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日本一ソフトウェア〜ニンダイにて新規IP「ほの暮しの庭」を発表する

先月のニンダイで発表されたタイトルのうちで最も注目すべき一作だと私は思う。2026年7月30日発売予定・日本一ソフトウェアによる「ほの暮しの庭」のことである。率直に言うと日本一ソフトウェアはいまいちキラータイトルに恵まれないゲーム会社というネガティブな印象を私自身は持っている。だがこのゲームがそういった困難な状況を挽回する可能性があると思う。そろそろ「魔界戦記ディスガイア」以上の世界標準のキラータイトルを...その思いは日本一ソフトウェアの社内でも同じはずだ。多くのインディーゲーム開発者がその夢を単独で達成してきたと同様日本一ソフトウェアならばできるはずなのだ。本作は当初Vitaで発売され様々なプラットフォームにポーティングされた「夜廻」シリーズ(日本一ソフトウェアによる同社を代表する独特なホラーゲームIP)のスタッフが作る新規IPだ。いわゆる「アストロノーカ」「牧場物語」「Stardew Valley」みたいな農村生活シミュレーションゲームという位置づけのゲームになることが公開されている情報から見て取れる。「農作や畜産に勤しみながら釣りや狩りを楽しんだり村人と交流を深めたり―どこか懐...
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「イハナシの魔女」で知られる独立系ゲームスタジオ:フラガリア〜新作ADV「ステラーコード」のマスターアップをXで報告&発売日は8/15

名作感動系ADV「イハナシの魔女」で知られる独立系ゲームスタジオ:フラガリアが新作ADV「ステラーコード」のマスターアップをXで報告した。ゲーム「ステラーコード」のリリースは2025年8月15日になる。日本語・韓国語・中国語でプレイが可能。デモ版も公開されていてプレイできる環境が整っている。スタジオ:フラガリアについてはゲヲログでもいくつか関連記事を執筆してきた。独創的なゲームをいくつか作ってきた印象が強いスタジオで特段「イハナシの魔女」は名作佳編の印象がプレイヤーの中に残っていることだろう。同作は三万本のセールス実績があるだけあって新作の登場を首を長くして待っていたがまさかミステリー系のADVを持ってくるとは思いもしなかった。そう!新作「ステラーコード」はSF系のミステリーADVになるというのだ。「本作はミステリービジュアルノベルですが一般的なミステリーとは異なり犯人当てやトリックの推理は行いません」「解かなければならない謎は宇宙と理論物理に基づく神秘です」「ほとんどのパートはストーリーを追うことになります」これらのワードはいずれもSteamページに掲載されているもの。「ステラーコー...
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Steamゲームレビュー「アーシオン」

Steamで2025年7月31日既に発売されSwitch/PS4/PS5/Xbox Series X|Sでは2025年9月DL発売予定かつMD互換機向けパッケージ版が2026年発売予定の注目刮目のSTG「アーシオン」。これまでゲヲログではその動向こそ追ってはいたものの積極的に記事にはしてこなかった。Steam版を買った機に私がこのタイトルを俯瞰してみる。結論から言うとこのタイトルに関しては「良く出来ていて遊びがいあるSTG」に巧くまとまっているという意見が集まっていて私自身そのように感じるところである。「アーシオン」は株式会社エインシャントのシャチョーである伝説的なゲームクリエイター・ゲームコンポーザーである古代祐三が手掛ける新作STG。プレイヤーは突如現れた地球外侵略者に対して反旗を翻すため希望託された環境調査員:小鳥遊アズサ(タカナシアズサ)となり最新鋭宇宙戦闘機「YK-IIA」を駆り戦うこととなる。人類の未来への道筋を照らすためにはこの戦いにおいて決して敗北は許されない。ストーリを見る限り「よくあるあるw」っていう感じである。前述したように既にゲー厶へのレビューもSteam上で集...
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ゲーム「OPUS 星歌の響き」再涙シーン振り返り

『学名:エイダ・ラム』『品種名:魂芳花(こんぽうか)』『原産地:鉱業連合アリアナン』紅楼は退役後、お師匠の手によって改造され、今の形になったの.お師匠は草花の種々を大切に保存しててね. いつか星々を回って、花で商売をしようって.それがお師匠と私の、私たちの夢だった…いつの日か紅楼が山塊を離れたら、故郷に来ない? 私たちの故郷に.私たちの故郷… そこはね. 一年を通して四季があって…” いつも花が咲き乱れているの (There Are Always In Full Bloom) ... ”☞拙著:日本語レビュー ☞ご購入はSteamで
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オーストラリアメルボルンにHOを置くSavySoda~新作は過去作の続編「Pixel Starships 2」

