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高度に抽象化された対エイリアンSF戦術級シミュレーションゲーム「Xenopurge」への期待感高まる

リリースを6日後(2025年7月12日)に控えた「遠隔操作でエリート部隊を指揮するタクティカルオートバトラー」を高らかに謳うシミュレーションゲーム「Xenopurge」への期待感が高まっている。このゲームは高度に抽象化されたシミュレーションゲームであり高級感のあるグラフィックスだとか3Dの豪勢な戦闘グラフィックスだとかがゲーム表現の手法として具現的にあるわけではない。そういったものとは無縁でありあくまで大局的な戦術級戦略立案が出来る対Xenos(所謂エイリアン)特殊部隊を指揮するゲームなのだ。あなたはコンピューター上のプログラマラブルな戦闘指揮をする司令官になるわけであってそれ以上はない。だがその価値は奥深いものがある。プレイヤーは「複数あるコンピューター画面から部隊が移動する施設のレイアウトを確認・捜索・回収・破壊を指示していく」こととなる。戦術画面はタクティカルに表現されていていわば大局的戦術級の特殊部隊シミュレーションゲームに近い。繰り返すように対エイリアン戦闘というとどーしても「XCOM」シリーズのようなスムーズアクション系のシミュレーションゲームを思い浮かべがちだがあれと違っ...
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ローグライクゲームを楽しみ効率よくクリアするためプレイヤーに必要とされる5つのポイント

石橋を叩いて渡るこれは端的に言うとリスク管理のことである。無駄遣いせず適切なタイミングを計りアイテムを活用することで無駄なリスクを抱え込むことが無くなる。「石橋を叩いて渡る」とは「慎重には慎重を期して物事を進めること」を示す日常的なコトワザだがローグライクゲームにおいてもこのコトワザはとても重要な意味合いを持つ。一番基礎的かつ代表的な事例を挙げるが回復アイテム類は適切なタイミングを計って使うべきなのだ。”無駄遣いをしない”とはこういうことである。地形などの環境を最大限活用するトラップや地形に気を付けながらそれらを最大限活用することを念頭に入れる。ドアや狭い通路はより気を付けて活用すべき重要なポイントである。例えばドアを無為に開けなければスニーキングアサシネーションが可能になったり狭い通路で敵の大群を迎え撃つことでそれら個体個体を相手取り各個撃破が出来るようになる。同じように特殊地形は最大限活用して敵との距離感を保って遠隔攻撃武器を駆使するなどはこれらのゲームにおける定石である。敵のパターンを頭に叩き込むローグライクゲームでは敵にパターンがあることがままある。これはその当該ローグライクゲ...
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KANAWO(カナヲ)制作&ドワンゴ・カラーのスピンオフ会社バカー配給の新作神竜育成ローグライトゲーム「DRAPLINE」~SteamにてEA配信済・高い評価を得る

新作ローグライトシミュレーションゲーム「DRAPLINE」が今俄かに注目を浴びている。同作は2025年6月30日にEAリリースされたばかりの出来たてホヤホヤのゲーム。開発は株式会社バカーのゲームマガジンブランド:Vaka Game MagazineとKANAWO(代表作「被虐のノエル」)が手掛ける。配給を担当するのはVaka Game Magazineという姿格好。KANAWO氏にとっては原点回帰作という立ち位置のゲームだという。価格1200円。さてではどんなゲームか。このゲームはなんでも食べるドラゴン娘(「神竜」とも呼ばれる)を育成し世界の終焉を阻止するために戦わせるというプロットを持つ。「神竜」はマジでなんでも食べる。Steamページによれば「肉・魚・岩・鉄・溶岩・山・他人の家も食べてしまう」とのこと。こういった食物種・食物量の多さに対応するように育成の方針としていくつもの√を用意しているほか一回のプレイが一時間で済むようになっているのでマジでローグライトとしての相性が良い点がプッシュされてる。また世界の終焉をもたらすという災いに相対し敵と戦う段になったらばこれまたいくつもの√取り...
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ゲームに飽和感を感じてしまうベテランゲーマにこそオヌヌメする「OBSライブ」

