ボードゲームの世界最高峰の賞とされる「ドイツ年間ゲーム大賞」に日本のゲームデザイナー、林尚志さんがデザインした「ボムバスターズ」が選ばれました。日本人が制作したゲームがこの賞を受賞するのは初めてです。https://t.co/Vb0lCF1u4H
— NHK科学文化部 (@nhk_kabun) July 14, 2025
ドイツゲーム大賞に日本のゲームデザイナー林尚志さんのボードゲーム「ボムバスターズ」が選ばれた。ドイツゲーム大賞は世界で最も権威のあるテーブルゲー厶アワードと言われる。この報に関してはゲーム専門のメディアだけではなくNHKなど大手の報道機関も伝えている。NHKのような大手の正当なメディアによる報道が中小のゲーム専門メディアによる報道と内容がほぼ完全にかぶるのも随分と珍しい。かつてはエキスパート部門でゲヲログでも伝えてきたIP「ウイングスパン」が受賞した経歴もある。3つある部門(大賞・子供ゲーム賞・エキスパート賞)の中でももっとも重要な大賞を日本のボードゲームが受賞したのは快挙と言っていいだろう。
「ボムバスターズ」は爆弾解除をテーマに据えた協力型ボードゲー厶。プレイスキー厶は次のように進む。まず①キャプテンを決めてミッションを従属的に決める。②ミッションによって決定された数の爆弾切断のためのコードを裏向きで配る。③コードに割り振られた数を整列させる。④ペアを探しそれらのペアごとにコードを切っていく。⑤チームメートのコードを推察してペアを作りコードを切っていく。⑤スムーズに赤コード以外のコードを切り終える,,,とこんな感じ。完全にペアを推察しなければならないかというとそうではない。情報トークンの概念があり戦略性・心理性をそのゲームに組み込んでいるボドゲになっているという。
実は「ボムバスターズ」は従来から開発が進められてきた「ボムスカッド」の改良版という位置付けのボードゲームだ。OKAZU brand所属の林さんが手掛けてきたIP。「ボムバスターズ」は「ボムスカッド」と違いミッションの総数が格段に増えている。ボドゲ版はその日本語版がEngamesから発売されている。実はSteamでは「Tabletop Simulator」のワークショップアイテムとして部分的に実現しているようだ。ただしこれが開発元本筋のIP正式版ではないことは容易に推定できるので「ウイングスパン」同様にデジタルゲーム「ボムバスターズ」としてSteamなどでオフィシャルに発売されることが望まれるところである。