レビュー

ゲーム

「羽生君はオタクなのか?」~いかにもゲヲログっぽく解釈してみた

「よくぞこの作品を…」羽生結弦27歳が“僕の原点”と語るスーパーファミコンの“マニアックすぎる”2つの名作ってどんなゲーム? - ゲーム - Number Web - ナンバー羽生結弦の原点はゲーム?とある有名なWEBスポーツ紙面の記事で羽生結弦さんがとあるゲームに夢中になっているということが解説されている。屋城敦による2022年の記事だが肝要な点には一切触れられておらず記者の能力不足だと私は酷評する。Numberはもっと高級路線なのだからしっかりとした記事を書いてもらいたいものだが...いかんせん(ゲヲログのような薄っぺらい個人ライターが言えることではないものの)深みがなくて事実の羅列に留まっている。例えば羽生君は実はもっともっとコアなタイトルもやっているらしいのだ。例えば「シュタインズ・ゲート」とかいうのをやってるようだ(よーするに「あつ森」だけではないようだ)。ちょっと自分と比較してみるが,,,別に羽生君がこの時代のゲームに留まらず「とあるゲームの古典が原点」というのは理由がないわけではないだろう。不登校だった私のケース私は1990年生まれだが1988年発売の「ドラゴンクエストI...
学術

千葉県民の私が兵庫県の舵取りは斎藤知事に「とりあえずやらせてみたらいい」と勝手に思う理由

たしかに事実かもしれないが主観なき客観はありえないことを認識する方が重要民意が示されたっていう事実はあると私は思う。知事が言うように。この件は事実は事実として認めるがそれを解釈する側によってどれもがゆがめられていると実感するところもあるだろう。もちろんヤスパースも言うようにこの世に主観なき客観はありえない。だが一定のレベルというか許容できる範囲・閾値はあると思う。その意味において噂のどれもが憶測とか邪推とか誤解とかに過ぎないいわゆる忖度案件。むしろこの程度のパワハラでいちいち騒いでいたら世の中は回らないというのが世間通念上の常識だと私は個人的に思う。民間企業ではこの程度のハラスメントは溢れている~これが現実~民間で働いてみたらわかるが「こんなんぐらいあって当然!」というのも私なりの経験からある。私は半導体メーカに非常勤で勤めていたことがあるがそこでも熾烈なパワハラはあった(し実際退職するぐらいの現場に私自身遭遇した)。学生時代にスーパーで働いていたころからそれはやはりあった。教えられてもいないことでルール決めされ怒られる。そういうことはやはりあったのだし社会の誰もが働いてみれば感じると...
エンタメ

「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」に感じるサンライズとスタジオカラーのタッグ性

「ガンダム」で有名なサンライズと「エヴァンゲリオン」で有名なスタジオカラーが最強タッグを組んで制作する「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」のテレビ版の放映開始が迫ってきている。日本テレビ「火曜プラチナイトアニメ」枠内で放映される。放映開始日:2025年4月8日。監督:鶴巻和哉(私自身は代表作「龍の歯医者」だと思っているかた)。Amazon PrimeやNetflixほかネット配信も有。唐突だがこのアニメ放映予定の報を受け「あれ?おかしいな...」と私は思った。「”ジークアクス”って劇場版公開されてて軍事専門家の高橋杉雄先生が絶賛してなかったっけ?」と。...というのも劇場で公開されていたのは先行放映版の「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」である。つまりテレビシリーズで放映される予定の冒頭部分をかき集めて作った集約版だということだ。”ビギニング”っていう単語が全てを表している。よーするに劇場版は冒頭部の集約でそのアニメーションの本筋のほうはテレビシリーズできちんとした形で公開されるということなのだ。このアニメーションで描かれるガンダムのワールドはい...
ゲーム

