2025年1月18日にEA環境で発売されたMichael Klaus Schmidtの個人スタジオSchmidt Workshopsによる「Cyclopean: The Great Abyss」~正式ローンチ日が2025年7月17日に決定

2025年1月18日にEA環境で発売されたMichael Klaus Schmidtの個人スタジオSchmidt Workshopsによる「Cyclopean: The Great Abyss」の正式ローンチ日が決まった。v1.0のフルリリース日はSteam表記で2025年7月17日となる。同スタジオによるゲームの作風はその全てが奇作といって良いだろう。「Anomalies」「Rocket Blasters」「Star Explorers」「Paradox Vector」「Islands of the Caliph」「Aberration Analyst」など連綿たるIPたちの面面を見れば一目瞭然。そんな中でも今回取り上げる最新作「Cyclopean: The Great Abyss」は特段本格的なクトゥルフ系ホラータイトルと言っていいはずだ。例の漏れずかなりの『個性派』である。

伝統的ローグライクに良く見受けられる2D見下ろし画面とウルティマ風一人称視点の3Dダンジョン画面を切り替えながら進むゲームは総じて特徴的な単色レトロスタイルで描かれていてガチ”イッテル系”である。ゲームの舞台・この個性的な世界を「グレート・アビス」と言う。そのSteamページでは登場する多数のアイテムと武器に基づく戦術性の高さ・多様さがアピールされている。一言で言えばオールドスクールのCRPGの発展形と言っていいだろう。その流れで言えばウルティマを独自の解釈で発展させた,,,そんなゲームである。またv1.0の新要素としてパーマデスローグライクモードが導入されるとのことでハードコアなゲーマの期待に応えるタイトルになる雰囲気もある。

ゲームは単に戦うだけではなくステルスプレイやダイアログ対話などの要素もあり単なるウルティマコピーではない。多くの特徴点を持つがゆえそのゲームプレイは純粋に楽しそうに思える。だが残念ながらv1.0リリースに至っても日本語ローカリゼーションが望めなさそうなところが我々邦語ユーザにとっての唯一のウィークポイント。現時点でゲーム内表記は英語のみの対応となっているのだ。そのため邦語搭載が期待されるところだが恐らくそれは言語環境ごとのセールス実績次第だろう。率直なところゲームデザイン全体が個性的すぎて邦語環境ゲーマが熱心には買い求めにくいタイトルだとも思う。その意において邦語実装はいささか空想的・夢想的すぎるとも感じるところである。実に勿体ない…

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