レビュー

エンタメ

2025年7月6日~アニメーション「CITY THE ANIMATION」放映開始

2025年7月6日よりアニメーション「CITY THE ANIMATION」が本邦で放映される。ABCテレビ/TOKYO MX/テレビ愛知/BS11/AT-Xで放映される予定。ネット配信先:アマプラ。このアニメーション作品は原作にご存じ:あらゐけいいちによる講談社モーニングで掲載された「CITY」を取っている。アニメーション制作を担当するのは京都アニメーション。監督には石立太一が起用される。オープニング主題歌としてFurui Rihoによる「Hello」が採用されエンディング主題歌としてTOMOOによる「LUCKY」が採用されるという。既にPVは第一弾に次いで第二弾がYouTube上で公開されている。これらは「日常」に次ぐあらゐけいいちによる傑作とされる「CITY」の唐突でスキャンダラスな表現がシュールに映像表現されているのがよくわかるPVに仕上がっている。特に最新PV第二弾ではアニメーションのオープニング主題歌になっているFurui Riho「Hello」のプレ版が印象的かつ効果的に使われていて音楽性の高さと映像表現とのマッチングに”謎の感動”ができる配慮がされている。面白い!だが涙...
ゲーム

ゲーミフィケーションは単なるバズワードか?【1.5&2.0同時投稿記事】

ゲーミフィケーションの実例東京都千代田区のゲーム系人材派遣業を主として生業とする株式会社リンクトブレインが「ゲーミフィケーション設計サービス」を正式にリリースした。このサービスは5つの要素から構成される。それがSurvey(調査)・Focus(ユーザー分析)・Select(軸の選定)・Apply(メカニクス応用)・Accept(実装・視覚化)の5つである。会社のHPによれば「クライアント企業は自社のアプリにおけるユーザーの継続率や満足度を向上させること」が可能になるという。価格50万円から提供。このプロジェクトはヘルス・生活・教育・販売・広告・自治の分野で既に利用されているということも明らかになっている。また「アプリの開発やデバッグ・負荷テスト・セキュリティ脆弱性評価などリリースまでワンストップで支援可能」ということも同時に明らかにされている。ゲーミフィケーション=単なるコンサル?私がわからないのはこのサービスが果たしてゲーミフィケーションの一貫と言えるかどうかという点だ。例えばこの程度の5つ程度のサイクル・スキームを回しているのは汎用コンサルでも十分できるものでありかつ事実として理論...
ゲーム

ホロライブの二次創作プロジェクト成果「ホロリバーシ」やBrace Yourself Gamesによる「Rift of the NecroDancer」へのホロメン楽曲のDLC実装に見る”多角化の自然性”

先だってゲヲログでもホロライブ関連のIPがSteamでゲームとして数多く公開されていることを記事にして伝えた。けっこうPVも集まっていて良い企画だったんじゃないかなと私は自画自賛して思う。そんなホロライブ関連のSteamIPだがホロライブプロの二次創作ゲームブランド:holo Indieはさらなる攻勢をかけているようだ。その新星が「ホロリバーシ」というゲームである。このゲームは2025年6月26日にリリースされた出来たてほやほやのリバーシゲーム。端折って言うとリバーシ=オセロの特殊版が遊べるゲームだ。価格は980円とお手頃な部類に収まっている。「ホロリバーシ」はホロライブの所属VTuberが多数登場するオセロゲーム。通常のオセロのルールで遊ぶこともできるほか【石を重ねるオリジナルのオセロルール】でも遊ぶことが出来る点がアピールされている。所属VTuberのイラストがあしらわれた石・ボイスなどがゲームデザインに採用されていてホロライブの持つIPの魅力が強く色濃く実装されているゲームだ。ゲームではシングルプレイも可能だがオンライン対戦機能も実装されている。ボイスは日本語のみ対応だが表記は日...
ゲーム

韓国ゲーム大手KRAFTON~日本三大広告代理店のうちの一角ADKホールディングスを買収し同グループを連結子会社化 既往の伝説的グレーゾーンコンテンツ「のびハザ」「ドラえもんの最終回」などの二次創作が認められる?

