音楽における「A ft. B」の意味とその亜種たち

最近音楽で良く見る表現だが「「A feat. B」とはAがBをゲストとして招き共同制作した」という意味である。feat.はfeaturingのことで共演の意。例えば「ベランダ – ヤングスキニー feat. 戦慄かなの」とは「ベランダ」が楽曲名の部分であり「「ヤニングスキー」が「戦慄かなの」をゲストとして招いて共同制作した」という意になる。「A ft. B」ともさらなる短縮形でも表記できる。どっちでも良い。

ベランダ – ヤングスキニー feat. 戦慄かなの (Cover) / KMNZ LITA×TINA – YouTube

似た感じの別表現もある。例えばよく見るのが「A with B」「A & B」「A × B」「A, B」など。これらは「A及びBが対等な関係の下に共同制作した」ということになる。これらは総じてcollaborationの意に近くて対等な関係の下に作られているということを示す。コラボレーションのことだな。ではこれの亜種はさらにないだろうか?というとマイナーな表現になってしまうけどやっぱある。

Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」 × TV Anime「マッシュル-MASHLE-」 Collaboration Music Video #BBBBダンス – YouTube

それが「A vs. B」とかだろう。これはversusのことで対決のことだ。別の言葉で言えば競演である。なんだfeat.の和意と同じだしその和語も同じ発音ではねえか…と思ったかもしれない。でもfeaturingの意味は共演であるのに対してversusの意味は競演だ。【競って作ったよ!】という意味。この点で共演は競演とは違う意味を持っている。こっちのほうがマイナーというか全体把握のコンテンツ的な意味を持ってるとも言える。vsと単に表記もする。

米津玄師 vs Aimer MASHUP!! feat. 天邑 | cover – YouTube

例えばマッシュアップだとかYouTuberやVTuberのコンテンツタイトルとしてvsってのは良く使われることが多い。だから曲の状態を示しているというよりかはversusという競争の意味合いだけのことが多い。×だとかと同じようにコンテンツそのものの表現であって曲の状態とか曲主体の表現ではない。だからfeat.とかft.は曲のアーティストの関係性を示すことが多いのに対して×やvsはコンテンツ総体を示す表現であることがままあるわけだ。