面だけ見繕うな「マケイン」は深いラノベだZO
ちょっとばかしAIにネタ振ってみたけど、「幼馴染3人の複雑な恋の決着」と「ずっと今のままではいられない関係性の変化」の二軸が今巻のテーマって言われた。はっきり言おう、これマジでおかしいよ!9巻全体を俯瞰してみると、これだけで済むのはあり得ない評なんだ。確かに、「飛騨高山への温泉旅行」「幼馴染たちの恋の顛末」「ヒロインたちの変化と独占欲」という三つが軸になっているのはマジで、これってラノベにありがちな「設定」だよなっていう表面上の感想はある。でも、完成度が高い高いと言われてきた、「マケイン」だからこそできる技ってのがあるじゃんか。ここを見逃しては「マケイン」なりのラノベ完成形の呈示ができんじゃないか。これ重要なんよ。ラノベは個性のあるノベルだ。当然だ。そして、この三つの要素は表面上の形に過ぎない。
実は古典的な小説
だから、結論から言おう。この最新刊は、「古典的な風味を増しながら世界中の人間がどういうふうに本質的な真人間になれるか?」を描いている。「理想ではなく感情の純粋な発露は何か?」て言う事を追求しているとこを「マケイン」今巻では押さえているんじゃあないのか?それがまさに、ひばりという存在だろう。だから筆者も言う。9巻は「これまでとは違う」って。これまで描いてきた「負けヒロインたちの躍動」とかありていのものじゃないんだよな。感情の吐露なんだよ。サブキャラがまっとうな本キャラに成っちゃうんだよ。AIの答えはだからこそ間違っている。9巻は「美しくないからこそ本質的な人間のむき出しの感情の追求」を描いているのだ。
三キャラが「相手の身を慮ること」はしない
この9巻では、理想論や綺麗ごと~♪なハッピーエンドでは済んでいない。「人間が建前を捨てていかに己の本質(エゴ)に誠実になれるか?」「お互いに一切妥協しない純粋な感情の発露とは何か?」を徹底的に突き詰めたシビア・シリアスな全体エピソードであり、その中心にいるのが放虎原ひばりというキャラクターなのだ。例えば、9巻の(主軸と一見思われる)幼馴染3人(ひばり、弘人、小春)の結末は、誰一人として相手のために自分を譲っていない。これまでの「相手を想って身を引く」ような綺麗な負けヒロインの像とは一線を画していて、各自が自分の純粋な執着や感情をむき出しにして進んでいく。
ひばりという「真人間」
「大人にならざるを得なかった」ひばりの本音がむき出しになり、実家のいざこざや過去の事件によって、早くから大人びた諦観を持ち、建前や役割を演じざるを得なかったひばりという彼女が、今巻でようやく「理想の先輩・元生徒会長」という殻を破る。人間としての泥臭く純粋な感情を発露させるプロセスこれこそが、この物語の最大のカタルシスであり、本質なのだ。ひばりも一人の少女であり、純粋な人間である。そこを感じさせないように普段は振る舞っていただけであり、普通に暮らし、厳しい現実を目の当たりにして、それを徹底して戦おうとしていた、純粋な若者なのだ。だからこそ、ひばりの人間像は本当に素晴らしい。本質を得て、本物の人間になるのが彼女の成長だからだ。人生は泥臭いから、きれいごとでは済まない面があるからこそ、素晴らしい景色を見せてくれるのだ。
我々が勇気づけられ学べること
この「新マケイン」であるひばりに勇気づけられて、「明日もまた戦おう・なんとか頑張ってみよう・諦めないで人間他人と向き合ってみよう」と思わされる決意の勢い筆致がある。だから「マケイン」最新刊はしかと確かなノベルの在り方を問うている。人間が生きるということはすさまじく厳しい面は否めないが、だからこそ人生は輝く。人間は真人間になって彗星のごとく輝くのだ。他方、この巻は長いようでとても短い面もあるよね。例えば、ひばりの人生の展開は端折って描かれるけど、温水の人生はまだまだ進んで来ない。あくまで傍観者レベルだよな。だがここにこそギャップもある。
主人公は傍観者であり未だギャップが存在する
というのも、温水の周囲はあまり今巻では動いてない。確かに天愛星や杏奈は動きこそすれど、メインフォーカスにはなってないんだよな、全く。つまり、単なる天愛星萌え状態から脱皮できてない。あるいは、杏奈という馬鹿キャラからも脱却できてない。だが、この大きいスパンを持ち越すことで、巨編に繋がる…つまり、長期連載に繋がる可能性を重々帯びている。サブキャラに焦点を当てて、巻ごとにフォーカスしてくことでそのキャラはメインになっていく。つまり、メインキャラのフロウが出来ているのだ。そして今巻では当のひばりに焦点が当たっていて、(前述したような)個性とでもいうべきか?そういうエピソードがガッツリ描かれている。9巻に至っては、その内実・内容が濃すぎるのだ。だから、革命的なマケイン像が示されていると言ってもいいかもしれない。
本当に買って良かった。高い評価は伊達じゃない。続刊が気になるなあ!
