ロックマソオマージュSS~アイドリング・アイリス

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~これは青春を永久に捧げた一人の女性レプリロイドの物語~
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© IRIS MEMORY
今、アイリスの心臓──ペースメーカー──は、最後の鼓動を迎えようとしていた。
消えゆく光の中で、脳裏に映るのは、懐かしい日々の断片。
笑顔が溢れた日々、風の中で戯れた日々、そして悲しみに沈む人々を励ました日々。

「私は……間違いなく幸せだった──」
心の奥で、静かに、しかし確かにそう確信する。

あたしがここに存在できたのは、誰のおかげ?
神様か、創造主か、あるいはロボット技師か。

ゼロの涙が自分の頬のつたわるのを、アイリスはそっと感じた。
ああ、アイリス──悲しき乙女(ロボット)よ。

「みんな、どうか、幸せでいてね……」
たとえレプリロイドの力がイレギュラーによって揺らごうとも、
たとえ戦争がどんな悲劇を繰り返そうとも、あたしは──
最後まで、命を懸けて愛したこの世界を守りたい。

愛していた──あたしの名前は、アイリス。
戦争が、その惨禍が、誰の命も奪わぬ日が来ることを、心から祈る。
みんなが笑顔でいられることを──

そして、祈りと希望を抱いたまま、アイリスの心臓は、静かに、しかし確かに、その鼓動を閉じた。
「ありがとう……みんな……」

その小さな灯は、最後の瞬間まで、誰かの心に温かさを残した。
既に皆は涙を流していた──このレプリロイドの命の灯に、永遠の敬意を込めて。

永久に、そして安らかに眠りたまえ、アイリス──。