「OBSライブ」とはSteamに入り浸っている日々に飽きたなら「OBSライブ」を見るのはオヌヌメである。この「OBSライブ」とはおにたま(武田寧)が企画している古典的なゲームのYouTubeライブ放送である。同氏はプログラミング言語:HSP(Hot Soup Processor)の開発者でプログラミング教育に力を入れているかた。グループ「ONION software」の代表でありながら有限会社ツェナワークスの技術開発責任者でもある。「OBSライブ」のトリセツ「OBSライブ」は特別ゲストを呼んで様々なインタビューをする企画が主体の古典的なゲームの時代に焦点を当てている番組。番組ではゲーム作曲家(最近特に多いゲスト)・ゲーム制作者・ゲーム技術者・ゲーム雑誌編集者などを呼んでディープなディスカッションが毎回繰り広げられるのが最大の特徴だ。他にも最新のガジェットを紹介したりピンボールなどのオールドゲームスポットを巡ったりと企画はとても興味深いものが揃っている。注目コンテンツ:プレゼントコーナースタジオの装飾もクロマキー合成でされててアットホームな雰囲気でライブが進行するのが特徴的。また最大限注...
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Steamゲームレビュー「Babel of Ystilia」

2025年4月3日にリリースされた伝統的ローグライク「Babel of Ystilia」。このゲームを今遊んでみて沼ってる。かなり良いゲームだと私は思う。デヴェロッピング・パブリッシングともにsundalikが手掛ける。価格920円。タイプとしては事前情報のローグライクと言えるだろう。...というのもワンターン前に相手の行動が大体わかるタイプのローグライクなのだ。もちろん予見できないものもあるが例外的で初見殺しってのがほぼほぼない。上手く対応できれば一回でクリアするようなローグライクヲタもいると思う。「こういうのをローグライクっていうんだよ!」byカナリーイエロー高速に動作するローグライクで読み合い...というよりかは事前の探り合いが熱い展開性を持つゲーム。ビルドの種類がとても豊富でそれでいて全体的にバランスに優れているので何回でも楽しめる。おそらくば収集要素の図鑑コンプリートにも実績が設定されているだろうからやり込み度も高い。8$あれば買える低価格な伝統的ローグライク。その割に完成度は極めて高い。ライフが少ないので一回一回の慎重さが求められ地味なグラフィクスデザインとは裏腹にプレイヤ...
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ゲーミフィケーションは単なるバズワードか?【1.5&2.0同時投稿記事】

ゲーミフィケーションの実例東京都千代田区のゲーム系人材派遣業を主として生業とする株式会社リンクトブレインが「ゲーミフィケーション設計サービス」を正式にリリースした。このサービスは5つの要素から構成される。それがSurvey(調査)・Focus(ユーザー分析)・Select(軸の選定)・Apply(メカニクス応用)・Accept(実装・視覚化)の5つである。会社のHPによれば「クライアント企業は自社のアプリにおけるユーザーの継続率や満足度を向上させること」が可能になるという。価格50万円から提供。このプロジェクトはヘルス・生活・教育・販売・広告・自治の分野で既に利用されているということも明らかになっている。また「アプリの開発やデバッグ・負荷テスト・セキュリティ脆弱性評価などリリースまでワンストップで支援可能」ということも同時に明らかにされている。ゲーミフィケーション=単なるコンサル?私がわからないのはこのサービスが果たしてゲーミフィケーションの一貫と言えるかどうかという点だ。例えばこの程度の5つ程度のサイクル・スキームを回しているのは汎用コンサルでも十分できるものでありかつ事実として理論...
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ホロライブの二次創作プロジェクト成果「ホロリバーシ」やBrace Yourself Gamesによる「Rift of the NecroDancer」へのホロメン楽曲のDLC実装に見る”多角化の自然性”

先だってゲヲログでもホロライブ関連のIPがSteamでゲームとして数多く公開されていることを記事にして伝えた。けっこうPVも集まっていて良い企画だったんじゃないかなと私は自画自賛して思う。そんなホロライブ関連のSteamIPだがホロライブプロの二次創作ゲームブランド:holo Indieはさらなる攻勢をかけているようだ。その新星が「ホロリバーシ」というゲームである。このゲームは2025年6月26日にリリースされた出来たてほやほやのリバーシゲーム。端折って言うとリバーシ=オセロの特殊版が遊べるゲームだ。価格は980円とお手頃な部類に収まっている。「ホロリバーシ」はホロライブの所属VTuberが多数登場するオセロゲーム。通常のオセロのルールで遊ぶこともできるほか【石を重ねるオリジナルのオセロルール】でも遊ぶことが出来る点がアピールされている。所属VTuberのイラストがあしらわれた石・ボイスなどがゲームデザインに採用されていてホロライブの持つIPの魅力が強く色濃く実装されているゲームだ。ゲームではシングルプレイも可能だがオンライン対戦機能も実装されている。ボイスは日本語のみ対応だが表記は日...
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ゲーム系PG⇒汎用PGは行けるが逆は無理なことが多いワケ