オーストラリアメルボルンにHOを置くSavySodaはこれまでゲームやアプリを数多くスマホ向けにリリースしてきた。その中で一番有名なゲームタイトルが間違いなく「Pixel Starships」だろう。日本語の攻略サイトを作るぐらい熱心なファンもいるタイトル。その攻略サイトの主によれば「ゲーム性凄いんだけどなにやったらいいかわかんね☆」っていう感じのゲームになっているようだ(サイト管理人:plastichyenaがそう言及している)。恐らくゲーム性がそれだけ深いんだろう。そしてスタジオは今続編の「Pixel Starships 2」に着手している。現在ゲームの体験版もSteamからDLできる。Steam表記で2025年8月27日にリリースされる予定。「究極の造船およびSF戦略ゲームを作成すること」がスタジオの目的。見るにファーストタイトルと違ってピクセル調のゲームではないようだ。つまりグラフィックスが進歩し3D調になっていることが公開されているトレイラーから明らかになっている。いずれにしたって1も2もクラファンに成功してきたIP。気になるゲーム内容は,,,「独自のデザインの伝説的なスター...
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変な漫画を多数レビューしてきた漫画馬鹿:ゲヲログ~「サイバーパンク エッジランナーズ」コミック化に関する駄文を連ねる

ゲヲログでは変なMAGコンテンツに関して独自の視点(笑)で限定的なファン(笑)にこれまでも情報を伝えてきた。「サバキスタン」「OMORI」「タコピーの原罪」...言われるまでもなく曰くつきの一種の奇作ばかりである(特段前二つを”推し”として挙げるコミックスファンなんぞ日本ではほとんどいないだろうが...w)。今回紹介する「サイバーパンク: エッジランナーズ MADNESS」だって同じようなもんだ。KADOKAWAの運営するWebコミックサイト「アライブ+」で連載中のブツでNetflix配信アニメ「サイバーパンク エッジランナーズ」を原案にとっている。アニメの内容の前日譚という位置づけの漫画。主人公にピラル・レベッカ兄妹が据えられ彼らがデイビッドと出会う時系列上の前を描いている漫画となっているのである。このコミックスはその第一巻が8月28日にリリースされることが決まったという。MAG関係メディア・各種報道プレスが地味に伝えている。つか盛大にネタバレするがピラルもレベッカもアニメでは死にますけど...。重ねて盛大にネタバレするがピラルは浮浪者に扮したサイバーサイコシスに殺されレベッカはアダ...
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私がFPS「Killing Floor 3」に多大なる期待を寄せる5の理由

他のFPSと違って特色がある「人を導く者は強制をするのではなく自ら模範を示しなさい」~孫武(中国の兵法学者)~このゲームは他のFPSと違ってよくある似たようなゲームじゃない。未だに二大巨頭とされる「BF」「CoD」だけどゲヲログもかって述べているようにこれらのIPは”うんち化の現象”に遭遇していてハッキリ言ってつまらんIPになってきた。シングルFPSが息を吹き返してそのストーリー性や特徴性が昨今見直されているという論が強まって久しい。シングルFPSは復権してきたんだよな。その最中FPSはマルチ化しているものを中軸として類似性の問題に徹してしまった。似たようなゲームが乱造されその一方で様々な試みがFPS界隈でにぎわってきた。タクティカルFPSやシングルボディカムFPSなどなど,,,古典的に言えば所謂ブーマーシューターの復権も見ていると我々は言っていい。じゃこの「KF3」がブーマーシューターと言えるか?そうじゃないんだよな。単に撃ちまくりのゲームじゃないんだ。
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なぜゲームとSSDは親和性が高いのか?

最近話題のSSD今更なんだけど,,,ゲームとSSDっていったら相性は最高。というかSSD自体が最高。最近Steamでも要求ストレージスペックにHDDが表記されてなくてSSDが表記されていることやレコメンドされていることが格段に多くなった。例えばゲヲログでもかって解説した「バトルシェーパーズ」なんてその典型例。次の画像はその表記。"SSD recommended."ってあるじゃない。最近じゃこれに留まらずSSD必須っていうものも多いんだよな。SSDデフォで搭載してゲームファイルはSSDに置けよと。まあノイマン型のコンピューターの解説は別所に譲るがそもそもなんでSSD?っていう疑問を持っている方も多いだろう。今時PSシリーズだって最新機種はストレージ環境が全部SSDだろう。これはなぜか?ってことを解説しようと思う。なぜゲームとSSDは親和性が高いのか?SSDがHDDよりも優れている点にロード時間の短縮っていう要素がある。SSDはデータの読み書きが格段に速いためゲームのローディングやレベル移動の際にかかる処理時間がHDDよりもかなり短縮されるんだ。SSD使ってて思うのは「HDDじゃこんなに早...
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「ゲーミフィケーション」と「ゲームフルデザイン」の違い

