【株式】オルトプラスが大幅続伸 M&Aや暗号資産の購入および運用事業への参入の発表が市場の評価材料にhttps://t.co/alJ2SYmUoV#オルトプラス
— gamebiz 【ゲーム業界ニュースサイト】 (@gamebiznews) November 21, 2025
AltPlus plans to launch a cryptocurrency-based financial strategy using BTC, ETH, SOL, and others starting in January 2026. This plan will depend on whether these cryptocurrencies move in a positive or negative direction. In fact, this appears to have no direct relevance to the company’s core business.
東証スタンダード上場のゲーム開発企業オルトプラス(TYO:3672)が暗号通貨運用事業に新規参入することを表明した。ビッコとイーサおよびソラナを中心に投資し運用していくという。イーサとソラナはステーキングに対応している暗号通貨だから定期収入も見込めるということだしそこにビッコも含めてそれらの市場価値が増えればその分利幅を確保できる(オルトプラスがかってゲヲログが解説した暗号通貨トレジャリー戦略を取るということを表明した形だ)。
さてこれが吉と出るか凶と出るかはわからない。長期的にトレジャリー戦略がうまく行けば会社の方針は正しかったことになるしうまく行くまでに耐えられず企業体力が破綻すればそれが正しくない=間違っていたことになるだろう。未来のことは誰にもわからないのだ。同社はこのトレジャリー戦略を2026年1月からその開始を予定しているという。その原資は91億円という額を見込んでいて新株予約券の調達資金から充足させる予定。
オルトプラスの計画は大体こんな具合だ。ビッコ・イーサ・ソラナ等暗号通貨を取得しトレジャリー運用を進める(この過程で単に運用益を見込むだけでなくステーキング対応通貨の付随機能でも儲ける)。その次にオルトプラスの持っているゲーム開発ノウハウを活用してエンターテインメント&ソリューション事業においてブロックチェーン・NFTによる新たなビジネスモデルの可能性を追求していく。
この流れに市場は既に反応している。これをいち早く評価材料とし同社の株価が上がったというのだ。当然トレジャリー戦略を暗号通貨メインベースで取る以上メリットとデメリットがある。概して暗号通貨銘柄の価値が上昇して強気の相場を形成していけば当然メリットにになるし逆に市場が動けばデメリットにもなる。肝心なのは財務体質が良くなるかどうかだ。保有する通貨銘柄の価値が続伸すれば良いがこれらの銘柄に対する評価が真逆に動く可能性は否定できない。
今回オルトプラスが暗号通貨トレジャリー戦略を採択したということは当該企業の資産構成が暗号資産に近い将来極端に偏ることを示す。当然これはデカいリスクテイクをすることになる。上げ幅がデカいということは下げ幅もまた当然のようにデカい。その良し悪しは別問題としてオルトプラスはそれだけの博打に賭けるカネを極端に増やす予定なのである。恐らく新規事業としての価値よりもトレジャリー戦略がうまく行くかどうか?という大きなスパンの方が同社の行く末を占うことになるだろう。
それ自体は暗号通貨の個人投資家と同じ。だがこのケースは資金の調達方法が個人とは違う。そこがポイントである。
