クロマグロの漁獲量を増やす案が国際会議で合意至らず破綻、背景には”盟友”メキシコの離反がある


Bluefin Tuna Catch Increase Fails as Longtime Ally Mexico Defects


クロマグロの漁獲量を増やす案が国際会議で合意に至らなかったという。時事通信をはじめとする各種メディアが伝えている。この国際会議とは、長崎市で2026年7月8日から2026年7月14日までの期間で開かれた、WCPFC(「中西部太平洋まぐろ類委員会」)北小委員会、およびWCPFC・IATTC(「全米熱帯まぐろ類委員会」)合同作業部会のこと。会議参加国は日本・米国・韓国・台湾・メキシコなど。

日本は自身の立場として、回復してきた資源量を客観的に見た結果、漁獲量の増案を提案した。近年、日本は乱獲の規制成果を元に、資源量が回復基調にあるため、漁獲量を増やせと国際会議の場で主張することが多い(ことぐらいはゲヲログでも知っている)。もう10年の間、漁獲量を増やす案に賛成してきたという経緯があるのだ。今回、”盟友”と見られていたメキシコが”謀反”を起こし離反したことがこの”ちゃぶ台返し”の真相だという。事態には政治的思惑もあるのだ。

Geminiに聞いたところをまとめてみよう。具体的な数字で言うと、日本は2027年以降の30キロ以上の大型クロマグロの漁獲枠を現行より25%拡大する案を提示したという。会議はこのまま順風・穏便に終わるとみられたが、それでは済まないのが政治・外交というもの。会議は日本が主導する調整案をベースに、一見まとまりかけたように見えた。だが、最終段階でメキシコが「突如として反対に回った」。

メキシコは、自身が属する太平洋の東側海域(IATTC管轄)の漁獲枠をより多く増やすよう強硬に主張。このメキシコの離反の結果、意見の折り合いはつかづ、交渉決裂した。日本としては漁獲量増は長年悲願だったはず。というのも、日本近海でクロマグロは取れすぎている。取れすぎていて、現場の漁師は困っているというのだ。なんでも、漁獲量上限に達してしまい、放流せざるを得ない状況が続いているという。つまり、会議がまとまらない以上この”嘆き”は今後も続くことになるわけ。

日本とメキシコは、長年一緒に乱獲をはじめとする漁獲量規制の痛みに耐えてきた”盟友”だった。増枠を共に目指してきたメキシコに最後の最後で【梯子を外された形】となってしまったわけである。会議の最終局面で交渉決裂という最悪な結果が招かれただけに、日本の水産庁や漁業関係者の受けた衝撃と落胆は非常に大きいはず。また、これは国際的な影響力の強い政治的思惑が絡んだHOTなニュースでもある。であるからして、各メディアでトップニュースにて伝えられているというわけだね。

ヤフコメには多くの意見があるけど日本の主張(増枠)に学術的客観性がある、とするものが多いようだ。