ゲーム系PG⇒汎用PGは行けるが逆は無理なことが多いワケ私のマスター時代の客員教員が言ってたことなんだが,,,やっぱゲーム系のPGには優秀なヤツが多い。金融の先生がドラクエのチーフPGを雇ってシミュレーターの開発をしていたんだがめっちゃくちゃ有能であるとのこと。よく言われるけどゲーム系PG⇒汎用PGは行けるが逆は行けないことが多いということだ。これはなぜなのだろうか?結論から言うとゲームほど複雑なPG業務をこなせるということは汎用PGの職務を大幅に含有する「シミュレーションの話」であるからということになる。ひとつひとつこの場ゲヲログで考えてみたい。求められるのは超能力といっても過言ではない「シミュレーションの科学」まずゲーム系PGは求められるスキルが多すぎることが挙げられるだろう。グラフィックス処理・物理演算・AI実装・ネットワーク回りの整備...あまりに求められるスキルが多すぎてゲームを作るということ自体の難易度が極めて高いことが挙げられる。当然知識としても数学・物理学の知識・3D画像の技術・ネットワークも当然・音声処理に至るまで相当多岐にわたるものが求められる。新しい技術が実装され...
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追悼「約束」~千早の涙

あなたを失って心から悲しんであなたをはじめて人として失ったことを悲しんで心からそれを思いひきつなぐ糸があるということを学んだ人が生きるということがいかに残酷で苦しくて醜くてそれでもなお美しいことを学んだ明日の見えない今日だからこそいつでも一生懸命に生きようと君に教えてもらった未来は見えないからこそ希望の灯火が消ええないことを学んだだからもう泣かないと涙を流しながらそう思うあなたを失ったことで学んだことがたくさんあるから今日私が生きることで人は無限の未来と無限の過去とつながり刻(とき)の流れとしてあなたを見送ったその姿はきっと今私の道しるべになってくれると思う千早の回は演出ともに素晴らしかったですね。アニメ史に残る傑作だと思います…。それで今即興で詩を書いてみましたが。この音楽の合唱も素晴らしい。人間が生きるということはそれだけでどれほど酷でつらいことか、それでも一周してみて回ってみると、世界が変わって見える。押井の言うように、「人生はつらいもの」です。「小学生にとってもサラリーマンにとっても」ですね。ですが、それゆえの人生と今いる世界の美しさに涙できれば、人間の映える世界が違って見える...
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うたわれるもの-SS~「エルルゥの涙」

エルルゥの瞳には輝きがある。いつでも彼女の料理は最高だった。いつだって純粋で、だれよりも行いは潔かった。薬剤師としての素質もあった。勇敢さも合った。女性らしさもあった。戦争における戦闘は得意ではなかったが、サポート役としての才能は秀でていて、その能力は味方のだれもが認めるところだった。今、エルルゥは歌を歌いながら、みなと一緒に夢を見る。波吹く風に彼女はさらわれるように、意図せずともその風に乗ってしまうように、今でもかつての仲間たちと一緒に闘い泣き怒り笑いあった日々を思い出せる。仲間と一緒に闘い、仲間の死に涙し、仲間の傲慢さに怒り、そして仲間と晩酌を飲みながら笑いあった日々を思い出せる。無論、すべてが楽しかったわけではない。ただ、喜怒哀楽に任せて、純粋な精神性を持ちうることがいかに素晴らしいことかということを大戦前には気につかなかった…。ただ、今かつての過去を思い起こすと晴れ晴れしいものがある。無論すべてが、あまたが楽しかったわけではない。苦労もあった。涙があった。心が通じ合わない関係に悩んだこともあった。そして、なんといっても仲間の死があった。信じられないほど、大戦では多くの仲間が死ん...
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韓国ゲーム大手KRAFTON~日本三大広告代理店のうちの一角ADKホールディングスを買収し同グループを連結子会社化 既往の伝説的グレーゾーンコンテンツ「のびハザ」「ドラえもんの最終回」などの二次創作が認められる?

