外資系の物販会社に勤め始めて8か月が経った。「お前のやりたいようにやれ」「でも数字は残せ」と言われてその通りにしてきた。+αで経営提案のパワポも三つ出した。経営合理化のために各部門から経費節減のアイデアを3つづつ出せというお達しも出た。かなりいい経験になっていると思う。今はトリプルワークだが欲を言えばもうひとつ仕事を増やしたい。週明けはバランスが崩れがちなので気を付けたいが勤務は基本的に面白い。
月払いのPC代金を先月納め終えて収入も増え帰りがけコンビニに寄るのが楽しみになった。いつも寄るのはファミリーマートなんだがこの謹製アプリのファミペイというアプリは素晴らしい出来だと思う。タイトルにもつけたがゲーミフィケーションの成功例だと思う。交絡している様々な要素を紐解いていく感じでワクワクさせられる。おかげでコンビニ探求が(もちろんそんなことはあり得ないが)店舗面積拡大したような気分で楽しめるようになった。そこでファミリーマート初心者の私が「ファミペイってどんなことができるアプリ?」っていうことから調べてみた。
バーコード決済
公共料金等支払い
ポイント還元
カード決済連携
クーポン配布
BOPIS
電子レシート発行
…とまあこんな感じか。そもそも英語で言うgameとは「ルールに従った試合・競技・ゲーム」の意味(アルク)である。つまり試行のことなわけであって決してビデオゲームとかデジタルゲームだけの意味ではない。特典機能のバーコード決済だって試行のことだし公共料金の支払いはまだしもポイント・クーポンの獲得などは試行の範疇に入るだろう。つまりゲーミフィケーションと総称している我々の試行は実はその範疇が極めて広いのだ。「ゲームの持つ機能をゲーム以外の分野にも応用したもの」と断定して言えない側面がゲーミフィケーションにはあるわけだ。
ゲーム機能についていえばファミペイでのボードゲーム(ダーツ)の事例が取り上げられこれだけがゲーミフィケーションの直接的な部分とよくよく言われるがその周辺にあるゲーミフィケーションのことを忘れてはいけないと私は思う。旧来からのゲーミフィケーションのワクワクさせられる試行的機能はもっと拡張して考えるべきだということがファミペイの事例で明らかになっている。だってゲーミフィケーションとは試行のことなのだから。そして脳科学の理論を持ち出すまでもなく我々の生活様式は試行の繰り返しで成り立っているのだから。つまりgameとはある妥当な意味においては人生のことなのだ。
そんなこんなでコンビニって今やファミリーマートの独り勝ちなんじゃないかなって思うようになった。ファミリーマートの強みはファミチキだけではないのである。ファミチキのような画期的商品の開発・各方面とのコラボレーション・テクノロジーの発揮がファミマの凄いところといわれて久しい。だがそれのみならずゲーミフィケーションそのものがファミリーマートの持っている最強の経営武装なのであると最近私は痛感している。