答えはYesだ。4Gamer.netも似たようなことはやっていたと記憶しているがこの分野で先達はやはりAUTOMATONだろう。2021年8月とかなり早い段階で英語版HPを開設していることが伝えられている。むしろファミ通などの大手と言われているウェブサイトのほうが後れを取っていて堅実・ユニーク・中堅とされるAUTOMATONだけがこの試みをしているのだ。こうした英語版HP開設の試みはなぜすべきことなのだろうか?その理由もまた簡単だ。本質的な問題は人口減少である。
そのマクロ的度合いはある一般財団法人のHPに詳しい。結論から言っちまうと今後日本ではめっちゃ速い速度で人口減少が進むのだ。一方でインターネット人口は増えているがゲーム人口は頭打ちであることも事実。ファミ通も表現しにくいこの問題を微妙な匙加減で伝えるが私はこれらの動向を総合的に鑑みると日本語を母言語とするゲーマーは順次減っていくと思う。COVID-19の流行で巣ごもり需要が増えたこともあって様々な外乱となる要素は存在するが少なくとも慎重に動向を見据えなければならないゆゆしき問題であることは間違いない。
一方で世界でグローバルなゲーム市場はまだまだ伸びると考えられる。第三世界にゲームが浸透しアジアの奥地やアフリカ大陸で英語を操るゲーマーの需要は潜在的に成長していくはずだからだ。インドのある調査会社はアフリカのゲーム市場がまだ伸びることを伝える。日本のある調査会社はグローバルなゲーム市場がまだ伸びることを伝える。こうしたデータから見るにどー考えても英語ベースで情報発信しグローバルな無料顧客を多く獲得する姿勢を見せないゲームメディアは苦境に立たされるだろう。日本語を母語とするだけの既存のゲームメディアの企業経営的存在はマズいのだ。統計を見る限りまたソースを参照する限り日本語だけでゲーム情報を伝えるウェブサイトはその成長性や事業継続性の意においてとても危険なのである。
答えがYesであることはお判りいただけただろうか?だがゲヲログは英語があまりできない編集者が集って作っているウェブサイトである。「勝手にそんなこと言ってるけどおまえ自身どーすんの」と思われる方もいるだろう(これは至極当然な意見だ!)。私のXアカウントのプロフページでも伝えるようにこの分野でゲヲログは別種の利潤を得たいと考えているのだ(金融情報学)。金融市場においてあるアルゴリズムを誰かが採用すると始めはパフォーマンスを良い傾向にあることは良く知られている。だが皆がそのアルゴリズムを採用すると個々の投資家が持つ情報量は次第に均等になるのでそのアルゴリズムを用いて投資利潤をガッツリと確保することは難しくなる(情報の非対称性が崩れるため)。
だが駆使されるアルゴリズムが特異で非対称性を崩さない方法論であればそのアルゴリズムで長いスパン生き延びることができる。例えばそのアルゴが経験値的で統計的な推論に依っていたりする場合がこれに当てはまる。ゲヲログもそうした亜流のアルゴリズムを用いて金融利潤を獲得したいと考えているのだ。日本語を母後とするゲーマーが減っていくとしたらむしろそれはチャンスでありそこに活路を見出せるかもしれない…そんなアッポな考えかたの下で日夜シコシコ活動しているのがゲヲログという馬鹿で低質なゲームメディアなんである。いずれにせよ求められているのは人口減少社会の中グローバルな環境で通用する具体的なイノベーションである。