U.S. Investigators Launch Probe into Financial Misconduct Involving the Owner of the LA Dodgers
大谷翔平の活躍によって日に日に高まる、日本からのMLBの世界への関心。特定の企業が球団所有する日本のかたちは、米国のそれとは仕組みが違うことをご存じだろうか?米国では球団はオーナー制になってて、個人富裕層がその所有者になることが多い。例えば、大谷の所属する球団LAドジャースは、現代の金融王:マーク・ウォルターがオーナーになっている。読売が巨人・楽天がイーグルスなどと言うように、企業の色・喧伝色を強く出さないのが米国の球団経営の特徴と言える。
マーク・ウォルターは、米国を代表する金融コングロマリットである、グッゲンハイムパートナーズ(設立にはユダヤ系事業一家である、グッゲンハイム家が強く関わっている)の代表。今や世界を代表する富裕金融王ウォルターだが、現在、米証券取引委員会(SEC)や連邦捜査局(FBI)、米検察当局らから財務不正の悪行への疑いを向けられているという。当局らが疑念の目を向けているのは、彼の経営する二つの会社法人に関係する、という。まず、デラウェア・ライフ・インシュアランスがひとつ、クリア・スプリング・ライフ・アンド・アニュイティーがふたつめだ。
ウォルターはこれまでの輝かしい金融開拓キャリアの中で、数十億ドル相当のプライベートクレジット投資(ノンバンクの仲介投資)に力を入れてきた。報道によれば、このノンバンク投資が保険者を繋いでいて不透明な経緯でされており、そこに疑念が生じている、という。これは、ウォルターが保険会社を傘下に置いて、投資方法を非合法な手段によって構築したのではないか?とする疑念らしい。必要な情報開示が為されておらず、当局が動いた、とブルームバーグは報道している。
ウォルターは、本業である金融業以外にスポーツ部門にも力を入れていることで知られる。MLBのLAドジャースのみならず、NBAのLAレイカーズ、はたまた英国イングリッシュ・プレミアリーグのチェルシーFCのオーナーも務める、スポーツ王の側面も持っている。大谷はLAドジャース入団当時、オーナー(つまり、ウォルターのこと)かフリードマン球団編成本部長が球団を離れた場合には契約解除が可能である、という異例の条件を盛り込んでいたことでも知られている。異例づくめの契約だったことは記憶に新しい面があると思う。
所謂、水原さん問題と兼ね、なにかと巨大な金額が関わると、そこには悪い人たちも集まってくるのは世の摂理なのか?この件、やっぱ内部告発によるものらしい。件の投資アルゴである、プライベートクレジットは歴代の金融王がそうしてきたように、ウォルターも肝いりで始めた”危険なシロモノ”である。彼のメインサクセスストーリーを構築するフロウを汲み入れる、投資事業コアだったというんだ。なんでも2012年のウォルターによるLAドジャース買収への資金源だっただけに球団経営・球団事情への悪影響が懸念されている。
