米報道官「ハーバードでLGBT学んだ人より配管工」 トランプ氏「助成を職業校に回す」https://t.co/m3iEfNA4Hv
— 産経ニュース (@Sankei_news) June 2, 2025
「電気工、配管工など、こうした人材がもっとこの国には必要だ。そして、ハーバード大のLGBTQ専攻の大学院生はもっと少なくすべきだ。これが現政権の立場だ」と述べた。
Blue-collar workers are often thought to be at risk of being replaced by robots. However, this is not accurate, as the cost of implementing such systems is simply too high. The tasks AI excels at are white-collar jobs, such as clerical work, consulting, programming, and IT support. Therefore, the Trump administration’s view that traditional occupations like electricians and plumbers should be promoted over highly educated white-collar jobs can be considered correct.
単純に考えるとAIで淘汰されるのはまずブルーカラーだと思われがちだ(私もかってそう思っていた)。これはなぜだろうか?単純労働は一見して肉体労働だから機械に置き換えられる簡単な作業のように思われることが多い。これらを低級の作業だと言う炎上系インフルエンサーもいるぐらいだ。一方AIが得意とするのは価値判断や一般意思の抽出に近い意思決定の仕事である。つまり人間の高度な作業と思われるコンサルやIT業のほうがAIの代替職域になりやすいのだ。これを私がかってそう考えていたように真逆に捉えがちの人が多い。その実事務作業とかのほうがAIに近しい職域なのである。
私は物販会社の現場職についているのだが最近になってこれをひしひしと感じるようになった。冷静になって考えれば当たり前のことだがこういった肉体労働と思考労働との兼ね合い・これを混ぜ込んだ職域を代替するにはそれなり高度なAIを搭載した高精度ロボットが必要になる。例えば文章・文字から意思決定をする必要がある(所謂エージェントサービス)のは当然のことでありしかも段差を乗り越えて正確に位置把握するSLAMのような性能を持ったコンピューターも必須になるのだ。よくよく考えればわかることだがAIロボットでこの作業を代替しようとしてもその維持管理費だけで年間300万円は下らないだろう。ロボットのロールコストは高いのだ。
例えば数字を読み取ってコストアップダウンや在庫処理をする・正確かつ柔軟に品を出す・ジャッキを使ってものを移動させる・整理整頓を行う・他分野の職域と連携して多様な職務を遂行する・来客に対して対応し適切な意思を示す…単純に考えるとこれだけの作業があるが今考え付いただけでもロボットにこの職域転化をさせることは相当難度が高いのである。もちろん原資があって維持管理費が保てるのであれば良いだろう。だがそうそうロボットの世界は甘くないのは当然のことだ。例えばSLAMの代表的な民生用品を出すだけで10万円もかかる。これは月当たりの人に対する人件費投資額の半分以上だ(月給20万としたらば)。
AIはむしろ価値判断や一般意思の抽出に強みを持つ。だから法曹やコンサルあるいはITといったもののほうが親和性が高くそっち方面の仕事…一見して高度な職域とされるもののほうがずっと代替可能性が高い。AIに代替されず残るのは建設作業員や実地的把握力の強い現場職なのだ。建設作業のことを下級の職務と考える馬鹿なネットサーファーもままいるようだがこの意見は正確さを欠いている。ここに溶接の仕事が入り込んできたらばそれはより高度な実地的な職務になる。いくらでも工夫はできる。だからこそ今から工夫するべきだと私は考えるようになった。トランプも言うようにこれからのAI社会が求めるのはハーバードといった名門エリート校でLGBTQを学んだ人材ではなくむしろ配管工や電気工・高度な建設作業員なのである。