6月24日韓国ゲーム大手KRAFTONが日本の三大広告代理店のうちの一角である株式会社ADKホールディングスの買収に合意したという。同広告代理店は「ドラえもん」「遊戯王」「クレヨンしんちゃん」といった日本において国民的に人気の高いIPを多数有する企業。買収金額750億円(ロイターの記事によればこの金額は円ドルの時価換算で5億1621万$にもなる)。間違いなく日本のエンタメコンテンツの歴史に刻まれる規模の巨額買収だ。この買収によりKRAFTONはADKホールディングスの100%の株式を取得することとなる。事実上韓国の有力なIPエンタメ企業がADKグループを連結子会社化することとなるのだ。本買収事案は「2025年1月に発表した海外マーケティング事業の再編に伴う米国STAGWELLとの協業に続くパートナーシップ」となるということがADKのウェブサイトにてわかっている。むつかしいことはよくわからんがどうやらソースによればBCJ-31やベインキャピタルが此度の買収事案に一枚嚙んでいるようだ。韓国に本社を置くKRAFTONは世界的に知られた2007年始動のグローバルIP企業。創業当時はかってNEO...
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OMORI-SS「愛しのスイートハート」

ヒロに一目惚れした後スペースボーイとすぐ婚約.幸せの日々待たずして翌日にその婚約は破棄され.海に向かいクルーズ船をジャックしたものの.愛でてくれる観客は誰もいない.さらに海岸沿いを鉄球を片手に振り回し.こう叫んで転がりまわった.「王子様を探しに来たのよ!」って.けどあたしを愛でてくれる(と勝手に思っている)のは.浜辺で屯うイルカさんだけで.セレブ御用達マーメイドスパ(自家製).飾られた貝殻の王冠(即席).より美しさを際立たせるビキニ風のドレス(マジでセクシー❤).流木のステージ(流れ着いただけ).クラゲのスポットライト(勝手にそう思っているだけ).そして浜辺に書かれた「I ❤ ME」の文字(さっき自分で書いた).海の表面に映るあたしは本当に美しい.鏡に映ったあたしはもっと美しいのに.波の音は唯々静かに囁くだけ.その音はこう聴こえる.「スイートハート...嗚呼愛しのスイートハート...」こうなったらあんた自分自身と結婚する勇気ある?▶はいいいえ
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株取引をテーマにしたローグライクデッキ構築型ゲーム「Insider Trading」に見るゲヲログのメディア運用目的との同一性

株取引をテーマにしたローグライクデッキ構築型ゲーム「Insider Trading」に対する期待が高まっている。開発・配給ともにNaiiveが手掛ける。2025年リリース予定。あくまでリアル系の株取引シミュではない。「無限のビルドとゲームを破壊するシナジー」でもってして「市場を崩壊させる体験」を味わうゲームになるらしくあくまで架空取引のゲームであることには留意されたい。Steamでもいくつかある株取引シミュはぶっちゃけ評判が悪いものが多いのも事実だ。カードの力で市場を操作して...デッキを戦略的にプレイ...チャート生成を手中に収め...市場を狂気に追い込む究極のコンボシナジーを構築する...これがゲーム「Insider Trading」のプレイスキームだ。カードは最適化(追加・削除・強化による再構成)が出来て各カードで構成されるシナジーと効果を次々と振り絞っていく。カード構成によって新たな戦略を練って市場を赴くままに操作するというゲームになるようである。だからインサイダートレーディング...というわけだね。スキームを実行に移していく中で自分という株主の力をインサイダー取引(内部者取引...
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私がクラシックゲーム系YouTuberカナリーイエローを太鼓判を持って推す4の理由