「Haute42レバーレスコントローラー: U16 シリーズ」買ってみた

U16を買ってみた。結論から言うとバカみたいに良い。私はKitsuneの後に自作キットでひとつ組み上げた上でU16を手にしたクチだが間違いなく一番良い。手っ取り早くいうとコンボが入りやすくなって勝率が上がるぐらい良いんだ。これまでの中で一番安いのも良。ここに辿り着くには時間がかかったが結論から言うとこれを買え!と言いたい。なぜここまで時間と資金をかけてしまったのだろうか?説明しよう。まず高ければ良いものが手に入ると思ったこと。これは大間違いだった。高くても駄目なものはある。それが私の場合はKitsuneだった。Kitsuneは高い割に性能が良くない。というのもハイエンドモデルなだけあって挙動が繊細すぎるのだ。ボタンの暴発が起きやすくとにかく敏感すぎる。あと押し込み感があまりなく薄っぺらいボタン感が印象として残る。これで5万円はあまりにも高すぎる。なぜ薄いのか?なぜ暴発しやすいのか?静音が原因である。静音というのはかなり環境面で重要なのかもしれないが操作するうえではそれほど重要でない。というのも静音したところで音するタイプのものと比べてもそれほど意味がないんだ。押している実感が音の面でも...
エンタメ

VitaやSteamでリリースされたシングル人狼RPG「グノーシア」 2025年10月にアニメ版放映へ

devにPetit Depotto(プチデポット)/pubにPLAYISMが就いて制作された「SF人狼系シミュレーションアドベンチャーRPG」を謳うゲーム「グノーシア」のアニメ化が決まっている。IPの凄さの一端は一般経済誌にその評が掲載されることからもよくわかる。東洋経済の記事によればプチデポはたった四人の名古屋のインディーゲーム制作サークルだそうだ。小さいサークルが制作したゲームがアニメIPに変容するのは当のゲームdevとして大層夢のある話だと私は思う。きっと多くのゲーマーもそう思っていることだろう。この「グノーシア」というゲームは「単独でできる人狼ゲーム」を目指して作られたという。ご存じない方のため超端折っていうと「人狼ゲーム」とは味方のうちに潜むエネミー(これを「人狼」という)を探し成敗するという形式のゲームのことをいう。味方サイドはこのエネミーの無力化を図りエネミーは人狼以外を一人でも多くとっ捕まえて惨殺していく。いわばバトルロイヤルの風味を持っている”元祖あっち系”のゲームの事を「人狼ゲーム」と言うのだ。元来ボドゲでありデジタルゲーム環境が整備された今になって再びネットワーク...
ゲーム

なぜシングルプレイゲームは息を吹き返したのか

シングルプレイゲームの時代は終わると言われていた頃私は中学生だった。その頃はネットワークゲーム・オンラインゲームの最盛期がやってくると盛んに言われていた。現に世界で最強のゲームが元祖「Counter-Strike」だった。光ケーブルが敷かれるちょい前ぐらいのことだったのでまだまだ高嶺の花ではあったがソイツがゲームの標準形であるということが立証されつつある時代に私は中学生活を送ったこととなる。なぜこのような論が巻き起こっていたのだろうか?考えてみたい。問題は簡単である。ネットワークの時代がやってくることは間違いなかったこと。FPSをはじめとして競技性のあるゲームがすごく増えていたこと。ゲームで生計をたてるFatal1Tyのような人物(プロゲーマー)も出現していたこと。様々な要因が考えられるがこの三点に絞ってまず論じたうえで講を修正してみることでシングルでプレイするゲームが復権したことを説明しよう。まずオンラインゲームはネットワーク越しにコミュニケーションを取れる夢のツールであった(今でこそ当たり前だが当時はワクテカもの)。今でも大学や大学院に行くと教授に「これからインターネットと英語の時...
ゲーム

碧井工房の「JumpHack03第3世代プロトタイプ スト6向けレバーレスコントローラー PC/Switch対応」最後の一個を買ってみた RazerKitsuneからの乗り換え比較

ゲーミングデバイスの専業メーカー特にレバーレスコントローラーの専業メーカーである碧井工房の「JumpHack03第3世代プロトタイプ スト6向けレバーレスコントローラー PC/Switch対応」最後の一個を買ってみた。私が注文した数時間前の時点で在庫が一個しかなかったので現時点でSOLD OUTの状態となっている。プロトタイプということで正真正銘の最後の一個になるのかもしれない。同じようなキットにはぴくるすの「Lotus clear」があるようだ。RazerのKitsuneと比べてみようか。はっきり言っておくが遜色ない出来だ。というかこっちのほうが半値の割に出来は良いと思う。まず環境面が違う。赤ボタンを押すだけで再スタートできるのは大きい。もちろんKitsuneも再スタートボタンはあるがD-padと同じように設定されているので再スタートボタンをロックしてしまうとD-padも使えなくなる。KitusneはD-padだけを無効化する方法がないのだ。それに対してこちらはカスタムできる。ボタンは静音プッシュが有効になっているが決してタップ感に悪さを感じるところがまったくないのも良い。たしかにも...
ゲーム

