Dotemu手掛けるベルトスクローグゲーム「Absolum」~その配信近し

2025年10月9日配信まであと数時間を切った「Absolum」に対する期待が高まっている。標榜するジャンルはベルトスクローグアクション。何が言いたいのかっていうとベルトスクロール+ローグライトということらしい。開発担当するのはDotemu/Guard Crush Games/Supamonksで配給担当するのはDotemu/Gamirror GamesということがそのSteamページで明らかになっている。既報によればSupamonksはアートワークの担当。配給のGamirror Gamesは私は聞いたことがなかったが中国と日本にまたがって活躍するインディーゲームパブリッシャーであるという。Steam以外にもSONYのPSシリーズや任天堂のSwitchでも配信される予定だ。

これまでもDotemuは優れたゲーム群を多く作り出してきた。ミュータントタートルズを主人公に据えた「Teenage Mutant Ninja Turtles: Shredder’s Revenge」の出来はかの傑作「ファイナルファイト」に匹敵するとの評判だし「NINJA GAIDEN: Ragebound」はかのニンジャガIPのスピンオフ2DACTADVとして評価が極めて高い。これからリリースされる予定の「MARVEL Cosmic Invasion」だってアメコミのヒーロが躍動するベルスクでこちらはこちらでかなり期待が持てそうだ。優れた開発会社…というイメージがSteamerを中心に定着しているdevなのだ。この会社既に日本のゲームに影響を受けて活動してるのは明らかで実績十分だから日本人にもお馴染み・なじみの深いゲーム会社っていう感慨はあるだろうな。

本作で謀反する相手は太陽王アズラという悪の親玉。タラムの国に戦火と災厄をもたらした横暴な騎士団とアズラの野望を打ち砕く過程を描くゲームになるという。そのSteamページには「判断力と反射神経が要求される」ゲームに仕上がるとのことで格闘ゲームのノウハウをうまく応用したシステムタイトルになるのではないだろうかと推測される。シビアなコンボシステムを盛り込んだローグライトベルスクというわけだ。プレイアブルキャラに4キャラ・ガランドラ/カール/ブロム/サイダーが存在し各キャラのジョブ個性が光るシステムを搭載しているのも特徴だという。魔術や打撃などの技を各キャラは持っている。これらのキャラを活かしたシングルプレイのほか協力プレイもできるという。

ベルスクゲームは和製の「ファイナルファイト」が極めて高い評価を得ている先達のあるゲームジャンル。それゆえ新しいIPを作る度にこの手の傑作と評価対比される使命にある。かの傑作FFが(恐らく)古典的なルールベースのCOMを実装しているのにも関わらずまるでAIが組み込まれているかのような動きをキャラが魅せて来ると言われ伝説級のタイトルになっているのでそれは仕方がないことだ。FFの完成度は極めて高く過去一・世界一のベルスクを挙げよと述べられたら間違いなく多くのゲーマがFFの名を上げるだろう。だからこそFFを超えるベルスクを皆が待望している…そんな構図は否めない。各タイトルがそれを達成できるかどうかは微妙なところだというのが率直な感想でもある。