はじめにそのチャンネル登録者数はたった3000人強に過ぎんがゲーム系YouTuberカナリーイエローのYouTubeチャンネルはめちゃくちゃお勧めだ。あなたが日本人でありSteamerかつ伝統的ローグライクヲタならば必ずチャンネル登録をすべきだと太鼓判を押してオヌヌメしておく。良いローグライク・ローグライトタイトルに関する新鮮な情報を仕入れたいならばマジで登録しておけ。今回はなぜ私がゲーム系YouTuberカナリーイエローを推すのか?その理由を列挙してみるっていう記事。明らかにSteam黎明期からこのジャンルをプレイしている最古参であるカナリーイエローは明らかに最古参クラスのSteamerである。YouTubeを始めたのはたった二年ほど前(?)なようだがタイトルのチョイスでだいたいわかる。YouTube初めて一番最初の動画投稿がかのローグライクの歴史に残る大傑作「Dwarf Fortress」であるところからもわかることだ。こんなコアでニッチで傑作なタイトルのリメイク版を早々にしっかりプレイしているゲーム系YouTubeはそうそういないと私は思う。またこれは作っているTier動画からも...
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傑作伝統的ローグライクゲーム「Caves of Qud」~風向きは公式による日本語ローカリゼーションに期待して良い雰囲気に

Steamでも配信されているスーパーハイパーゴールデンオールタイム傑作伝統的ローグライク「Caves of Qud」の公式日本語化への道筋がついてきた!そのSteamストアページが進歩し日本語化されているうえに次のような文面も掲載されているのだ。以下Steam:Caves of Qudより引用する。注:本作は現在英語でのみプレイ可能です。開発者はローカライズを検討していますが、日本語サポートのリリース日は未定です。ご理解のほどよろしくお願いいたします!実はこの流れは事前に読み取れたっちゃ読み取れた事案だった。まず中堅の速報性の高いゲームメディアであるGameSparkが次のような記事を2025年1月30日にあげていたのだ。現在上述の引用文ソースが確認できるようにSteamストアページにも解説文言はしっかと追加されている。 GameSparkが伝えるように開発チームは「今後ローカリゼーションに力を入れる」と明言していたようだ。この流れはさらにさかのぼって実はXなどいくつかでも見て取れた情報だった。あくまで流れとしてだが見て取れた情報だったわけ。これをゲヲログ2.0はかってこのように伝えた...
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艦これSS「金剛、イージスへ」

金剛は思う。自分への命令に従っただけだ。命令はこうだった。「雷撃攻撃を被弾してもなお、前進せよ」と。潜水攻撃にまさかしてやられるとは思って見やしなかった。ほとんどの戦闘艦の大破は多くの場合戦艦同士の攻撃戦によるものだったはずだ。航空機爆撃にも対応は可能であるはずだった。だが、まさか雷撃とは思いもしなかった。戦闘での艦砲射撃には誰よりも自信があった。自ら頼むところすくなく、自立した精神を持て。建造主はエゲレス・グリニッジで造艦を学んだ近藤によるものだ。金剛は自分のことを設計した近藤を心から尊敬していた。ただ消えゆく命は海軍の神社の中でも御霊として祭られる。自分がやられてもそれは同じだ。故郷に帰ることができる誇りをもって。魂として。仲間と一緒に戦った記憶が断続的に鏡のように映される。「金剛雷撃被弾…金剛雷撃被弾…」 あと私の命は一時間もつだろうか?このまま被弾してもなお、進めと言われても。金剛は臆病な自尊心があった。いくつもの増改修を得て、第一次大戦から続く砲撃攻撃を主体とする戦艦。第一次大戦の経験として、現存するもっとも古い形の戦艦として、建前の誇りはあった。ひとなみに。ただ、自分の艦と...
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「将軍 対決」のリアルタイム版?「ソウルエクソシスト 1111」発売日迫る【1.5&2.0同時投稿記事】

思えば「将軍 対決」ほど素晴らしいゲームはなかった。固定的なマスシステムをもったターン制戦略ローグライト...その代表格であることに余談の余地はない。Steamで「圧倒的に好評」レビューを得ているのも納得のいくところだ。今回紹介するのはそんな「将軍 対決」と似たシステムを持ったリアルタイムの要素を強めた「ソウルエクソシスト 1111」である。はっきり言って基本的なシステムは似ている。だがターン制+リアルタイムの様相を強めたゲームになる見込み。「各ターンでスピーディーで緊張感あふれるアクション」を楽しめるという一作で各プレイアブルキャラクターが「8種類のユニークな攻撃タイプ」および「2つのパッシブ特性」を持っているとのこと。何よりも特筆すべき特徴は制限時間があるということだろう。この時間制限システムとして各ステージ7分間というハードルが設けられている。「各プレイで7分以内にすべての敵を倒さなければなりません」よって緊迫したゲームプレイが可能になっているとのこと。他外因としてアイテムの要素があるという。ローグライトとしても特異な点がある。それが進行システムに特徴を設けている点だ。「7つのマ...
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Steamで配信されているホロライブの二次創作ゲームを3ページにわたり全力でまとめてみた