6月24日韓国ゲーム大手KRAFTONが日本の三大広告代理店のうちの一角である株式会社ADKホールディングスの買収に合意したという。同広告代理店は「ドラえもん」「遊戯王」「クレヨンしんちゃん」といった日本において国民的に人気の高いIPを多数有する企業。買収金額750億円(ロイターの記事によればこの金額は円ドルの時価換算で5億1621万$にもなる)。間違いなく日本のエンタメコンテンツの歴史に刻まれる規模の巨額買収だ。この買収によりKRAFTONはADKホールディングスの100%の株式を取得することとなる。事実上韓国の有力なIPエンタメ企業がADKグループを連結子会社化することとなるのだ。本買収事案は「2025年1月に発表した海外マーケティング事業の再編に伴う米国STAGWELLとの協業に続くパートナーシップ」となるということがADKのウェブサイトにてわかっている。むつかしいことはよくわからんがどうやらソースによればBCJ-31やベインキャピタルが此度の買収事案に一枚嚙んでいるようだ。韓国に本社を置くKRAFTONは世界的に知られた2007年始動のグローバルIP企業。創業当時はかってNEO...
ゲーム

私がクラシックゲーム系YouTuberカナリーイエローを太鼓判を持って推す4の理由

はじめにそのチャンネル登録者数はたった3000人強に過ぎんがゲーム系YouTuberカナリーイエローのYouTubeチャンネルはめちゃくちゃお勧めだ。あなたが日本人でありSteamerかつ伝統的ローグライクヲタならば必ずチャンネル登録をすべきだと太鼓判を押してオヌヌメしておく。良いローグライク・ローグライトタイトルに関する新鮮な情報を仕入れたいならばマジで登録しておけ。今回はなぜ私がゲーム系YouTuberカナリーイエローを推すのか?その理由を列挙してみるっていう記事。明らかにSteam黎明期からこのジャンルをプレイしている最古参であるカナリーイエローは明らかに最古参クラスのSteamerである。YouTubeを始めたのはたった二年ほど前(?)なようだがタイトルのチョイスでだいたいわかる。YouTube初めて一番最初の動画投稿がかのローグライクの歴史に残る大傑作「Dwarf Fortress」であるところからもわかることだ。こんなコアでニッチで傑作なタイトルのリメイク版を早々にしっかりプレイしているゲーム系YouTubeはそうそういないと私は思う。またこれは作っているTier動画からも...
エンタメ

「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」はジュブナイルものの王道アニメではない

「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」はジュブナイルものか?さてデータベースエンジニアで関連する良書の執筆でこの界隈で広く知られるミックさん(専門:哲学・データベース)がXにて「「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」はジュブナイルものの王道アニメである」と言っている。これは正しいのだろうか?否・私は全面的にミックさんの意見に反論する。このアニメをこう断じて評価するのはぶっちゃけ読み取りが浅い。かつあり得ない。まずジュブナイルとは何か?から振り返ってみたい。そもそもこのジャンルはいうて曖昧な領域である。だが総じてこう表現されることが多い。子供または若年層の、子供または若年層に関する、子供または若年層に特徴的な、あるいは、子供または若年層にふさわしいjuvenileとは・意味・使い方・読み方・例文 - 英ナビ!辞書 英和辞典より言葉のあやから推察するにいわゆるミックさんは「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」が少年もの少女ものであってそういった世代向きでありかつその年少者の成長に焦点を当てているというアニメの見方をしているのだろうと思う。だがこの着眼点は凄く悪い。悪いとい...
ゲーム

ソフトウェアの王者MSにとってハードウェア関連の売り上げはどーでもいい~ASUSに与えたお墨付きは内弁慶で一向に構わん~

「Xbox Games Showcase 2025」「Xbox Games Showcase 2025」の記事をいくつか回遊してみたが揃ったタイトルは微妙だと私は思う。一般的に認知されている所謂AAAタイトルは決して多いとは言えない。AタイトルはあるもののAAAまではいかないタイトルが多いという感じか。まぁ発売されてプレイしてみないとわからん点も正直ある。実際AAAとされていたタイトルが凡作でAとされていたタイトル・AAとされていたタイトルがAAA級のプレイを実現する事例もあるから。やはりゲームに対する期待値ってのはあくまで経験論上のものであって理想的な理論の中でプレイが実現するものではないからね。個別にタイトルを見てみるが...Aタイトルは多いもののAAAタイトルは少なかった例えば「Call of Duty: Black Ops 7」はもうAAAタイトルとは言えないし「Beast of Reincarnation」は完全なA系の新規タイトルだ。「Persona 4 Revival」もAタイトルに分類するのが自然なように思う。「NINJA GAIDEN 4」だってAAAとは言えないんじ...
学術

