韓国ゲーム大手KRAFTON~日本三大広告代理店のうちの一角ADKホールディングスを買収し同グループを連結子会社化 既往の伝説的グレーゾーンコンテンツ「のびハザ」「ドラえもんの最終回」などの二次創作が認められる?

6月24日韓国ゲーム大手KRAFTONが日本の三大広告代理店のうちの一角である株式会社ADKホールディングスの買収に合意したという。同広告代理店は「ドラえもん」「遊戯王」「クレヨンしんちゃん」といった日本において国民的に人気の高いIPを多数有する企業。買収金額750億円(ロイターの記事によればこの金額は円ドルの時価換算で5億1621万$にもなる)。間違いなく日本のエンタメコンテンツの歴史に刻まれる規模の巨額買収だ。

この買収によりKRAFTONはADKホールディングスの100%の株式を取得することとなる。事実上韓国の有力なIPエンタメ企業がADKグループを連結子会社化することとなるのだ。本買収事案は「2025年1月に発表した海外マーケティング事業の再編に伴う米国STAGWELLとの協業に続くパートナーシップ」となるということがADKのウェブサイトにてわかっている。むつかしいことはよくわからんがどうやらソースによればBCJ-31やベインキャピタルが此度の買収事案に一枚嚙んでいるようだ。

韓国に本社を置くKRAFTONは世界的に知られた2007年始動のグローバルIP企業。創業当時はかってNEOWIZの立ち上げに関わったとある有能な経営者が同社退社後に作った新たな新興ベンチャーだった(正確に言うとBlueholeを創業しその持ち株会社としてKRAFTONを作ったという経緯がある)。日本での知名度はいまいちだがバトロワゲームの先達格である「PUBG: BATTLEGROUNDS」をIPとして持っていることでその存在を知っているゲーマはままいるはずだ。

KRAFTONによるADKグループの子会社化によって関連するIPの二次創作のガイドラインが敷かれ当該二次創作に関する規制が一段と緩くなるのではないか?と私は期待を寄せている。現にKRAFTONは「PUBG Mobile」のコンテンツウェブページにて二次創作への深い理解を示していて創作を遠に支援しているのだ。この買収がきっかけで前述したドラ公などのコンテンツすべてにわたって二次創作が認められるかはわからんが少なくとも今後の流れに期待していいのではないか?

個人的には韓国の企業に忌避感は全くない。私は使っているスマートウォッチもサムスン製だしゲームに関して言えば全体的に見ると韓国のほうが日本よりも一歩二歩進んでいると思う。この際私信も交えて言っておくが電通や旧サンライズ系の会社株式も全部取得して完全子会社化(買収)してほしい。そうすることで新しいコンテンツが生まれ日本企業の新陳代謝も進むだろう。このようなグローバル環境における買収フローが活発に続けばガンダムの二次創作が認められるのもそう遠くはないはずだ。

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