HoloCure - Save the Fans!VS系に属するローグライクACTゲーム。大量に押しかけてくる敵(ファン)をなぎ倒していくタイプのゲーム。たぶんホロライブのSteam二次創作ゲームで一番メジャーで一番知名度の高いやつ。完成度も高い。価格無料。開発・配給ともにKayAnimateにの手による。Idol Showdown「ホロライブファンによるホロライブファンの為の無料ゲーム」を謳う2D格闘ゲーム。一時期格闘ゲーム系のストリーマがプレイしていたタイトルでネタ系の格ゲーに属する割に完成度がすごく高め。本格的なロールバックネットコードを搭載するぐらい。価格無料。開発はBesto Game Team・配給はholo Indieの手による。Hololive Room Visitorホロライブの3DVR配信ライブにおける背景にVR環境で遊びに行けるゴーグル必須のADVゲーム。ゲームタイトルというよりかはコンテンツ系のカジュアル体験ができるタイトルと言ったほうが良いか。価格無料。開発はChase Yamaguchi&Jettsen David・配給はJust175に手による。Holo ...
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1988年リリースされたアーケードシーン席巻の伝説級STG「TATSUJIN」~「TATSUJIN EXTREME」として装い新たにカムバック

かってアーケードシーンを席巻した伝説のSTG「TATSUJIN」がその装い新たに帰ってくる。1988年にリリースされた超古株の縦スクロールSTGが原案。過去dev:東亜プラン&pub:タイトーの布陣で作られたSTGは今作に至り刷新作となるのだ。今タイトル名は「TATSUJIN EXTREME」で現在Steamにてデモ版も配布中(「TATSUJIN」の英名が「TRUXTON」でありこれに相当するように今作でも名称は邦名と英名で違う)。元東亜プランのゲームがdev:TATSUJIN(株式会社TATSUJIN)&pub:Clear River Gamesの布陣で蘇ることとなる。「迷わず撃て!!」見るに伝統あるSTG「TATSUJIN」が「TATSUJIN EXTREME」へと様々な点で正当進化しているのが一番の注目ポイントだろう。「グラフィックは3Dになりサウンド・ゲームシステムなど全てが進化」しているという。元来のIPの開発メンバーが集って作られるようなので単なる焼き増しにはならないだろう。東亜プランの元スタッフが今だからこそ作れる「TATSUJIN」を追求した形になるのだ。前述したポイン...
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傑作2DソウルライクACT「Blasphemous」と同じdev:The Game Kitchenが作るクラシック版ニンジャガ(「忍者龍剣伝」)の刷新作「NINJA GAIDEN: Ragebound」に対する期待高まる

傑作2DソウルライクACT「Blasphemous」と同じデヴェロッパThe Game Kitchenが作るニンジャガIPの刷新作「NINJA GAIDEN: Ragebound」に対する期待が高まっている。The Game Kitchenがコエテクと協力して作るACT要素満載の2Dプラットフォーマー系に属するこのゲームはSteam他CS機などのマルチプラットフォームで発売される。発売日はSteam表記で2025年8月1日。パブリッシャにはDotemuとJoystickが就いた。「NINJA GAIDEN」というと総じてIPとして3Dの革新的ACTゲームである...という印象を抱いているゲーマが多いだろう。だが本作は公開されたそのSteamページによれば「クラシック版「NINJA GAIDEN」シリーズの世界観とゲームプレイ」を強く重視していて「3D作品の奥深さや激しさと融合させること」に焦点を当てて開発・販売される一作になるという。つまり旧作・クラシック版のニンジャガである「忍者龍剣伝」にそのルーツを求めた作品になるというのだ。「80年代と2020年代両時代の長所が組み合わさり壮大で...