オンラインPvPゲーム「World of Tanks」や「World of Warships」などを手掛けてきたWargamingによるロボットACT-PvPvEタイトル「STEEL HUNTERS」は成功できるか?

「World of Tanks」や「World of Warships」などのオンラインPvPゲームを手掛けてきたWargaming(本社:キプロス・ニコシア)が新たなる挑戦を始める。新作のリリースが間近であることが明らかになったのだ。そのタイトル名は「STEEL HUNTERS」(基本プレイ無料/Steam配信日時は同プラットフォーム記載上2025年4月2日となっている)。PvPvEのシステムを採用したロボットガチンコACTゲームになるという。結論から言うと”このIPにそれほど期待はできない”と私は思っている。それはなぜだろうか?ゲームのストーリーはいたってシンプルにまとまっているのでまずはそこらから解説してみよう。近未来の地球では資源(「スターフォール」と呼ばれる資源)獲得競争が激しさを増していてそのために「ハンター」と呼ばれる巨大なロボットを駆使した争いが巻き起こっている...メインプロットはこんな感じ。あなたもこの資源獲得競争に参加する「ハンター」を駆ることとなる。このロボットにはクラスのような種類(バリエーション)がありそのアップデートやカスタマイズをしながらライバルに差をつ...
ゲーム

株式会社ホリのゲーミングデバイス発売の動向に見る(勝手な)感慨深さ

ゲーミングデバイス業界における主要なロールを担う株式会社ホリ(神奈川県横浜市)がプロ仕様のパッドコントローラー「ファイティングコマンダー OCTA Pro for PlayStation5 Windows PC」を2025年3月27日に発売する。Amazonや楽天などの通販サイトで本製品の予約が始まっている。価格は14980円とハイクラスなパッドコントローラーになるようだ。製品詳細に関するホリのウェブサイトにおけるプレスリリースは2025年2月12日付で行われている。「PS5/PC向けコントローラの決定版」(電撃オンライン)を謳う新モデルはまさに最強仕様。直系の先祖である「ファイティングコマンダー OCTA for Windows PC」の価格が6500円ほどだったことからもわかる通りホリは高付加価値路線に舵を切っていると私は思う。特徴は2つの背面ボタンと6つの天面ボタン。それぞれがカスタム可能でゲーマーのプレイスタイルに柔軟に対応する。さらに旧来からの方向キーもカスタム可能だという。デバイス自体本機との有線接続のほか無線接続にも対応していてパッドコンユーザーのプレイスタイルに合わせて...
ゲーム

「シングルエリミネーション」と「ダブルエリミネーション(ウィナーズ・ルーザーズのシステム)」とはそもそもどう違うのか?「ダブルエリミネーション」の欠点及び利点とは何か?

格闘ゲームのトーナメント戦において良く聞く言葉に「ウィナーズ」とか「ルーザーズ」とかいうものがある。どういう意味なのだろうか?一般的なトーナメントを「シングルエリミネーション」という。一方で「ウィナーズ」とか「ルーザーズ」とかいう言葉は「ダブルエリミネーション」でのトーナメントのこと指す。では「シングルエリミネーション」「ダブルエリミネーション」とはそもそもどう違うのか?「シングルエリミネーション」はどう考えても誰でもわかるだろう。普通のトーナメント方式の競技システムである。一方で「ダブルエリミネーション」は出場選手が二回負けるとその選手が敗退になるトーナメント方式のことを言う。この「ダブルエリミネーション」トーナメントにおいて一回負けるとその敗退者は「ルーザーズ」ブロックのほうに配置される。ここでさらに負けると「ルーザーズ」ブロックで敗退したことになる。つまり「ダブルエリミネーション」ではトーナメントといっても二回チャンスがあるということになるのだ。そして「ルーザーズ」ブロックで勝ち進むと当然そのブロックにおける最終大会が行われる。これが所謂「ルーザーズファイナル」である。そして「ル...
ゲーム

