2026年京アニ新作アニメ「二十世紀電氣目録」~その情報が公式Xアカウントにて徐々に明らかに


Kyoto Animation’s new anime title is scheduled for release in 2026. The project had remained undisclosed for nearly two years. However, new information is now being gradually revealed through the official X account that has been established.


結城弘によるライトノベル「二十世紀電氣目録」のアニメーション版が2026年放映作品として決まったことを受けそのX公式アカウントが逐次情報を開示している。原作イラストを手掛けたのは池田和美でそのラノベ原案は第8回京都アニメーション大賞長編小説部門奨励賞受賞作・同回唯一の受賞作品である。てか実は当の発行元が京アニでアニメーション化する原案をこのコンペでマイニングするっていう流れがある(有名な「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」もそうだった)のが実情…。

アニメ化自体は2024年に決定されてたので長らく二年ほど音沙汰がなかった。転機となったのは2025年10月25日第7回京都アニメーション感謝イベント「私たちは、いま!! ―京アニのセカイ展―」。同イベントにてそのアニメ版PVが公開されるとともに「二十世紀電氣目録―ユーレカ・エヴリカ―」のタイトルで2026年テレビアニメとして放送されることが正式発表された経緯を持つ。そして長らく伏せられてきたアニメ版の”電氣目録”の全貌がいよいよ具体的な形を伴って見え始めているわけだ。

作品の舞台となるのは20世紀初頭の日本。西洋文化が浸透し始めた明治期の京都伏見が物語のステージ(電気技術を背後設定としているラノベ版と違いアニメ版は蒸気機関だけが発達した架空の日本をメインステージにとってる[所謂スチームパンクのコト])。主人公は坂本喜八と百川稲子という男女ペア。二人は稲子の父親が勝手に決めた縁談を嫌い駆け落ち当然で逃げることになる。奇書「電氣目録」を探すことがその縁談を破談にさせるための唯一の条件だった――。二人の旅が今始まる。