
U16を買ってみた。結論から言うとバカみたいに良い。私はKitsuneの後に自作キットでひとつ組み上げた上でU16を手にしたクチだが間違いなく一番良い。手っ取り早くいうとコンボが入りやすくなって勝率が上がるぐらい良いんだ。これまでの中で一番安いのも良。ここに辿り着くには時間がかかったが結論から言うとこれを買え!と言いたい。なぜここまで時間と資金をかけてしまったのだろうか?説明しよう。
まず高ければ良いものが手に入ると思ったこと。これは大間違いだった。高くても駄目なものはある。それが私の場合はKitsuneだった。Kitsuneは高い割に性能が良くない。というのもハイエンドモデルなだけあって挙動が繊細すぎるのだ。ボタンの暴発が起きやすくとにかく敏感すぎる。あと押し込み感があまりなく薄っぺらいボタン感が印象として残る。これで5万円はあまりにも高すぎる。なぜ薄いのか?なぜ暴発しやすいのか?静音が原因である。
静音というのはかなり環境面で重要なのかもしれないが操作するうえではそれほど重要でない。というのも静音したところで音するタイプのものと比べてもそれほど意味がないんだ。押している実感が音の面でもなければヒット確認とかもできない&しにくい。私は集合住宅に住んでいるのだがそれでもぶっちゃけ静音のメリットは少ない。静音だろうがそうでなかろうがそれほど周囲配慮の点では変わらない。だったら静音ではないほうがタップ感があるだろうと踏んだのが功を奏した形である。これについてはJumpHack03についてもまったく同じことが言える。
JumpHack03はKitsuneよりもさらに薄めのスイッチングっぽさがある。構造が違うのでボタンキャップ主体の軽く押すボタンが主流になってしまっているのだ。これもKitsuneと同じで暴発しやすくて正確にタップする感覚に欠ける。その点U16は押している感覚がすごくあってゲームの局所局所で確実性が担保できるフィーリングを持った。ストロークというのだろうか?押し込む感覚が長いのでガッツリと押し込んで音で確認して反応することが出来るわけだ。私のようなヘタレではストロークが逆に長いほうが良いのだ。U16の利点はここに限る。
ただここまで辿り着くのに試行錯誤があってかけたお金は決して無駄にはなっていないのも事実だ。Kitsuneを買わなければ高品位のモデルの感覚は掴めなかっただろうしJumpHack03を買わなければタップ感の問題も感じることが出来なかっただろう。ノウハウを溜め込んだからこそU16にたどり着いたのだ。サイズの面・ボタン配置や静音性は重要ではない。重要なのは正確に押し込んでその押し込み感を実感できることだ。静音モデルは恐らくば上級者にとっては良いかもしれないが私のような初心者にとっては重要でないわけだ。
ちなみに天板のカスタムも低価格でEstyでできる(やる気はないが)。換装・改造もできるということなので機会があったら試してみたいと思っている。この辺りはWEBページで解説している方がいる。端折って結論を再びいうと「これを最初から買っておけばよかった」に尽きる。高いモデルだから良いわけはなく価格面以外でもマジで自分にあったレバーレスコンを手に入れてほしいものだ。そちらのほうがコスパもタイパも抜群に良いのだから。