R18G手がける同人サークル「イニミニマニモ?」~新作を開発中か【四部作として見るトロのゲームとその「東方」ルーツ】


Indie game creator “Sushi Hero Toro” is currently developing a new R18G title, “DEAD RED HOOD.” This creator has completed related works “BLACK SOULS” and “BLACK SOULS II.” And these “BLACK SOULS” IPs have been ported to the Steam platform. This series of highly polished works has earned high praise from numerous fans both domestically and internationally.


童話の世界を原案にとったエログロスプラッター系R18ゲームを多数作っている寿司勇者トロの新作制作は順調に進んでいるようだ。同氏はゲームデヴェロッパであり同人ゲームサークルでもある「イニミニマニモ?」のメインメンバー。これまでもこの系となる漫画・ゲームを多数作ってきててその中でも制作されたゲームは一部Steamにポーティングされ高い評価を得ている。代表作に「紅ずきんの森」「BLACK SOULS」「BLACK SOULS II」が存在する。

特に「BLACK SOULS」「BLACK SOULS II」双作はフロムソフトウェアの代表作である「DARK SOULS」をオマージュにとったシビア戦闘システムが高く評価されているほかRPGとしての本筋のストーリ―構築センスもまた高く評価がされている。サイコロジカルでスプラッターでグロくてエロ…これだけでゲームの解説は大方済んじゃう。狂気と混沌の世界・何でもあり・エログロ・メタメタオープンワールドを採用しているのが最大の特徴だ。

これらの三部作はトロの代表作とされることが多いしSteamでその出自を知ったかたも多いと思われる(私もそのうちのひとりだ)。そもそもがR18コンテンツを積極的に容認するDLsiteでリリースされた「RPG Maker VX Ace」製R18作品が原作でありかねてよりファンの間でその表現の苛烈さ他作に例を見ない奇作として話題だった。表現規制の問題でSteam系以外のCS環境でリリースされることはないだろうと思われる。強烈・怪奇なIPで知られグロに近しい海外の固定ファンも多い。

トロはもともとニコ動上でZUN原作となっているSTG「東方」シリーズの二次創作漫画で名を上げた方。その二次創作漫画のタイトルは「東方異形郷」というものでトロのルーツを辿るうえで重要な一作となっている。こちらも上述したトロによるゲーム三部作の流れの大本根っこのとこを構築している漫画で幻想郷に突如現れた異形の怪物が引き起こすパニックホラー漫画に仕上がっている。

さらにナムウィキのページCi-enのページによれば現在トロは新作を制作していてそのタイトルは「DEAD RED HOOD」というもの。このIPは「BLACK SOULS」IPと相互に関連性があるものの潜入アクションゲームになる見込みだという。赤ずきんを主人公にした暗黒裁判がテーマになるということがナムウィキの当該ページ情報から明らかになっている。制作期間は凄く長くスパン取られていてタイトルが発表されてから三年以上の歳月を経ている。