pixiv二次創作ユーザが生き残るための唯一の方法

ゲヲログがサムネを掲載しない理由ゲヲログもサムネをあえて前面に出して引用しないなど工夫を凝らしているがそもそも私の主催しているウェブサイトがこうなっているのは現状日本で「フェアユース」が認められていないからだ。誰もが考えたことがあるだろうが二次創作は権利なのではないか?という案に私も賛同している。そうでなければカプコンのゲームキャラクターを同社のライセンスに基づいてわざわざ気を付けてサイトに掲載するなどということはしないだろう。そもそもそういう配慮はする必要が本来ないはずだ。第二の押切蓮介を生んではいけない二次創作は既に立脚した文化であり変えられない創作の潮流である。誰かが描いた作品を独自の解釈で描きなおしてネットに公開できないというのは明らかにオカシイ。コスプレするだけで著作権に障るのならばそもそも創作は広範に認められない。著作権を堅牢に守るのは時代にそぐわない常識外れなコトなのだ。これは資本主義の流れにも則っている。経済的には規制緩和するほうが全体の経済的なパイは大きくなる。規制でがんじがらめにすると自由な創作や自由な経済活動が出来なくなり既存の権利を守ることに必死になるので抵抗勢...
ゲーム

ゲームの体験版の持つ利点と欠点

体験版増の現状最近Steamでゲームの体験版が増えているのが印象に残っている。これには戦略があるだろうけどここでゲームの体験版の持つ利点と欠点を今一度まとめてみよう。...とはいっても私はかなりのメンドクサガリ&ノウタリンなのでアウトラインはChatGPTに聞いてみた。その結果を自分なりに解釈して書いてみるテスト。大別すると消費者側の視点とゲーム開発者側の視点があるだろうな。それぞれ利点と欠点があるので2*2=4パターンで判断してみた。消費者の持つ利点購入前に無料でゲームをプレイできるのが最大の利点である。「そりゃ体験版なんだからあたりめーじゃんか」って思うだろうけど...。よーするに本購入の際に役立つ事前検討材料になるのだ。ゲームの体験版をプレイできる環境にあるからこそ「これだけのゲームなんだな」という本体発売の事前判断材料になる。そのためプレイする側としては無駄な出費を避けられることにもなる。Steamにおいては返金処理の問題が根強いけどこれを一括して解決できる方法がこのデモ版お試し版体験版のリリースなんだ。またゲームの一部分をプレイできるためゲームに対しての期待値が高まる要因にも...
ゲーム

【思い出せそうで思い出せないゲーム名をChatGPTに聞いて答えさせた結果】伝説のツインスティックシューティング「Fire Fight」

※画像Fire Fight (1996) - MobyGamesより引用思い出せそうで思い出せないゲーム名をChatGPTに聞いて答えさせるChatGPTに聞いてようやっと長い間の謎が判明した。技術の進歩もあって良い時代になったもので探していたゲーム名・アニメ名・映画名をAIに探索させられる時代になったからこその方法である。探していたゲームはこれ「Fire Fight」だ!AIとの対話ログを記憶にその経緯をご説明しよう。検索の条件:「Reflex Unit : Strike Ops」みたいなトップダウンでボバリングもできて戦略的ツインスティックシューティングなIPを教えてほしい。実際の経緯の説明自分:「Reflex Unit : Strike Ops」みたいなゲーム教えて。戦闘機を操作するやつやで。AI:「Strike Vector」やないですか?「Strike Suit Zero」「Cygni: All Guns Blazing」かも。自分:昔Windows98あたりで動いてやつやで。時代が全然違うわな。AI:「Machine Hunter」じゃないですかね?自分:違うな。やっぱ戦闘...
エンタメ