「It Takes Two」のdevとしてその名を世に知らしめたHazelight Studios(スウェーデン) その次世代級傑作「スプリット・フィクション」のリリースが2025年3月7日にリリースへ

「It Takes Two」のdevとしてその名を世に知らしめたHazelight Studios(スウェーデン)が引き続きElectronic Arts(アメリカ合衆国)と手を組んでリリースする「スプリット・フィクション」が今俄かに注目を浴びている。話の前座になってしまうが「It Takes Two」は「The Game Awards 2021」にて最優秀賞GOTYを獲得している実績を持つ”コアゲーマになればなるほど評価を高く付ける”ことで超有名なIPだ。そして神ゲーを約束するdevの新作が今回取り上げる「スプリット・フィクション」というわけだ。ではこのゲームはどういうゲームなのか?新作の主人公となるのはライターでSFパート担当のミオとファンタジーパート担当のゾーイ。二人はライターとして職務を遂行する中でとある装置のトリックにはまってしまう。自身たちが生み出した創作活動つまりフィクションの世界に取り込まれてしまうのだ。もともとそれほど仲が良くなかった二人は友情を深めながらこのトリックからの脱出を試みることとなる。「It Takes Two」に続く協力プレイ系のアクションADVの史上最...
ゲーム

2025年4月24日にその発売が迫る「Clair Obscur: Expedition 33」 内容は「クオリティを最大限まで高めたサードパーティ版のFF」か

devに2020年仏で設立されたインディーゲームスタジオSandfall Interactiveを据えpubにロンドンをHQとするゲーム会社Kepler Interactiveに迎えそれぞれ開発・発売される「Clair Obscur: Expedition 33」の発売日が2025年4月24日に迫ってきている。対応プラットフォームはPS5/Xbox Series X|S/PC(Windows Store/Steam/Epic Games Store)となりマルチな機種展開がされるタイトルに仕上がるようだ。dev:Sandfall Interactiveとしては本作がゲーム業界デビュー作となる。こいつ...賭けてやがる...「フランスのベル・エポックに着想を得た幻想的な世界を探索しリアクティブターンベースバトルを堪能せよ!」(下記リンク・セガによる公式サイトより)と銘打たれている期待できそうな一作。ターン制とリアルタイム制の兼ね合いをバトルシステム系に設定した秀逸な一作となる見込みで革新的なRPG体験をそのゲーム設計コンセプトに据えているようだ。ストーリー面も期待できそうでそのハイクオリ...
ゲーム

2001年にリリースされたオープンワールドRPG「Gothic」のリメイク作となる「Gothic 1 Remake」登場予定

2001年にリリースされたオープンワールドRPG「Gothic」のリメイク作となる「Gothic 1 Remake」のデモ版が2025年2月から始まっている「Steam Next フェス」にて公開されている。本記事が執筆されている3月4日の時点でもこのデモ版「Nyras Prologue」はDLしてプレイできる状態にある。dev: Alkimia Interactive pub: THQ Nordicの布陣で作られるこのゲームはUnreal Engine 5をそのゲームエンジンに採用。リメイク作は原作ゲームの世界を大幅に再構築しているという。ゲーム「Gothic」は人間族とオーク族が熾烈な闘いを繰り広げている王国「ミルタナ」を舞台としたファンタジー・オープンワールドRPGの古典的名作。主人公は人間サイドの敗北を防ぐため強力な武装製造に必要な鉱石を集める作業者となる。ゲームが進むに従い主人公は鉱山(コリニス鉱山)から脱出し世界を冒険することとなる。オープンワールドの利点を活かしたクエスト受注や拡張されていく戦闘などが特徴的な一作。2001年にリリースされた「Gothic」は難易度が高くゲ...
学術