「ゲーミフィケーション」と「ゲームフルデザイン」の違い「ゲーミフィケーション」と「ゲームフルデザイン」の違いとはなにか?これについてはセガXDのHPがとても参考になる。それによれば「ゲーミフィケーション」は「ゲームフルデザイン」を内含するものだという。より詳しく説明すると”ゲーム要素の非ゲーム分野への応用”のことを「ゲーミフィケーション」を指すのに対して「ゲームフルデザイン」は”ゲーム要素を応用した体験設計”のことを指すという。この違いとはなにか?「ゲームフルデザイン」は”内発的モチベーション”を意味する前者がポイントシステムやバッジシステムやランキングシステムに代表するように”ゲームシステムをゲーム以外の分野に持ち込むこと”を指すのに対して後者はかなりわかりにくい。後者はより詳しく言うと”ゲームデザイン全体の効果によって意義ある体験や内発的モチベーションを期待すること”である。「Gamification」が外発的な概念なのに対して「Gameful Design」は内発的なデザインである点で相違がある。うん,,,自分でも違いがわからないので事例をあげるね。「ゲーミフィケーション」の事例...
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【猫版「Wizard of Legend」?】新作魔法シナジー系ローグライト「Wizard Cats」へかかる期待

これは新生【猫版「Wizard of Legend」?】とでもいうべきか。BigFrogg Studiosがdev&pubになって手掛ける魔法系ローグライトの一作「Wizard Cats」への期待が高まっている。公開されている動画から垣間見るにこのゲームは小さめのフィールドを舞台にした3Dドット風のグラフィックスが丁寧に光る一作のように思う。所せましと魔法使いの猫が躍動する魔法シナジーものとして見て取れるゲームであることに間違いない。邦語sourceで解説しているとこがないのでゲヲログが勝手に変わり身になろう。このゲームプレイにおいてプレイヤーは魔法使いの猫となって魔法道を究めることとなる。ゲームの最終目的は”究極の魔法使い”になること。Steamページの文章からはゲーム自体がかの傑作ローグライトVSからの影響も受けているように感じる。というのもSteamページの説明書きにあるように「無数に押し寄せる小さな動物の大群と戦い抜かなければならない」ゲームだというのだ。「ポータルを使ってレベルを渡り歩き待ち受ける熟練のウィザードたちに挑みましょう」そのスペルメカニズムの道はほぼ無限に用意され...
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傑作ACTRPG「CrossCode」の開発元:Radical Fish Games 前作を踏襲しブラッシュアップした新作「Alabaster Dawn」に関する情報を逐次公開

傑作ACTRPG「CrossCode」の開発元であるRadical Fish Gamesが新作ゲーム「Alabaster Dawn」に関する情報を逐次公開している。どうやらそれらの情報を見る限り新作「Alabaster Dawn」も前作を踏襲したうえで方向性はそのままによりクオリティをブラッシュアップしたJRPG風のACTRPGになるようだ。なおゲーム「Alabaster Dawn」は(かつてゲヲログでも伝えてきたように)「Project Terra」というコードネームが割り振られていた一作である。情報によればこのACTRPG「Alabaster Dawn」の対応プラットフォームはSteamで2025年後半にEA配信予定だという。既にURLを取得したHPも公開されていてEA配信までの準備は着々と進んでいると見ていいだろう。Steamページも発表されていて現に公開されている関連Steamニュースページにおいても「デモ版の作り込みと公開に向けた動きが進んでいる」ことが伺い知れる状態にある。詳しい情報は昨年書かれたAUTOMATONの記事が良く書けている。ここで二の足を踏むまでもない...だ...
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ゲームにまつわる用語をまとめているウェブサイト5選

①ゲームづくりに役立つ用語集|ゲームメーカーズ「ゲームづくりを行うすべての人に情報発信を行うメディア」を語るゲーム関連情報サイト:ゲームメーカーズのウェブサイト。その目的が示す通りゲームで遊ぶために必要な用語だけでなくゲーム制作の側からみたゲーム用語についてまで解説しているのが特徴。運営はゲームそのものを作るだけでなくゲームイベントを開催したりUEにまつわるコンサルをやったりWEBメディア運用をしたりしている株式会社ヒストリアによる。
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Steamゲームレビュー「Neon Abyss 2」

