カプコンは「ロックマンエグゼ」のロールバックネットコード対戦を実現するPG「Tango」「Trill」を潰すべきではない【ゲヲログ陳情記】


“Tango” is the PG that enables online matching game for “Mega Man Battle Network” using rollback netcode. “Trill” is the spiritual successor to “Tango.” CAPCOM should not have any issues with these unique PGs. Rather, CAPCOM should develop a new “Mega Man Battle Network”IP based on “Tango” and “Trill.”


まず「Tango」とか「Trill」ってなんぞや?ってことなんだが——これは「ロックマンエグゼ」IPでオンライン対戦機能をロールバックネットコードで実現するエミュのこと。「Tango」の系譜に「Trill」があって海外の技術オタクによって現在も開発が進んでるエミュである。現在は「ロックマンエグゼ」の原機IPのROMを吸出ししなくてもSteam版のものにエミュが対応している。だのでMODの系譜に属するエミュと言えないこともない。よーするに「Duelists of Eden」を「ロックマンエグゼ」コード上でやるものとして捉えてもらえれば良い。未だYouTube上でゲームプレイ動画を出しているコアファンが存在している。草の根で継続している感じがある。Steam版の「ロックマンエグゼ」のコレクションIPには対戦機能付属してるっちゃしてるんだけどさ…。

んでその本質的問題って何?ってことなんだが…今SteamDB覗いてみたんだけど「Duelists of Eden」マジで人いねえ状態。マジでそう。むしろ前作の「One Step From Eden」のほうが接続者多いぐらい。だから専用Discord鯖に行かんと「Duelists of Eden」でマルチプレイが出来ねえ(てか行ってもできねえw)…その現状を克服できるエミュとして長く長く歴史を持って期待されてきた存在——それが「Tango」「Trill」なのだ。現在の開発HPを見る限り「いかなる種類の著作権侵害も容認していません」「ファンプロジェクトでありカプコンとは一切関係ありません」の文字が躍っているので”本社”とは関係ないMODのような存在を標榜しているということだろう。ロールバックネットコードについてはゲヲログが詳しく過去記事で書いてるのでそれを参照してほしい。

ひとつ確かに言えることがあるとすればカプコンは「Tango」「Trill」を権利名目上潰すべきではないということだ。これだけは間違いないことだからゲヲログを見ているようなカプコン社員は—そんな社員がいるのか!?とも思うけど—その点をしっかりと分かってほしいのだ。思うにゲヲログも2.0で「バイオハザード RE:2」が早い段階でファンメイド技術を非公式に取り入れたことを指摘して成功IPの歴史を軽く振り返るニュアンス記事を出したり「ロックマンX」IPの復活を名目にしたヘンテコな記事を出したりしてきた。カプコンは「Tango」「Trill」の存在を認めたうえでその発展的解消を目指してほしいと思う。それがカプコンにとってもマージンになるのだから。過去の成功事例は「バイオハザード RE:2」で明らかだ。同じことをしてほしい…というのがゲヲログからのお願い。もちろん検討は必要だが大まかな技術は取り入れ自社の発展にすべき。