モンハン新作「Monster Hunter Wilds」のSteam版の不評活動に見るカプクソの過去性

同動画では客観的な点と主観的な点が分けられて議論されている点も優れている。自分の意見を交えながらまとめて不評点を簡潔に紡いでいる点が素晴らしいと私は感じた。例えば不評の点で加味するべきより客観的なところがあるとすればストーリー進行に関する点があるとされる。これは先述したバグ・クラッシュ・最適化不足とはある意味別で動画内では「純粋にゲーム内容自体に関する客観的な不評点」として挙げられている。これについても箇条書きでまとめてみよう。

・ストーリー進行におけるムービーや強制移動の時間が多い長い

・多様なクエストをこなす自由度やスピード感に乏しい

主にこの二点のゲーム性に関する不評である。クエストをこなすたびに挟まれるムービーが大いに狩りの邪魔であるという意見がその代表だろう。シームレスマップになったから仕方がない面があれどもエンタメ性…もっというと元来モンハンが持つモンハン性=狩りの連続性が損なわれているという意見があるのだ。訪れたフィールドでの強制移動などいわば”固定されたシーン”が多く自由度が損なわれているのは事実らしい。その点についてゆっくり解説形式でふれられている。話の筋を大事にするか狩りを大事にするかという点で必然たる批判だというのだ。また海外のレビューを取り上げている点もこの動画が優れている点だと思う。

その海外のコメントを見るに致命的な弱点もあるという。ズバリそれが「ボリューム不足」である。「チャレンジブルなコンテンツが少ない」との海外コメントを動画内では引用している。ただしこの指摘は的はずれであるという反対の意見もある。上位ユニットの打倒には15時間以上余裕でかかりやりこみ度が小さいと感じるのはおかしいとする反意もまたあるのだ。そしてなによりもこの点を含めてカプコン側がこのまま待機する見込みは皆無であるという点こそが重要だ。

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