pixiv百科事典に学ぶ「ミノフスキー粒子」の矛盾

「ミノフスキー粒子」に関しては恐らく邦語のsourceでWikipediaが一番詳しいがその実用的考証の面ではpixiv百科事典のほうがより詳しい。簡単に言うと富野のじじい(ガンダムの監督~別名:天才~)は有視界戦闘が度々高度に発達した戦術兵器の中で繰り広げられることに苦慮していた。だからこの空想世界の現実を完全解決する設定を見つけようとしていたという。つまりこのじじい天才はガンダムのような人型ロボットが実用性に耐えうる考証設定の中でしっかりと戦闘形態が立脚することを望んでいたんだね。そこで外部の助力を借りて「ミノフスキー粒子」という設定を考えたのだ。その経緯についてはやはりWikipediaが詳しい。この際端折って書くが「ミノフスキー粒子」という設定は次のような空想的現実をもたらしている。・レーダーなどの無線機器が使用不可能になる強力な電子的妨害性を持っており・WWⅠやWWⅡの時代さながらの有視界戦闘(白兵戦)の復活に貢献していて...・応用として従来からはあり得なかった強力なビーム兵器を構成することができるそんな粒子である。問題なのはこの設定の矛盾だろう。Wikipediaは考証の...
学術

兵器の売買は外交交渉カードになる~強靭な素材発明・ゲームシミュレーター開発・ネットワーク研究に見える知識の矛盾

現実的に考えて兵器売買は外交カードになりうるこの野党幹部のXポストは「兵器の売買が交渉カードになること自体が大問題」と意見を提起しているがこんな理想論はどだい実現性がない。まず第一に兵器の売買は当然現実問題として外交的な交渉カードになりえる。例えば自衛隊が使用する武器・兵器を交渉カードにしないなんてことが現実的に考えてありえるはずがない。実際自衛隊が使用する兵器類を国産のものだけで割り切って使うことは不可能だ。日本はアメリカと同盟国でありアメリカと正当な兵器売買があるからこそ国土を守れるのだ。事実アメリカのミサイル技術がなければ日本は守れない例えばパトリオットミサイル(米レイセオン社製)などの防衛軍備品をアメリカと協調して整備しないとしよう。そしたらば北朝鮮から飛んでくるミサイルに対してどう対処するのだろうか?反撃能力を持たない自衛隊に防衛存在意義があるか?当然外交とはしたたかなものであり交渉の仕方次第でどうとでも変わってくる。だがその実地的な交渉の現場において兵器の売買が交渉カードになるのは現実を見れば当然のことではないか。日本の国益を最大限守るためにそれは必要なのだ。仮に外交カード...
ゲーム

なぜオリジナル版「Alone in the Dark」は傑作であり新生「Alone in the Dark」の評判は良ろしくないのか?【ゲヲログ1.5向リテイク版】

「デルセト」の屋敷的魔境は「バイオハザード」の元ネタである ※画像Steamよりオリジナル版「Alone in the Dark」が傑作であった理由オリジナル版「Alone in the Dark」は間違いなく傑作である。なぜそうなのだろうか?まずゲームのグラフィックスが当時としては画期的すぎたことが挙げられるだろう。3Dグラフィックスが極めて先駆的だったころに3Dポリゴンで作った世界。この世界を構成する技術は当時のゲーム情勢に強い衝撃と独特な緊迫感をもたらした。そしてその描画がゴシックホラーとモダンホラーのニュアンスに絶妙にマッチしたことも忘れ難い。3D描画に基づく世界観は超現実的と言って良かったほど構想レベルが高かった。そのかいもあってオリジナル版「Alone in the Dark」は初期の「バイオハザード」に強い影響を及ぼした。「デルセト」の屋敷的魔境は「バイオハザード」の洋館事件の元ネタであり「限られた領域からの脱出」というテーマの首謀者だったのだ。さらに特記すべき点①定点カメラシステムオリジナル版「Alone in the Dark」を語るうえでさらに欠かせないのが定点カメ...
エンタメ

「ジークアクス」とは「ガンダム」シリーズIPにおける何者か?