ゲーム「Neon Abyss 2」のEA配信が本日7月17日に始まった。本記事執筆時点で価格2070円の限定的なセール(10%引)が行われていてEAながらそれなり値が張るタイトルになっているが私も躊躇なく買ってプレイしてみた。結論から言うとかなり好感触を抱ける内容である。dev:Veewo Games, pub:Veewo Games & Kepler Ghostの布陣で作られ発表された2D横視点ラン&ガンの系譜に属するローグライトACTゲーム。ナンバリング2となっているからファーストタイトルがあったわけである。続編として純粋に作られたゲーム。システムに変更点はほぼなくボリュームを上げただけの続作と言ってもいいだろう。唯一大きな変更点を挙げるとすればオンラインマルチプレイ(Co-opプレイ)に対応したところだろうか。前作はオンラインマルチプレイには対応してなかったのだが今作から4人までのCo-opに対応している。devとしては特にここに注力していてスタジオ初のマルチプレイタイトルという点を今作の持つ最大の魅力またアピールポイントとしている。ゲームはSFの電脳世界をテーマに取っていてここ...
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Steamで注目すべき日本語で遊べる高評価ギャンブルゲーム5選

Buckshot Roulette 「一度の過ちは数に入らない」~ミラン・クンデラ(チェコの作家)~ショットガンによるロシアンルーレットをテーマにとったギャンブリングゲーム。どっちかっていうと運の要素が強くて純粋なギャンブルに近い。ただホンマにホンマのロシアンルーレットだけか?というとそうでもない。つーのも特殊なアイテムがあって何回か使うことが出来るっていう前提条件がある。例えばアイテムの中には「次の実弾or空弾を確認するもの」「強制的に相手ターンをスキップするもの」「弾丸のダメージを倍にするもの」などがある。当初はシングルだけ実装していたが今ではシングルでもマルチでも楽しく遊ぶことが出来る。ロシアンルーレットで(笑)。
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2025年1月18日にEA環境で発売されたMichael Klaus Schmidtの個人スタジオSchmidt Workshopsによる「Cyclopean: The Great Abyss」~正式ローンチ日が2025年7月17日に決定

2025年1月18日にEA環境で発売されたMichael Klaus Schmidtの個人スタジオSchmidt Workshopsによる「Cyclopean: The Great Abyss」の正式ローンチ日が決まった。v1.0のフルリリース日はSteam表記で2025年7月17日となる。同スタジオによるゲームの作風はその全てが奇作といって良いだろう。「Anomalies」「Rocket Blasters」「Star Explorers」「Paradox Vector」「Islands of the Caliph」「Aberration Analyst」など連綿たるIPたちの面面を見れば一目瞭然。そんな中でも今回取り上げる最新作「Cyclopean: The Great Abyss」は特段本格的なクトゥルフ系ホラータイトルと言っていいはずだ。例の漏れずかなりの『個性派』である。伝統的ローグライクに良く見受けられる2D見下ろし画面とウルティマ風一人称視点の3Dダンジョン画面を切り替えながら進むゲームは総じて特徴的な単色レトロスタイルで描かれていてガチ”イッテル系”である。ゲームの舞台・...
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世界で最も権威のあるテーブルゲームアワード:ドイツゲーム大賞に林尚志さんの「ボムバスターズ」が選出される

ドイツゲーム大賞に日本のゲームデザイナー林尚志さんのボードゲーム「ボムバスターズ」が選ばれた。ドイツゲーム大賞は世界で最も権威のあるテーブルゲー厶アワードと言われる。この報に関してはゲーム専門のメディアだけではなくNHKなど大手の報道機関も伝えている。NHKのような大手の正当なメディアによる報道が中小のゲーム専門メディアによる報道と内容がほぼ完全にかぶるのも随分と珍しい。かつてはエキスパート部門でゲヲログでも伝えてきたIP「ウイングスパン」が受賞した経歴もある。3つある部門(大賞・子供ゲーム賞・エキスパート賞)の中でももっとも重要な大賞を日本のボードゲームが受賞したのは快挙と言っていいだろう。「ボムバスターズ」は爆弾解除をテーマに据えた協力型ボードゲー厶。プレイスキー厶は次のように進む。まず①キャプテンを決めてミッションを従属的に決める。②ミッションによって決定された数の爆弾切断のためのコードを裏向きで配る。③コードに割り振られた数を整列させる。④ペアを探しそれらのペアごとにコードを切っていく。⑤チームメートのコードを推察してペアを作りコードを切っていく。⑤スムーズに赤コード以外のコー...
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「ロマンシング サガ3」内ミニゲーム:マスコンバットに似ているSteamタイトルを三つだけ紹介する

