太古のFPS「Marathon」シリーズを振り返ったうえで新生「Marathon」を批判する

新生「Marathon」はうまく行くはずがない

ここからはなぜ新生「Marathon」がうまく行かないか?成功する見込みがないか?を考えてみる。理由は単純だ。太古のFPSといえるシングルゲームを今の技術で煮込んでもいい味がでないはずだから。これが第一の理由。第二の理由には創業者の力量という問題がある。つまるところ人材の問題だ。FPSとしての「Marathon」シリーズに関する知見のある有能な開発者がおそらくばBungie社内にいないこと。ないしもう引退しているはずだということである。

アセット問題も持ち出すまでもなく新生「Marathon」には期待できない

ここまで説明を見ていてもらってわかるだろうがどー考えても新生「Marathon」は失敗する算段が付き始めたと言えるだろう。キャベツが指摘するまでもなくこのゲームIPを脱出系のPvP-FPSに昇華させることは不可能なのだ。なぜか?このゲームはストーリー・システム共にシングルFPSとして作られている経緯があるからだ。なぜ今になってシングルFPSの金字塔を脱出系PvPシューターに無理に鞍替えさせようとしているのだろうか。キャベツも指摘するアセット盗用問題が出る前から私は白い目でこの新生「Marathon」を見ていた。「Bungie…最近血迷ってんじゃね?」って。

創業者の残した名残で生きていく術はない

そもそも創業者はとても有能で「Marathon」シリーズが開発し終わったころからもう社内を離れる段取りをつけていた節があるのだ。これについてはゲヲログのアレクサンダー・セロピアンに関する既存の記事が詳しいが恐らくBungie社内にももうこのころを知っているベテランゲーム開発者は数多くないのではないか?と私は勘ぐる。当然シリーズに詳しく深い理解力を示すことのできる技術者が少ないそう仮定するとゲーム開発を上手く成功させることは難しくなるだろう。単純にタイトルを冠するゲームIPに関する知識や知見がないからである。買ってきただけのIP名を名乗っても成功するわけがないのだ。

じゃあ具体的にどうしたらいいの?

どうしたらいいのかははっきりしている。セロピアンたちが作り上げてきた「Marathon」シリーズを冠するIPはもうこれ以上作らないことだ。「HALO」「Destiny」が出てきた現代この太古のゲームIPを復活させることはあまりに難しい。もはや本件に関してはオープンソース化がされていて”Do not touch Marathon”な市場形成が達成されている。未だに新マップとか新ストーリーを作っている変態神たちがいるのは事実。そういうことだからもうファンベースのコミュニティにこのシリは全て任せて良いんだ。BungieはIPとしての「Marathon」シリーズにタッチしても意味がない状態が今の状況なんだ。うまく行くはずのない事業に挑むのは天才セロピアンが去った今(もし去っていなかったとしても…)為すべきことでない。

私は頭が悪いのでChatGPT君にも聞いてみた

私は結論や論理を書き記すのが上手くないのでChatGPTから引じてみるがIPを今更掘り返してもゲーム「Marathon」シリーズのコアだった知的な世界観・哲学的対話性が完全に失われているとの指摘が入った。マジでそうなんである。原作には硬質で機械的・無機的な美学があったが新生「Marathon」にはそれがないとの指摘も入った。マジでそうである。過去のIPである「Marathon」シリーズの名前を使いながら「Marathon」らしさを再構築する意志が見えないとも。マジで人間の私が呆れるほどそうである…ゲームはリメイクやリブートをするにあたってゲームの解釈の問題とつじつま合わせが必要になる。よーするにそれが新生「Marathon」には皆無なのだ。

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