VTuber事務所の事例で学ぶ時価総額の持つ意味

以前も伝えたように時価総額の計算は簡単でその会社の株式単価×発行済株式数で簡単に求まる。では時価総額の意味とは何か?時価総額がでかいとその会社の信用性があるということになる。規模の大きさを単純かつ簡潔に計算できるのでそれが貴重な指標となっているわけだ。同じ理由にて将来性の評価にも使われる。また時価総額がでかいと信頼性があるため資金調達もしやすい。これがメインのメリットである。提携先や取引先と潤滑なディールができるというのも見逃せない。例えばタイアップやキャンペーンなどが打ち出しやすい環境を作ることが出来る。また企業政治においても似たようなことが言える。対外的に良いだけでなく対内的にも良い。時価総額という一定の指標があるために「これこれこういう目標があるので達成してくださいね」と言えるわけである。いわば経営上の政治的体制の引き締めが出来る。さてVTuber事務所で東証に上場している会社はANYCOLOR株式会社(「にじさんじ」運営元)及びカバー株式会社(「ホロライブ」運営元)の二社だ。どちらも東京証券取引所のベンチャー分野のグロース市場つまり振興株式市場に上場している。これらの会社の時価...
ゲーム

格闘ゲームド素人(プラチナ入ったぐらい)がレバーレスコントローラを買って分かったこと

今回はスト6をプレイしていてふと思うところがありレバーレスコントローラーを買った私による私自身の格ゲースキル評価に関する解説記事である。「格闘ゲームド素人(プラチナ入ったぐらい)がレバーレスコントローラを買って分かったこと」と称して述べてみたい。そのレベルを三つに分けて考えてみた。レベル1~レベル3になるにつれてカバーリングする範囲が広まっていくと考えていただきたい。ちなみに買ったレバーレスコントローラはこれである。かっちょ良いなーって思ってRazerのkitsuneにした。奮発したがやはり値が張る。ぶっちゃけたところで言うと一言で済む。値段高杉(笑)。レベル1:買ったからと言ってコンボが入りまくるようになるわけではない当然だがバラ色のコンボ生活が始まるようになるわけではない。油断して私も勘違いしていたが間違いなく事実である。レバーコントローラでコンボが入らないのならばレバーレスコントローラでも入らないと基本的に思っていただいて構わない。ナナメ方向が入りにくいというか操舵の把握がしにくいことによってコンボが入らなくなる...というか入りにくくなる種のコンボもまたあると思われる。例えば私...
ゲーム

神作しか作れなかったMimimi Gamesはなぜ閉鎖せざるを得なかったのか〜ゲーム制作会社の大義とは?〜

傑作として知られる「コマンドス」IP最新作の報が入ってきた。私も今興味深く各ニュースサイトを見ている。他方この「コマンドス」ライクなゲーム制作でコアSteamerを中心に知られたMimimi Gamesというインディーデヴェロッパがかつてあったことをあなたはご存知だろうか?実はこのドイツのゲーム開発会社は作るゲームのセールスは好調だったしIPも着実に増やしていたのに閉鎖せざるをなかった。これはなぜだろうか?この理由についてはAUTOMATONの記事がとても詳しい。理由はいくつかあるがその顛末も含め簡潔に箇条書きで表そう。2008年にドイツミュンヘンにて設立されたインディースタジオMimimi Games「Shadow Gambit: カリブの呪い」がスタジオとしての最後の作品となった「Shadow Tactics: Blades of the Shogun」「Desperados III」なども傑作として高い評価を得た順風満帆に開発実績を重ねているかと思われた矢先スタジオ閉鎖の計画が突然発表されたファンには最大限感謝しているがゲーム開発に捧げてきた時間を顧みると大きな心身の負担にもなっ...
ゲーム

セガ超期待できそうなレーシングゲーム「ソニックレーシング クロスワールド」を発表

セガ自身が「セガ史上最高峰のレーシングゲーム」と自画自賛して語る新作ゲーム「ソニックレーシング クロスワールド」。自社HPにてその近況を広報している。新作はXでも話題になっていて過去のソニックの没個性的なレーシングゲームとは一風変わっているという。カジュアルレーシングゲーム界を代表するかの名IPである「マリオカート」とも差別化が出来ていると話題だ。これは期待できそうだ!というわけである。ゲームはその最大の特徴として「トラベルリング」という概念を持っているという。これは「プレイヤーを1つのワールドからまったく新しい場所「クロスワールド」へと移動させレースに劇的な変化をもたら」すというものだそうだ(上述のリンクページより引用)。ラップごとに異なるバイオーム環境下に配置され激動のレーシング体験を実現する「新たなカジュアルレーシングゲーム」を実現するという。その他枝葉はあれども「ソニック」というIP自体が持つ「次元の転換」というテーマを如実に実装した新たなるシステムというわけだ。上述の広報ページが公開された段階においてPlayStation5版のクローズドネットワークテストの開始も発表されてい...
ゲーム