史実の再解釈~IFの歴史~既にゲヲログで伝えているようにこのアニメは歴代の「ガンダム」シリーズと違って「もし一年戦争でジオン側が勝利したら...」という仮想戦記を描いている。これが大胆な試みであることは間違いない。IFの歴史を描くことで「ガンダム」シリーズの再解釈をしている点が特徴なのだ。それに応じてファンはトトカルチョ的な評論を多く出来るので口コミ性が豊富十分。優れた論考を出す優秀なファンも多い。解釈のやりがいがあるからだ。そもそも「ガンダム」シリーズは”こういうもの”である一方「ガンダム」というブランドで作られてきたアニメーションは監督や時世によって作風が大きく変わることも多い。つまりIFの歴史を描いているという点ではかなり特異なのだが本質的に本来あるべき「ガンダム」シリーズというアニメIPの作り込みの王道を行っているともいえる。このふたつの基軸となる想像力の持つギャップが「ジークアクス」を魅力的にしている。「もしこうなったら...」と「こういう解釈もある」というふたつの基軸は一見似ているようでウェイポイントのベクトルが違っている。「ジークアクス」がそもそも素晴らしいコンセプトを持...
学術

江藤前農水大臣は無能だったのか?~インターネットの政治的民度の低さこそが本質的問題~

江藤前農水大臣は無能だったのか?私はうさみやすひと秋田県議会議員の言っていることはかねがね正しいと思う。江藤前大臣は米価に関する問題に関しては確かに無能だったのかもしれない。だが彼の言っていることが農水業の掟や国民感覚に反するものだったとしても彼のやってきたことが全部無意味だったとするのはおかしい。明らかに公平性を欠いている。人の言っていることとやってきたことは当然公平に評価しなければその人自体を貶めることだけに論が埋没しかねないとの懸念を私は感じる。その意味においてうさみ議員はあえてXでこのポストをしたのだろう。江藤が無能ではないファクトでは江藤前大臣による功績・やってきたことで評価できる点とはどこにあるのだろうか?もちろん私がこう言った以上ファクトが必要なのでそれをゲヲログこの場で申し上げる。例えば農水業のアピールのため農水省は「BUZZ MAFF」という官僚系YouTuberという画期的なコンテンツを作っている。農水広報活動の一環である。これは間違いなく江藤前大臣が音頭を取って作られたこれまでの政府系機関に見られない斬新な試みである。Wikipediaによれば次のようなことが明ら...
ゲーム

太古のFPS「Marathon」シリーズを振り返ったうえで新生「Marathon」を批判する

FPS「Marathon」シリーズの思い出私がFPS「Marathon」シリーズに魅せられたのは小学生の頃だったと思う。初めて本格的にプレイしたFPSが「Marathon」シリーズ特に「Marathon 2: Durandal」だったのだ。とはいっても当時はWindows95で評価版をやっていただけである。製品版を手にすることはゲーマーとしてひとつの夢だった。アテインから出ている日本語版を購入する以外なかったからそれは消防の私には敵わない夢だったことも事実だ。今「Marathon」シリーズがそれほど魅力的だった理由を再考してみたい。下手なSFよりも良く出来ているサイバーサイコティスティックなストーリーこのゲームはストーリーがマジで本格派である。その辺に転がってるSF小説より良く出来ていてターミナルという情報端末を通じてAIと情報交換をしながら星系にまつわる謎をひとつひとつ解いていくプロセスは本当に良く出来ていた。狂気に駆られたAIに獰猛な地球外生命体それらを相対して繰り広げられる激しい銃撃戦・当時としては珍しいボブという味方キャラクター,,,ハードSF+サイバーパンクSFの融合。どこを...
ゲーム

「ポケットモンスター」は動物虐待か?

