馬鹿でもわかる国債(債権)の基礎知識

FPの試験ではもっと複雑な利回り計算が求められるのでこの答えは間違っているかのように思ったものもいるかもしれない。だが根本的な公式は同じであることに気づいてほしい。例えば利回りを求める基本的な方程式は至って常識である。

利回り(%)=(一年間の儲け/購入価格)×100

この基本的な利回りの方程式を複雑化すると度々教科書で見る通り次のようになる。本来簡単に見える利回りの基礎的な方程式がなぜここまで複雑化しているのだろうか?答えは単純でこの方程式は債権の持つ価格変動のことを考慮しているからである。

利回り(%)=((クーポン率+((売値-買値)/所有期間))/購入価格)×100

この方程式は利回りの上辺の部分 クーポン率+((売値-買値)/所有期間) は変わらず一年間の儲けを示しているのである。すなわち計算方法は同じ(ことをやっている)に過ぎない。この式を所有期間利回り(%)として覚えているかたも多いだろう。

タイトルとURLをコピーしました