日本のゲーム産業におけるDEIは本来至極当然の資本論である

今回はゲーム業界におけるDEIとはなにか?ということを欧米のそれと日本のそれをメッチャ簡単に比較し解説してみたい。さて4gamer.netではバンダイナムコオンライン事業本部品質保証部の大熊未来さんの言葉を引じて次のようにDEIについて解説している。記事はゲーム開発者のためのカンファレンス「CEDEC 2024」におけるセッション「『表現』でもグローバルを目指す! DE&Iに関する取り組み」に登壇した彼女の言を引く形で構成されている2024年夏ごろのもの(以下は世界観や設定をきちんと踏まえていない多様性は,コンテンツを不自然なものにしかねない。ゲームにおけるDEI表現の意義と重要性,そして導入する際の留意点[CEDEC 2024]より引用させていただく)。「Diversity, Equity and Inclusion」(多様性,公平性,包括性)の頭文字を取ったもので,「多様な個性が尊重され,公平な環境や条件の下で,能力が発揮できる状態を生む」といった意味であると説明する。要するに様々な価値観を尊重して門口を広げて多くの需要に答える形式のビジネスのことを言うといっていいだろう。近年ゲー...
ゲーム

「Grit and Valor – 1949」にかかるリアルタイムストラテジーゲームへの最後の希望

私がゲヲログ2.0で既に語ったようにリアルタイムストラテジー(RTS)というゲームジャンルはその衰退が近年著しい。これにはいくつか原因が考えられるがもう一回それを復習してみてそこから新作RTS「Grit and Valor - 1949」にかけられたリアルタイムストラテジーゲームジャンルへの最後の希望を語ってみたいと思う。このゲームはインディーゲームだが限定的なマップ構成と限定的なユニット構成によってジャンルを更新する可能性がある。ではこれまでの大局的なRTSはなぜ大勢ウンチになったのだろうか?操作量の問題操作量が多すぎてショートカットゲームになっていることを指す。プロがやってるところを見てもまったく原理どころか原則でさえわからない。一体何やってんだ!っていうところでゲームが進んでいる。見ていてつまらない。視聴者は高揚感もなければ理解力も示せない。韓国ででさえ「StarCraft」のプロシーンは死んでしまった。同分野のリーグ・プロゲーマーは立場追われる形でキャリアを終えなければならないだろう。NHKの番組でも取り上げられたことがあった業界だったもののそうそう世の中の進歩は遅くなかった。...
ゲーム

タイルをヘクスに変えるというタクティカルイノベーション

Steamでヘクス系シミュレーションゲームが活況だ。現状賛否両論だが今後のアップデートに期待できそうなメジャータイトル「シヴィライゼーション Ⅶ」。またハピネットによる和製タイトル「ブリガンダイン ルーナジア戦記」も好調。数時間後に解禁されるヘクスストラテジーゲームでこの分野におけるインディー系の鏑矢となってくれそうな「Primal Fray: Prologue」まである。「Scythe: Digital Edition」だってセールスこそ微妙だがボドゲ原題の特徴を活かして高い評価を得ている。ヘクスとは六角形のマス目のことを表しこのマス目に従って進めるシミュレーションゲームをヘクスストラテジーとSteamerは呼んでいる。各タイトルについてちょっと精査してみよう。確かに「シヴィライゼーション Ⅶ」はぶっちゃけ今のところ評判が悪い。だが多くのゲームアナリストが期待するようにアプデでそのゲーム性が大幅に改善されていくというのはほぼ間違いない。ゲーム開発者が相当鈍感で無能でない限り百以上の単位で適宜アプデが入っていくだろう。新システムは問題なく受け入れられているんだからUIなどの点で改善が進...