「ポケットモンスター」(以下「ポケモン」)の世界は当然のことながら現実の動物虐待を推奨しているものではない。よって法的には問題がない。問題なのはそれが「表現として妥当かどうか」という点に絞られる。「表現として妥当かどうか」という観点から「ポケモン」という作品を紐解くのは無駄な時間ではないと思う。これは表現の適切さを問う問題なので「表現の権利がどこまで許されるか?」ということだからだ。さて今更ながら振り返ると「ポケモン」の世界設定は次のようなものだ。「ポケットモンスター」(以下「ポケモン」)という不思議な生き物が生息する世界において、ポケモンを自らのパートナーとし、ポケモン同士のバトルを行う「ポケモントレーナー」たちの冒険を描くロールプレイングゲーム (RPG) である。主人公(プレイヤー)は、初めに旅の相棒となるポケモンを1匹もらい、ポケモントレーナーとなり旅に出る。旅の目的は2つあり、1つはポケモン図鑑を完成させること、もう1つはチャンピオンを倒すこと。草むらや洞窟、海など、さまざまなところに生息する様々なポケモンを捕まえ、仲間にしていく。主人公とポケモン達はライバルや他のポケモント...
ゲーム

ゲーパスでちょっとだけプレイしてなんとなくわかった「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」がうんちになっている件について

ゲーパスでちょっとだけプレイしてなんとなくわかった「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」のダメな点私もゲーパスでちょっとだけプレイしたがなんとなく...「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」のダメな点がわかった。Steamプラットフォーム上のレビューでも酷評が意外と目立つ。しかもコアファンがレビューしているがためかどれもが核心を突いている。これはシングルFPSの中でも世界一・随一の傑作とも評される「S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl」には及んでいないのだ。なぜだろうか?「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」はなぜ一作目を超えられなかったのか?あえて目を瞑ろう・バグの多さや最適化不足バグの多さには目を瞑ろう。これは仕方がない。困難な世界情勢下で作ってきた。度重なる延期もあってそれでも作ってきた努力を認めないわけにはいかない。今後パッチでもっともっと修正されていくだろうから。最適化不足の問題にも目を瞑ろう。これもパッチでもっともっと修正されて...
ゲーム

「Gears of War: Reloaded」はPS5でも発売される MSに漂う王者の風格

「Gears of War: Reloaded」はPS5でもプレイできる「Gears of War: Reloaded」がMSによって発表された。このゲームは初代「Gears of War」のリマスター版だという。発売日8/27。既に公開されているPS Storeの販売ページによればPS5でもプレイが可能になるという。これまで謹製のゲーム機だけで勝負をしてきた古来のIPを本来は天敵やライバル関係にあるはずのPSシリーズにも展開するあたりMSはやることが奥手だねぇ...って思うのが私の率直な意見である。Z世代は知らぬだろうが「Gears of War」といったらXbox360専売環境を整えてプレイできる画期的なTPSだったことは今でも記憶に新しい。そいつがSONYのPS5でプレイできるというのは何かの意図があると私は思う。ゲヲログ2.0における解説手前味噌なことだが実はこの議題についてはかってゲヲログでも解説したことがある。これについては詳しくはゲヲログ2.0の記事「SONYのサブスク改善策はゲームハード全般の未来」を参照してほしいが修正するべき点を踏まえ(※後述)以下結論部の要約を貼り...
学術

金はホンマに安全な資産なのか?

金はホンマに安全な資産なのか?タイトルの通りだが私は金もいずれ暴落すると予想している。確かに金が安全資産なのは確固たる理由がある。今Googleに聞いてみたがたしかにその通りだ。まず希少性・続くのが加工のしやすさ・歴史的な信用・安全資産としての価値・経済不安と金融不安・新興国経済の成長・政策金利の低下・地政学リスク・インフレへのヘッジ...となっている。さてこれらが全て未来にわたって確信されることだろうか?果たして本当なのだろうか?私は絶対にそうは思わない。なぜかというと金の代替材料が開発されればそもそも金の希少性自体が失われるからだ。金の代替材料としての炭素素材例えば現代の材料化学研究者は金のような伝導性の良い材料をカーボンナノチューブで代替させようとライフワークにし研究に邁進している。特殊加工したカーボンナノチューブやフラーレンなどの炭素素材を金の代替材料として扱おう!というのだ。炭素は地球上に豊富にある素材でありこれを特殊加工して伝導性を高めるのは現在難易度が極めて高く高コストな素材開発環境が必要だ。だが研究者たちが努力してこの分野に挑んでいるということはいずれその達成目的は実現...