「ロマサガ3」内ミニゲーム:マスコンバットに似ているSteamタイトルを三つ紹介 「ロマンシング サガ3」内ミニゲーム:マスコンバット...簡素な戦略システムの中に様々な工夫が施されたあらゆるRPG内ミニゲームを代表する超ド級の傑作であることに疑念の余地なし。タイミングが全てと言ってしまえばそうだがミニチュア風の兵士が左右に分かれ相対して戦うワクワク感に心躍ろされた方も多いのではないか。影響を受けたフリゲもあったとは思うが実はSteamでこのマスコンバット風のゲームはいくつか存在する。ここではそんなマスコンバットに似たSteamタイトルを三つだけご紹介。
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カプコンは「バーチャコップ」IPを復活させることはできない

「早く「バーチャコップ」シリーズを現代に復活(リメイク等)させるべきだ!」と私は常々期待を寄せていたが今になってその期待にカプコンが答えるのはとっても難しいと思うに至った。昔っから兄弟でガンガンキーマウ環境でこのゲームをPC上でやってただけあって「復活したらスマッシュヒットぐらい当然じゃね?」って軽く思ってたんだがその私自身の見通しが甘かったと言える。なぜだろうか?理由はふたつぐらいは挙げられる。まずガンコン(ガンコントローラー)というコントロール系を必要とする特殊な問題が根底にある。これはガンコンのアルゴリズムの復活が現代のモニタリングの仕組み上とても難しいということである。これを説明するにはガンコンの仕組みを解かねばならないがここではとても簡潔に言おう。実はガンコンはブラウン管の走査線を読み取ってプレイしている。ガンコンはそれだけ仕組みがブラウン管に近しく液晶と相性が悪い。簡単にいうと元来の問題はこれだけである。次点挙げるのはもっと率直な問題だ。...というのもやはり付いて回るのがコストの問題なのだ。これだけゲー厶ディスプレイ環境が液晶を当然のように採用している現代において今一度ガ...
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「Click&Create」の系譜に見るゲーム制作の夢と現実

私が厨房だったころ流行っていたゲーム制作ツールに「Click&Create」というものがある。これは日本語版が富士通から発売されていた太古のノンプログマラブルゲーム制作ツールであり「Klik&Play」の後継版である。プログラミング要らずのゲーム制作ツールであり厨房の夢であるゲーム制作(ゲームを自分で作りたい!)を簡単に実現できるシロモノだった。多くのClick&Createrがこのツール片手に関連情報を必死に集めゲーム制作に挑戦していた。日々限定的なツールを駆使して多様なゲームを作っていたんだ。その多くは(今やその輝きどころかかけらもないというのが正直なところだが)Vectorというフリーソフト配布サイトでいわゆるフリゲとして配布されていた経緯がある。この頃のゲーム開発の界隈を振り返ると感慨深いものがある。ノンプログマラブルなゲーム制作ツール「Click&Create」(現「Clickteam Fusion」)の総帥ともいえる存在にペナーがいるだろう。彼はこのゲーム制作ツールの情報集積所の元管理人であり日本での情報配布に貢献してきたかた。また同氏は世界で初めて「Click&Creat...
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【「NieR」シリーズの影響下?】新作ローグライト3D-ACTシューティングゲーム「Coreless」必勝の布石【「Risk of Rain 2」の忘れもの?】

傑作2DローグライトACTシューティングの系譜に属する「Risk of Rain 2」は追加の大型DLCがダメダメだったことでSteamerには広く知られている。最近(5月)になって当の大型DLCの修正パッチが入ってかなり挽回しているがギアボのネガティブな影響の元で作られたこのDLCの「過去の清算」ができたとは到底いいがたいだろう。バグバグでリリースされたDLC・破滅的なゲームバランスを体現してしまった罪はやはり禍根として残っているのだ。そもそもゲームはそのDLCも含めリリース序盤がやはり重要だ。「ギアボは今後一切今作に関わるな」というレビューはログとして残ってしまっててDLC「過去の蛮行」は挽回しようがない。私は今後超長期的に見ない限り「Risk of Rain 2」はそのゲームとしての悪しき評価を事態打開できないと思う。大分の間酷評されていたDLCが大好評の本筋にまで影響を及ぼしてしまった。DLCは本来DLCであるがゆえゲーム本体の世界の拡張性を持つ。その拡張に失敗したという記憶「負の遺産」を覆すには例外的なロングスパンが必要なのだ。そんな中ようやっとこの似たジャンルで舞い降りたの...